ウイスキー初心者必見!飲みやすい&ハイボールに合う銘柄を紹介
ウイスキー初心者にも愛されるハイボールは、爽快な飲み心地が魅力。ウイスキーの種類や割り材を変えれば、多彩なフレーバーを満喫できるのも人気の理由です。今回は、初心者にも飲みやすくて、ウイスキーハイボールによく合うおすすめ銘柄を紹介します。
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万人に人気のハイボールで飲みたいおすすめウイスキー銘柄を紹介します。
飲みやすいウイスキーが「飲みやすい」のはなぜ?
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初心者でも「飲みやすい」と感じるウイスキーのポイントを確認します。
アルコール度数が低めでクセが少ない
蒸溜酒であるウイスキーは、もともとアルコール度数の高いお酒で、40%程度から銘柄によっては60%を超えるものまであります。
一般的に、アルコールの刺激が強いと「飲みにくい」と感じやすいため、ビギナーはウイスキーのなかではアルコール度数が低めの40%程度のウイスキーから始めるのが、おいしくたのしむコツです。
また、ウイスキー特有のスモーキーフレーバーも、飲み慣れていない人には敬遠されがちです。初心者が入門編として最初に飲むなら、クセが少なくて甘い風味のあるウイスキーを選ぶことをおすすめします。
シングルモルトよりブレンデッドウイスキー
個性がさまざまなシングルモルトウイスキーは、銘柄ごとに個性の違いをたのしめるのが魅力ですが、人によって好みが分かれます。
その点、複数種類の原酒をブレンドしてバランスよく調整されているブレンデッドウイスキーは、穏やかな香味で飲みやすく、万人受けする味わいのものが主流です。とくに、お手ごろ価格のブレンデッドウイスキーは、ウイスキー初心者にうってつけのウイスキーといえます。
初心者にも飲みやすい! ウイスキーの飲み方
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ウイスキー初心者でも親しみやすいウイスキーの飲み方を紹介します。
初心者にも人気のハイボール
ウイスキーを飲み慣れていない人にも人気の飲み方のひとつがハイボールです。ハイボールはカクテルの一種で、ソーダ(炭酸水)で割ることから、「ウイスキーソーダ」や「ウイスキーのソーダ割り」とも呼ばれます。
ハイボールは、氷をいっぱいに入れたグラスにウイスキーを注いでよく混ぜ、ソーダを氷に当てないように静かに注ぎ入れて、最後にマドラーなどで縦に1回混ぜる、という手順で作るのが基本です。ウイスキーとソーダは1:3または1:4を目安に、好みの濃度に調整します。
ハイボールはアレンジがしやすく、カットしたレモンやライム、オレンジを加えたり、ソーダをジンジャーエールやコーラに変えたりして、多彩なバリエーションをたのしめるのも魅力です。
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ウイスキーベースのカクテルもおすすめ
ウイスキーベースのスタンダードカクテルのなかにも、初心者でも飲みやすいと感じる種類があります。
すっきりとした味わいを求めるなら、さわやかな「ミントジュレップ」がぴったり。グラスに砂糖、水、ミントの葉を入れ、ミントを軽く潰すようにしながら香りを出し、砂糖が溶けたらクラッシュドアイスをたっぷり入れて、バーボンウイスキーを注いでよく混ぜれば完成です。
甘めのカクテルを好む人には、ウイスキーを牛乳で割って砂糖を加える「カウボーイ」や、アイリッシュウイスキーをホットコーヒーで割り、生クリーム(ホイップクリーム)を乗せる「アイリッシュコーヒー」がおすすめ。食後のデザートにも最適です。
甘く濃厚な味わいの「ゴッドファーザー」も、試してほしいカクテルのひとつ。氷を入れたグラスにスコッチウイスキーを注ぎ、アマレットを加えて作ります。ウイスキー初心者にとってはワンランク上の飲み方になりますが、映画のような世界観を満喫できます。
ハイボールにもおすすめ! 世界5大ウイスキーの銘柄
