リキュールのおいしい飲み方【ビターズ編】

リキュールのおいしい飲み方【ビターズ編】
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「ビターズ」は、薬草や香辛料を使った、その名のとおりビターな味わいが魅力のリキュールです。よくカクテルの風味づけに利用され、オーソドックスなカクテルのレシピにも登場します。ここでは、カクテル作りに欠かせないビターズの魅力に迫ります。

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ビターズはカクテルの味わいを引き立てる名脇役

ビターズはカクテルの味わいを引き立てる名脇役

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ビターズは、ハーブやスパイス、樹皮など多彩な原料を使った苦味や香りの強いリキュール。「苦味酒」とも呼ばれ、風味をつけるために、数多くのカクテルに使われます。

ビターズでもっともポピュラーな銘柄といえば、アンゴスチュラ社の「アンゴスチュラ アロマティック ビターズ」です。サトウキビを原料としたスピリッツ「ラム」をベースに、植物のリンドウから抽出した成分をはじめ、多くの薬草や香辛料が配合されています。この銘柄は19世紀前半に誕生した“ビターズの元祖”。もともとは、ドイツ人の軍医シガートがベネズエラの町アンゴスチュラで、兵士の胃の不調を治すために考案した薬酒だったそうです。
シガート家が設立したアンゴスチュラ社は、その後トリニダード・トバゴに拠点を移しましたが、現在も創業の地「アンゴスチュラ」を冠した社名と製品で世界中に知られています。

もうひとつ、よく知られる銘柄がドイツの老舗リキュールメーカー、アントン・リーマーシュミット社が製造する「オレンジビター」。原材料はオレンジなど柑橘類の果皮が中心なので、強い柑橘系の風味をたのしめます。

いずれもカクテルの名脇役として、バーでは欠かせない存在。使われる分量は、仕上げにほんの数滴という程度ですが、それでも驚くほど味に深みが生まれ、ほどよく風味を引きしめてくれます。

ビターズが欠かせないおなじみのカクテル2選

ビターズが欠かせないおなじみのカクテル2選

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ビターズを使ったカクテルで、まず思い浮かぶのは伝統的なウイスキーカクテル。そのうち、広く知られている2つを紹介します。

【オールド・ファッションド】

19世紀半ば、アメリカのケンタッキーで生まれたというカクテル。角砂糖の甘味と、ビターズの苦味が絶妙にマッチし、味のアクセントになっています。

作り方は、角砂糖1個とアンゴスチュラビターズ数滴を入れたロックグラスに、氷を加え、ウイスキー45ミリリットルを注ぎます。仕上げにくし形にカットしたオレンジやチェリーを飾るのが定番。レモンピールをあしらえば、さわやかな香りをたのしめます。

【マンハッタン】

“カクテルの女王”と称えられるこのカクテルは、19世紀後半に誕生し、マリリン・モンローが主演を務めた映画『お熱いのがお好き』に登場したことでも有名です。
ビターズの苦味が、スイートベルモットのやさしい甘味をほどよく引きしめます。

作り方は、ウイスキーとスイートベルモットを3対1の割合でミキシンググラスに注ぎ、軽くかき混ぜて、アンゴスチュラビターズを数滴加えます。カクテルグラスに移し、チェリーを飾ればできあがりです。

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