「カルピス®」をお酒に使えばアレンジ自在! 「カルピス」でカクテルをたのしむ

「カルピス®」をお酒に使えばアレンジ自在! 「カルピス」でカクテルをたのしむ
出典 : Rimma Bondarenko/ Shutterstock.com

「カルピス」は水や炭酸水などはもちろん、お酒との相性も抜群。甘ずっぱくさわやかな味わいが魅力の「カルピス」を、ビールやウイスキー、日本酒、焼酎などと合わせることで、おいしいカクテルが手軽に完成します。今回は、「カルピス」を主役にした自宅で簡単に作れるカクテルレシピを紹介します。

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「カルピス」でつくるアルコールレシピとは?

出典:Facebookページ「カルピス“水玉通信”」

さわやかな酸味が魅力の「カルピス」は、お酒との相性も抜群。カクテルのような味わいをご自宅で楽しめます。

■カルピスとは?

口いっぱいに甘さとコクが広がる「カルピス」は、乳酸菌と酵母、発酵が生み出した乳酸菌飲料。アサヒ飲料株式会社の登録商標です。「カルピス」という名前は、「カルシウム」とサンスクリット語で最上の味を意味する「サルピス」の2つの言葉を組み合わせて、今から100年以上前に誕生しました。

日本初の乳酸菌飲料として生まれた「カルピス」。生みの親である三島海雲氏は、以下の4つを本質に掲げていたといいます。

◇おいしいこと
◇滋養になること
◇安心感のあること
◇経済的であること


海雲氏が大切にしたこれらの本質は、誕生から100年以上経った現代でもなお守り続けられています。「カルピス」が国民的飲料として愛されている理由のひとつといえそうです。

1919年「カルピス」は水などで希釈して飲む飲料として発売されました。そのまま飲める飲料としては、1973年に「カルピスソーダ」が登場しましたが、一般家庭ではやはり薄めて味わう希釈タイプが主流でした。ところが、1991年「カルピスウォーター」が発売されると、その飲みやすさと希釈タイプとは一味違ったおいしさで人気に火がつき、大ヒット商品に。その後もさまざまな派生商品が誕生するなか、「カルピス」をウォッカで割った「カルピスサワー」が登場。「カルピス」を使ったカクテルの魅力が広く浸透しました。

※「カルピス」、「CALPIS」はアサヒ飲料(株)の登録商標です。

「カルピス」公式サイト

「カルピス」を使ったサワー「カルピスサワー」が人気の理由

「カルピス」の甘ずっぱいおいしさとほどよいアルコール感が魅力の「カルピスサワー」は、1994年の発売以来幅広い世代に愛され続けているロングセラーブランドです。「お酒は苦手だけどカルピスサワーなら飲める」「はじめて飲んだお酒がカルピスサワーだった」という人も多いのではないでしょうか。
甘ずっぱい味わいの「カルピス」をウォッカで仕上げた「カルピスサワー」は、居酒屋でも定番メニュー。消費者の健康志向が強まる近年では、アルコール度数の低い商品の売上が拡大しています。アルコール度数3%の「カルピスサワー」は、まさにその需要にぴったりのお酒として変わらぬ注目を集めているのです。

◇「カルピスサワー」

カルピスサワー

出典:アサヒビール公式サイト

甘ずっぱい味わいの「カルピス」をウォッカベースでさわやかに仕上げた、スイート系の缶チューハイ。アルコール度数3%と軽めなので、お酒ビギナーやアルコールに強くない人も安心してたのしめます。

※「カルピスサワー」「CALPIS SOUR」はアサヒ飲料(株)の登録商標です

発売元:アサヒビール株式会社
公式サイトはこちら

お酒をカルピスでアレンジするという手軽な飲み方

「カルピスサワー」のベースとなっているウォッカはもちろんですが、じつは「カルピス」はウイスキーや焼酎、日本酒、ビールなどさまざまなお酒と抜群の相性を発揮します。

「カルピス」カクテルの人気の秘密のひとつに、お酒と「カルピス」を組み合わせるだけというシンプルさがあります。特別な道具や手に入りにくい材料がなくても十分にたのしめるので、いろいろなお酒と合わせてお気に入りを見つけてみてください。

「カルピス」のビール割り

「カルピス」のビール割り

NaturalBox/ Shutterstock.com

「カルピス」とビール、一見意外な組み合わせですが、じつは相性抜群の組み合わせです。

「カルピス」のビール割りの作り方

「カルピス」をビールで割ったお酒のことを「ダブルカルチャード®」といいます。カルチャード(cultured)とは、「培養」や「養殖」といった意味を表す単語で、酵母発酵のビールと乳酸菌発酵の「カルピス」、2つの発酵した飲料を掛け合わせたカクテルであることから名づけられました。

「ダブルカルチャード」の作り方はいたって簡単。「カルピス」の希釈用を入れたグラスにビールを注ぐだけで完成です。「カルピス」とビールの割合は1:5〜6程度がベストですが、甘さの好みによって調節できます。

作り方のコツは、ビールと「カルピス」、グラスがキンキンに冷えた状態にしておくこと。きめ細かな泡を立たせるため、グラスの3分の2程度までビールを勢いよく注ぎ、泡が落ち着いてきたら残りをゆっくり注いでいきます。「カルピス」の甘味がやわらかく広がり、ほんのりとビールの苦味があとを追うカクテルに仕上がります。

ビールの「カルピス」割りに最適なビールは?