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初心者にもおすすめの、ハイボールによく合うウイスキー銘柄を見ていきます。
スコッチウイスキーならブレンデッドウイスキーやスペイサイドモルト
スコッチウイスキーのなかでも、バランスよく調整されたブレンデッドウイスキーや、華やかでフルーティーなスペイサイド産のシングルモルトウイスキーは、初心者にも飲みやすい味わいです。
ブレンデッドウイスキーは飲みやすさを重視したウイスキーなので、基本的にはどの銘柄を選んでも、飲みやすいハイボールを作れます。そのなかでもとくに初心者におすすめなのは、軽い口当たりの「カティサーク オリジナル」や、なめらかな風味の「バランタイン ファイネスト」。価格も手ごろです。
スペイサイド産のシングルモルトウイスキーは、一般的にストレートやロックなどいろいろな飲み方でたのしめますが、初心者にもおすすめできて、ハイボールにぴったりの銘柄といえば「グレングラント アルボラリス」がイチオシです。シェリー樽由来のフルーティーな味わいと、バーボン樽由来のバニラの風味が調和した味わいがたのしめます。
飲み慣れてきたら、ちょっと贅沢に「ザ・マッカラン12年」のハイボールも試してみてください。華やかな味わいに魅了されますよ。
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雑味が少なく飲みやすいアイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーは、クラフトウイスキーブームにより、近年再び人気が高まっています。全般的に雑味が少なく軽やかな酒質で、フルーティーさもあり、ウイスキーを飲み慣れていない人でも飲みやすいマイルドな味わいです。
ハイボールにおすすめの銘柄は、ノンピートの「ジェムソン」や「タラモアデュー」。どちらもクセがなくスムースな味わいで、ハイボールにするとさらに飲みやすくなります。食事に合わせやすいのも魅力です。
アメリカンウイスキーなら甘い香りのバーボン
アメリカのケンタッキー州で造られているバーボンウイスキーは、原料のトウモロコシと、内側を焦がしたアメリカンオークの新樽由来の、華やかな香りやバニラのような甘い香りが特長です。
数あるバーボンウイスキーのなかでも、バニラと甘く華やかな香りを持つ「ジムビーム」や、バニラのような甘味とまろやかな味わいが魅力の「メーカーズマーク」、バニラ香るバランスのとれたスマートな味わいの「アーリー・タイムズ ゴールド」は、とくに初心者におすすめ。ハイボールやコーラ割りによく合い、価格が手ごろなのもポイントです。
番外編で、バーボンウイスキーとシングルモルトウイスキーをブレンドした「TINCUP(ティンカップ)」もハイボールにぴったり。アウトドアに最適なアメリカンウイスキーも、ぜひ試してみてください。
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カナディアンウイスキーは全体的に華やかで飲みやすい
カナダ産のカナディアンウイスキーは、華やかでスムースな飲み口が特長です。クセが少ないので、ハイボールをはじめカクテルベースとしても重宝されています。
甘い香りですっきりとした味わいの「カナディアンクラブ」や、軽快でスムースな口当たりと、まろやかですっきりした味わいをたのしめる「カナディアンミスト」は、入手しやすくハイボールにもぴったり。ソーダ以外で割るのもおすすめです。
バランスがよく食事に合う日本のウイスキー
バランスのよい味わいで、和食を中心にどんな料理にも合わせやすいのが日本のウイスキーです。
甘い香りと厚みのあるコク、ドライなあとくちが特長の「サントリーウイスキー角瓶」や、やわらかな香りとまろやかな味わいの「ブラックニッカ クリア」など、ロングセラー商品の人気は根強く、ハイボールや水割りなど幅広い飲み方で親しまれています。もちろん、初心者にもおすすめなので、ぜひ2つの定番商品を飲み比べてみてください。
ブレンデッドウイスキーをはじめ、クセが少なくバランスのよい味わいのウイスキーで作るハイボールは、初心者でも比較的飲みやすいのが魅力です。機会があれば、今回紹介した飲みやすい銘柄で作ったハイボールを味わってみてくださいね。