「鎌倉ビール」 鎌倉生まれ、鎌倉育ちのクラフトビール【神奈川のビール】
「鎌倉ビール」は、古きよき伝統と豊かな自然に恵まれた鎌倉の地にふさわしい、奥深い味わいが特徴のクラフトビールです。今回は、そんな“鎌倉生まれ、鎌倉育ち”の「鎌倉ビール」について紹介します。
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「鎌倉ビール」を醸造する鎌倉市で唯一のブルワリー
出典:鎌倉ビールサイト
「鎌倉ビール」を造るのは、鎌倉という町に根づいた「鎌倉ならではのクラフトビール造り」を目的に、1997年2月に設立されたブルワリー、鎌倉ビール醸造です。
同社が1998年7月に発売を開始した「鎌倉ビール」は、大手メーカーのビールとは異なる個性的な味わいで、たちまち人気となりました。その後、「鎌倉ビール」以外にも「葉山ビール」や「江の島ビール」「横須賀ビール」など、近隣地域にちなんだクラフトビールを開発するほか、サイダーなどの飲料水や、カマンベールチーズなどの食品も手がけるなど、幅広い事業を展開しています。
「鎌倉ビール」の醸造は、本社に隣接する「名越坂ブルワリーハウス」で行われており、施設内の売店では、できたての「鎌倉ビール」を購入できます。
鎌倉市内では唯一となるこのブルワリーは、鎌倉から逗子に抜ける名越トンネルの手前にあります。トンネルの上を通るのは、かつて鎌倉と三浦をつないだ古道「名越切通し」。こうした歴史と自然に恵まれたロケーションのもと、日々、新鮮なクラフトビールが造られています。
「鎌倉ビール」の酵母が生きた新鮮な味わい
出典:鎌倉ビールサイト
「鎌倉ビール」の独特の味わいは、原料となる素材を徹底的に厳選することで生み出されたもの。味の決め手となる「麦芽(モルト)」は世界中から品質のよい産地のものを選んで、成分表とともに取り寄せ、数値をチェックしています。
さらに、ビール造りに欠かせない「酵母」は、酵母専門のメーカーが徹底した管理のもとで培養した酵母を、厳選して使用するというこだわりようです。
大手ビールメーカーでは、長期の保存を可能にするため、発酵に使った酵母は完全にろ過し、殺菌するのが一般的です。その点、地ビールである「鎌倉ビール」は、地元で新鮮なうちに飲まれることが多いため、酵母を生きたたまの状態で瓶詰めしています。この生きた酵母が、鎌倉ビールならではのフルーティで豊かな香りを生み出しているのです。
このように随所にビール造りへのこだわりが感じられる「鎌倉ビール」ですが、名越坂ブルワリーハウスで造られるビールの量は、1回で1.5キロリットル程度。大手メーカーと比べるとほんの少しの量でしかありません。
だからこそ、1本ごとにビールを大切に「育てる」という想いで、妥協のないビール造りが行われているのです。
「鎌倉ビール」のおすすめビールを紹介
出典:鎌倉ビールサイト
「鎌倉ビール」は、ビールが苦手という人でも飲みやすく、クセのない味わいが特徴の香り豊かなクラフトビールです。今回は、その代表的なビールを紹介します。
【鎌倉ビール 月(アルト)】
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