「カルピス」をビールで割った「ダブルカルチャード」は甘めの味が特徴の飲みやすいカクテルですが、その味わいはビールのタイプによって変わってきます。

「ダブルカルチャード」をたのしむのであれば、香りがフルーティーで甘味も感じられるペールエールやヴァイツェンがおすすめです。

※「ダブルカルチャード」はアサヒ飲料㈱の登録商標です。

「カルピス」のハイボール

「カルピス」のハイボール

Evgeny Karandaev/ Shutterstock.com

「カルピス」とウイスキーを組み合わせる、ウイスキーの苦味に「カルピス」の甘ずっぱさが加わったさわやかで優しい味わいに変化します。

「カルピス」のハイボールの作り方

「カルピス」を炭酸で割った「カルピスソーダ」とウイスキーを組み合わせると、あっという間に「カルピス」のハイボールの完成です。ウイスキーと「カルピスソーダ」の比率は1:3〜4程度が標準ですが、お好みで調整してください。

また、「カルピス」の希釈用を使えば、自分好みの濃さでウイスキーの「カルピス」割りがたのしめます。また寒い季節にはホットワインに「カルピス」を混ぜて、ホットカクテルとして飲むのもよいですね。

フルーツの「カルピス」も相性抜群

「カルピス」には定番の「カルピスウォーター」や炭酸で割った「カルピスソーダ」のほか、巨峰などさまざまなフルーツの「カルピス」があります。これらをウイスキーの割り材にしてたのしむことも可能です。

完熟巨峰果汁を加えた「『カルピス』完熟巨峰」を使えば、芳醇な巨峰の香りが楽しめるカクテルに。

日本酒と「カルピス」のアレンジ

日本酒と「カルピス」のアレンジ

Chiristsumo / Shutterstock.com

「カルピス」と日本酒を組み合わせれば、飲みやすさ抜群のカクテルの完成です。

日本酒と「カルピス」のアレンジメニューの作り方

日本酒をベースにしたカクテルは、普段日本酒を飲み慣れていない初心者でも気軽に飲むことができます。日本酒を使ったカクテルにはさまざまな種類がありますが、じつは「カルピス」と組み合わせると日本酒の味わいのあとから「カルピス」の甘味が感じられる、飲みやすさ抜群のカクテルになります。

用意するものは日本酒と「カルピス」の希釈用、そして氷がたっぷり入ったグラスのみです。日本酒の銘柄は問いませんが、「カルピス」の甘さとぶつからないようスッキリとした飲み口のものを選ぶとよいでしょう。日本酒と「カルピス」を8:2の割合で加え、静かにステアすれば完成です。

国際利酒師もすすめるこのカクテル、「日本酒を何かで割るなんて邪道だ」と考える人も一度味わってみてください。

焼酎の「カルピス」割り

焼酎のカルピス割り

masa44/ Shutterstock.com

甘ずっぱい「カルピス」は焼酎ともよく合います。

焼酎の「カルピス」割りの作り方

焼酎を「カルピス」で割れば、いつもよりカジュアルにたのしめます。クセの少ない焼酎を選べばお酒初心者にもぴったりのカクテルになります。

用意するものは、氷とグラス、「カルピス」と炭酸水、そして好みの焼酎です。焼酎と「カルピス」の割合は2:1程度がおすすめ。甘いカクテルが好きな人は、適宜調整してください。焼酎と「カルピス」の希釈用をグラスに入れたら、氷と炭酸水を加えてステアするだけと作り方も簡単です。
炭酸水のかわりに水を加えて電子レンジであたためれば、寒い季節にぴったりのホットカクテルになります。

「カルピス」のカクテルをさらに一工夫!

「カルピス」のカクテルをさらに一工夫!

Alina Yudina/ Shutterstock.com

プラスひと手間でさらにおいしく!

「カルピス」のハイボールにオレンジの皮をプラスしたり、焼酎の「カルピス」割りに大葉と赤唐辛子を加えたりと、ほんのひと手間プラスするだけで、ワンランク上のカクテルに早変わり。味にも見た目にもこだわりたい人は、いろいろ試してお気に入りのレシピを探してみてください。

「カルピス」は、お酒の割り材にも最適。甘ずっぱいさわやかなカクテルが誰でも簡単に作れます。とはいえ、お酒が入っていることに違いはありません。口あたりのよさから飲み過ぎてしまわないよう注意が必要です。

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