神奈川に行って飲んでみたい! おすすめのビール【関東編】
神奈川は、日本で初めてビールの醸造所が設立された発祥の地として知られています。現在でも、横浜、横須賀、鎌倉、厚木などを中心に数多くのブルワリーが集まり、その個性的な味を競い合う「クラフトビール激戦区」となっているエリアです。
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「サンクトガーレン」は、日本における地ビール解禁前からクラフトビール造りを手掛けてきたブルワリーです。醸造を開始した当初は、国内における小規模なビール醸造は認められていなかったため、わざわざサンフランシスコに醸造所を設けて、そこで造ったビールを輸入する形で販売していました。そうした取り組みが、アメリカの大手ニュース番組で取り上げられたことから、日本国内におけるクラフトビール(地ビール)解禁への動きにつながったともいわれています。
現在は、厚木市に自前のブルワリーを構え、日々新たなクラフトビール造りに邁進する日々。まさに、日本のクラフトビールのパイオニアとして業界をリードする存在です。
神奈川のビール【サンクトガーレン】 日本のクラフトビールのパイオニア
正統派ピルスナースタイルで人気の【横浜ベイブルーイング】
「横浜ベイブルーイング」がめざすのは、世界一のピルスナー造り。ピルスナーとは下面発酵によって造られるラガービールの一種で、「ラガーといえばピルスナー」といわれるほど一般的なスタイルです。
「横浜ベイブルーイング」では、本格的なピルスナー造りを学ぶために本場・チェコのピルゼン市に赴き、現地の伝説的なブルワーに師事して伝統的なビール造りを習得。そうして誕生した「ベイピルスナー」は、チェコ最大のビール審査会「GOLD BREWERS SEAL2014」でみごとに優勝。「横浜ベイブルーイング」を代表するビールとなっています。
神奈川のビール【横浜ベイブルーイング】 世界一のピルスナーを追い求めて
経験豊富なイギリス人ブルワーが造るビール【TDM 1874 BREWERY】
「TDM 1874 BREWERY」は、明治7年(1874年)創業の老舗の酒販店「坂口屋」がプロデュースするクラフトビールです。2017年1月に醸造をスタートし、地元の人を中心に数多くの人が集まる人気のスポットとなっています。
その特徴は、醸造責任者としてイギリス人ブルワーを招聘したこと。イギリスと日本の両国で豊富なビール造りの経験をもつベテランブルワーによって作られるのは、香り、甘味、苦味、旨味、酸味、アルコールなどの要素がバランスよく調和したクラフトビール。何杯でも飲み続けることができて、飲みやすくて飽きがこないと評判です。
神奈川のビール【TDM 1874 BREWERY】 老舗の酒屋さんが造るクラフトビール
地元ファーストのクラフトビール造り【横須賀ビール】
「横須賀ビール」は、横須賀市の繁華街「どぶ板通り」に、2017年2月にオープンしたブルワリーです。建物の1階に、クラフトビールの醸造設備とビアスタンドがあり、2階に併設されたレストランでは、地元・三浦半島でとれる豊富な食材を使った料理もたのしめます。
「横須賀ビール」を運営する「たのし屋本舗」は、横須賀市を中心に神奈川県内で飲食店チェーンを経営している会社。その創業20周年を記念して誕生したのが「横須賀ビール」で、“YOKOSUKA PRIDE”というキャッチフレーズを掲げて、地元の人々を笑顔にするビール造りに取り組んでいます。
神奈川のビール【横須賀ビール】 地元の人々を笑顔にするクラフトビール
歴史と伝統の街で造る酵母が生きたクラフトビール【鎌倉ビール】
「鎌倉ビール」は、ビールが苦手という人でも飲みやすく、クセのない味わいが特徴の香り豊かなクラフトビール。1997年2月に設立された鎌倉市唯一のブルワリー「名越坂ブルワリーハウス」で醸造されています。
その独特の味わいは、原料となる素材を徹底的に厳選することで生み出されたものです。とくに、ビール造りに欠かせない「酵母」は、酵母専門のメーカーが徹底した管理のもとで培養したものを、厳選して使用。熱処理やろ過をいっさい行わない「酵母が生きたまま」の新鮮なクラフトビールを提供しています。
神奈川のビール【鎌倉ビール】 鎌倉生まれ、鎌倉育ちのクラフトビール