「ビールカクテル(ビアカクテル)」おすすめレシピ12選!定番から甘いカクテルまで作り方を一挙紹介
ビールカクテルとは、ビールをベースにジュースやリキュールなどを加えて作るカクテルのことで、「ビアカクテル」とも呼ばれます。苦味を和らげたり甘味をプラスしたりできるので、ビールが苦手な人でもたのしめます。今回は、おすすめビールカクテルのレシピを紹介します。
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ビールカクテルの魅力は、ビール独特の苦さを和らげたり、甘味を加えたりできること。アルコール度数を調整しやすいことも魅力のひとつといえるでしょう。
材料別!ビールカクテルの種類とアルコール度数一覧
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ビールカクテルは、おもにビールをベースにジュースで割って作るものと、ビールにリキュールやワインなどアルコール類を加えて作るものに分けられます。どちらも材料のジュースやお酒とビアグラスがあれば、自宅でもかんたんに作れます。
ジュースで割ったビールカクテルは、ビールよりもアルコール度数が低く仕上がります。一方、お酒を加えて作るビールカクテルは、仕上がりのアルコール度数がビールよりも高くなる傾向があります。お酒を飲み慣れていない人や、アルコールに強くない人は、ジュースで作るビールカクテルから初めてみてはいかがでしょう。
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この記事で紹介するカクテル名とおもな材料、定番レシピで作った場合のアルコール度数を一覧にまとめてみました。
※ビールのアルコール度数は5%で計算。
【アルコール度数低め! ジュースで作るビールカクテル】
◇ディーゼル|ビール×コーラ:アルコール度数約2.5%
◇シャンディガフ|ビール×ジンジャーエール:アルコール度数約2.5%
◇レッドアイ|ビール×トマトジュース:アルコール度数約2.5
◇グレープフルーツビア|ビール×グレープフルーツジュース:アルコール度数約3.3%
◇ダブルカルチャード|ビール×カルピス®:アルコール度数約4.2〜4.3%
◇パナシェ|ビール×炭酸飲料:アルコール度数約2.5%
【アルコール度数やや高め!:リキュールやワインを加えて作るビールカクテル】
◇ビアスプリッツァー|ビール×ワイン:アルコール度数約9%
◇カンパリビア|ビール×カンパリ:アルコール度数約10%
◇ドッグズノーズ|ビール×ドライジン:アルコール度数10%程度
ビールとジュースで作る定番ビールカクテル3選
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ビールとジュースで作る、定番のビールカクテルの作り方を紹介します。
ディーゼル|ビール×コーラ
「ディーゼル」は、ビールとコーラを1:1の割合で混ぜて作るアメリカやドイツで人気のビールカクテル。コカ•コーラで作った場合は「コークビア」と呼ぶこともあります。
※「コカ・コーラ」「コーク」はThe Coca‑Cola Companyの登録商標です
<材料>
◇ビール…全体の1/2程度
◇コーラ…全体の1/2程度
<作り方>
ビールとコーラ、そしてグラスは、あらかじめ冷蔵庫で冷やしておきます。材料がそろったら、グラスに同量ずつ合わせるだけ。基本は1:1ですが、好みで調節してみましょう。
甘さが気になる場合は、レモン果汁などで酸味を加えてみてください。
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シャンディガフ|ビール×ジンジャーエール
「シャンディガフ」はビールとジンジャーエールを合わせて作るビールカクテル。ジンジャーエール独特の刺激的な辛味と甘さがビールの苦味と好相性で、さわやかな味わいに仕上がります。
<材料>
◇ビール…全体の1/2程度
◇ジンジャーエール…全体の1/2程度
<作り方>
冷やしたグラスにジンジャーエールを注ぎ、ビールをそっと満たします。
ジンジャーエールには甘口、辛口と種類があるので、好みに応じてチョイスしましょう。ショウガの風味をしっかりと味わうためには、クセが少なくのどごしがよいピルスナーがおすすめです。
なお、ジンジャーエールの代わりにジンジャーワインやジンジャーリキュールを使うと、「ストーンヘッド」というカクテルになります。
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レッドアイ|ビール×トマトジュース
「レッドアイ」は、ビールとトマトジュースを1:1で割ったカクテル。トマトの酸味でビールの苦味が抑えられ、マイルドな味わいに仕上がります。
名前の由来には諸説ありますが、「飲みすぎた翌朝、二日酔いで目を赤くした人が好んで飲むカクテル」という説が有力です。
<材料>
◇ビール…全体の1/2程度
◇コーラ…全体の1/2程度
<作り方>
冷やしたグラスにトマトジュースをグラスに半分注ぎ、ビールを足して軽く混ぜます。
トマトジュースは無塩や有塩のものなど種類も豊富。いろいろ試して自分好みのレッドアイを作ってみましょう。
ビールとお酒で作るビールカクテル3選
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ビールにスピリッツやリキュール、ワインなどのアルコール類を合わせた定番カクテルと、そのレシピを紹介します。ビールより強いお酒を合わせるため、アルコール度数は比較的高めになります。
