【オールドファッションド】ウイスキーベースのカクテルの魅力を紹介!
オールドファッションドは、「古風な」という名のとおり古典的なカクテル。バーボンなどアメリカンウイスキーをベースとしたカクテルで、自分好みにアレンジしてたのしめます。今回はオールドファッションドのたのしみ方やレシピを紹介します。
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「オールドファッションド」は古典的なウイスキーカクテル
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「オールドファッションド」は文字通り「古風な」カクテル
「オールドファッションド」は、バーボンウイスキーやライウイスキーなど、アメリカンウイスキーをベースとしたカクテルの代表格。
日本語だと「オールドファッション」と「ド」をつけずに表記される場合もありますが、英語だと「Old Fashioned(古風な)」なので、「オールドファッションド」と表記したほうが正確です。
文字通りの古典的なカクテルで、もっとも早くに発明されたウイスキーカクテルのひとつとも言われています。
「オールドファッションド」と競馬の深い関係とは?
「オールドファッションド」の由来には諸説ありますが、よく知られているのが、19世紀半ばにバーボンの聖地・ケンタッキーで生まれたとの説。競馬場のバーテンダーが、ウイスキーにシロップを入れて水やお湯で割った古風なドリンク「トディ」を参考に作ったことから、「オールドファッションド」と名づけたられたのだとか。
競馬と縁の深いカクテルとしては、ケンタッキーダービーの公式ドリンクとして知られる「ミントジュレップ」があります。どちらも競馬のお供として親しまれているこれらのカクテルは、兄弟のような存在と言えるかもしれませんね。
「オールドファッションド」のおいしい作り方
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「オールドファッションド」はシンプルなカクテル
「オールドファッションド」の作り方はいたってシンプル。用意するのは、バーボンなどアメリカンウイスキーと角砂糖、アロマティックビターズ(苦味を特徴とする香草系のリキュール)、レモンやオレンジ、チェリーなどお好みのフルーツです。
【オールドファッションドの基本レシピ】
(1)グラスに角砂糖を1個落とし、アロマティックビターズを1滴たらします。
(2)グラスに氷を加えて、バーボンウイスキー45ミリリットルを注ぎます。
(3)最後に、お好みのフルーツを添えればできあがり!
(4)マドラーで角砂糖を崩して、甘さを調節しながらいただきます。
「オールドファッションド」は自分好みのアレンジをたのしもう!
「オールドファッションド」のレシピにはバリエーションが多く、氷や角砂糖を入れる順序を変えたり、先にシェイクしてからグラスに注いだりと、さまざまなレシピが紹介されています。
たとえば、バーボンウイスキーの人気銘柄「ワイルドターキー」では、「ワイルドターキー8年」をベースに、アンゴスチュラ・ビターズとシロップを加えて、オレンジの皮を添えたカクテル「オールドファッションドエイト」のレシピを紹介していいます。
さまざまな文献やサイトを参考にしながら、自分なりの「オールドファッションド」を見つけてみるのもたのしいのでは?
ワイルドターキー公式サイト:カクテルレシピ
「オールドファッションド」にまつわるエピソード
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「オールドファッションド」は甘味と苦味のコントラストが魅力
「オールドファッションド」は、バーボンウイスキーや角砂糖の甘味と、アロマティックビターズの苦味、そしてフルーツのフレッシュな味わいが魅力。そのせいか、このカクテルにちなんだエピソードにも、甘味と苦味がミックスされています。
「オールドファッションド」をこよなく愛した人物として知られているのが、“伝説の相場師”として知られるジェシー・リバモア氏。15才の若さで投資を始め、一度は自己破産にまで追い込まれたものの、後に見事な復活を果たしました。
世間には夢(甘味)もあれば挫折(苦味)もあり、どちらをつかむかは努力と運しだい。「オールドファッションド」は、そんな想いを抱えながらたのしむにはもってこいのカクテルかもしれませんね。
オールドファッションド」は競馬や投資家など、お金にまつわるエピソードが多いカクテル。そのおいしさを味わうのはもちろん、ゲン担ぎのつもりで飲んでみてはいかがでしょうか?