ビアスプリッツァー|ビール×白ワイン、またはビール×赤ワイン
白ワインをソーダで割ったカクテルを「スプリッツァー」といいますが、ソーダの代わりにビールを使うと「ビアスプリッツァー」というビールカクテルに。ビールの苦味と白ワインのさわやかな酸味が絶妙にマッチします。ピルスナーとドライな白ワインの組み合わせがおすすめですが、フルーツビールとも相性抜群。
白ワインの代わりに赤ワインでビールを割ったカクテルは「ビアスプリッツァールージュ」の名で知られていますが、単に「ビアスプリッツァー」と呼ばれることもあります。ビールの苦味と赤ワインの果実味が心地よくマッチするので、こちらもぜひ試してみてください。
<材料>
◇ビール…全体の1/2程度
◇ワイン(白または赤)…全体の1/2程度
<作り方>
ビールはもちろん、白ワインも赤ワインもよく冷やして使用します。ワイングラスにお好みのワインを注ぎ、ビールを加えるだけと作り方はシンプル。
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カンパリビア|ビール×カンパリ
「カンパリビア」は、ビターオレンジの果皮やコリアンダー、シナモンなど30種類以上のハーブやスパイスを使ったイタリア生まれのリキュール「カンパリ」とビールを合わせたカクテル。カンパリ独特の苦味と甘味が、ビールのほろ苦さとよく合います。
<材料>
◇ビール…適量
◇カンパリ…30ml
<作り方>
グラスに「カンパリ」を30mlほど注ぎ入れ、ビールを加えて軽く混ぜます。
ちなみに、カンパリのアルコール度数は25%とやや高め。お酒を飲み慣れていない人には、「カンパリ」と同量のグレープフルーツジュースを加えて「ビアモーニ」というカクテルもおすすめです。
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ドッグズノーズ|ビール×ドライジン
「ドッグズノーズ」は、ビールとドライジンで作る辛口カクテル。独特な名前は、「飼い犬にビールを飲ませようとしたものの反応がなく、ジンを混ぜて出したところ、鼻を離さなくなったという」逸話に由来しているといわれています。ビールの苦味とドライジンのスッキリとした風味、ドライな後味が魅力です。
<材料>
◇ビール…適量
◇ドライジン…45ml
<作り方>
グラスにドライジンを入れ、ビールを加えて軽くかき混ぜます。
ジンは世界四大スピリッツ(ジン・ラム・ウォッカ・テキーラ)のひとつで、37〜55度程度とアルコール度数は高め。強いお酒が好きな人におすすめです。
甘くて飲みやすいビールカクテル3選
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最後に、身近なジュース類で割った甘くて飲みやすいビールカクテルをいくつか紹介します。
グレープフルーツビア|ビール×グレープフルーツジュース
その名のとおり、ビールをグレープフルーツジュースで割ったカクテル。ビールの苦味にグレープフルーツの酸味が加わり、フルーティーで飲みやすいカクテルに仕上がります。
<材料>
◇ビール…全体の2/3程度
◇グレープフルーツジュース…全体の1/3程度
<作り方>
よく冷やしたグラスに総量の1/3程度のグレープフルーツジュースを注ぎ、ビールを加えて軽く混ぜます。
グレープフルーツジュースの代わりにグレープフルーツ果汁を搾り入れると、おいしさが際立ちます。
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ダブルカルチャード(カルピスビア)|ビール×カルピス®
国民的乳酸菌飲料「カルピス®」でビールを割ると、「ダブルカルチャード」というカクテルになります。カルチャードとは発酵を意味する言葉。ビールと「カルピス®」、2つの発酵飲料を合わせたカクテルということで、この名がつけられました。
※「カルピス」はアサヒ飲料(株)の登録商標です。
<材料>
◇ビール
◇「カルピス®」(希釈用)
※ビールと「カルピス」の割合は5〜6:1程度
<作り方>
よく冷やしたグラスに希釈用の「カルピス®」を入れ、ビールを注いで軽く混ぜます。ビールと「カルピス®」の割合はお好みで調整してください。
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パナシェ|ビール×炭酸飲料、レモンなどの柑橘系果汁でさらにおいしく
「パナシェ(panache)」はフランス語で「混ぜた」の意味。サイダーやレモンソーダなどの炭酸飲料を加えて手軽に作れるビールカクテルを指します。
炭酸飲料の種類はお好みで。レモン果汁で酸味を加えたり、ハチミツを足して甘味をプラスすると、自分好みの味わいに仕上げられます。
<材料>
◇ビール…全体の1/2程度
◇レモネード…全体の1/2程度
<作り方>
冷やしたグラスにレモネードなどの炭酸飲料を注ぎ、ビールで満たして混ぜればできあがり。さまざまな割り材で試して、自分好みの「パナシェ」レシピを探してみてください。
単体でもおいしいビールですが、ジュースやリキュール、ワインなどと合わせたカクテルも種類が豊富で人気です。余ったビールやワイン、冷蔵庫にあるジュースでかんたんに作れるので、いろいろ飲み比べて、お気に入りのビールカクテルをみつけてください。