【カシスカクテルのおすすめレシピ12選】カシスリキュールの魅力も紹介!

【カシスカクテルのおすすめレシピ12選】カシスリキュールの魅力も紹介!
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カシスカクテルは、果実系リキュールの代表格カシスリキュールの風味や美しい色合いを満喫できるカクテル。身近な材料と合わせて、気軽に試せるのも大きな魅力です。カシスカクテルの多彩なバリエーションを知って、バーなどで注文するのはもちろん、自宅でも試してみては?

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カシスカクテルのベースとなるカシスリキュールとは?

カシスカクテルのベースとなるカシスリキュールとは?

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カシスカクテルのベースとなるのが、果実系リキュールのなかでも人気の高いカシスリキュール。
その名のとおり、ベリー種のカシスを原料とするリキュールで、フルーティな酸味と甘味、豊かな香り、そして鮮やかな赤紫色も魅力です。
ちなみに、「カシス」はフランス語ですが、英語では「ブラックカラント」。日本では古くから「黒スグリ」や「黒房スグリ」の名で知られています。

カシスリキュールの代表格が、フランスを発祥とする「クレームドカシス」。
ちなみに、「クレームド」とは、糖分が1リットルあたり250グラム以上含まれるリキュールだけが名乗れる名称。EUの品質規定のひとつで、クリームのような濃厚な甘味があることを表しています。

クレームドカシスは現在、さまざまな国のリキュールメーカーが発売していますが、日本でもおなじみなのが、フランスのリキュールメーカー、ルジェ・ラグート社の「ルジェ クレーム ド カシス」。1841年に開発され、カシスリキュールの草分け的存在として、広く世界中で親しまれています。

同じフランス産のリキュールメーカー、サトネイ社の「ドメーヌ・サトネイ クレーム・ド・カシス」も有名で、日本では明治屋が販売しています。
「ドメーヌ」とは、フランス・ブルゴーニュ地方で原料の栽培から製造、瓶詰めまで一貫して行うお酒の醸造所のこと。多くの場合、ブルゴーニュ特産であるワインの醸造所を示します。
サトネイ社は、カシスリキュールでは珍しいドメーヌとして、広大な自社畑でカシスを栽培し、商品を一貫生産。そのギュッと凝縮された果実味や豊かな香りは、カシスリキュールのなかでも別格と称えられています。

定番の柑橘系カシスカクテル

定番の柑橘系カシスカクテル

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カシスカクテルといえば、オレンジジュースと合わせる「カシスオレンジ」がよく知られるように、甘酸っぱい柑橘系ジュースと、フルーティなカシスリキュールは相性バツグン。
そこで、柑橘系ジュースを使ったカシスカクテルをいくつか紹介しましょう。

【カシスオレンジ】

お酒を飲み慣れていない人からも“カシオレ”の愛称で親しまれている、カシスカクテルの代表格。オレンジジュースを加えるだけの手軽さも魅力で、家飲みやホームパーティなどシーンを選ばずにたのしめます。
作り方は、氷を入れたグラスにカシスリキュール45ミリリットルとオレンジジュース適量を注ぎ、軽くかき混ぜるだけとカンタン。

【カシスグレープフルーツ】

グレープフルーツジュースのほろ苦さが味のアクセント。お酒が好きな人にもオススメの大人の味わいです。
作り方は、氷を入れたグラスにカシスリキュール30ミリリットルと、グレープフルーツジュース90ミリリットルを注ぎ、軽くかき混ぜます。

【カシスシークワーサー】

酸味が魅力のシークワーサージュースと、さわやかなソーダを使った爽快感が際立つカクテルです。
作り方は、氷を入れたグラスにシークワーサージュースとソーダ各適量と、カシスリキュール30ミリリットルを注ぎ、軽くかき混ぜれば完成です。

柑橘系ジュースのほか、アップルジュースやマンゴージュースと合わせるカシスカクテルも知られています。いろいろ試して、好みの味を探してはいかがでしょう。

意外な組み合わせのカシスカクテル

意外な組み合わせのカシスカクテル

Africa Studio/ Shutterstock.com

カシスカクテルの大きな魅力が、幅広いドリンクと組み合わせのバリエーションをたのしめるところ。ウーロン茶や牛乳など、どの家の冷蔵庫にもある飲料と組み合わせるだけで、さまざまなカクテルがたのしめます。いずれも簡単に作れるシンプルなカクテルなので、ぜひ試してみてください。

【カシスウーロン】

西洋生まれのカシスリキュールと、中華のイメージが強いウーロン茶は、意外な取り合わせに見えて好相性。ウーロン茶のほのかな苦味が、カシスカクテルの新たな魅力を提案してくれます。
作り方は、氷を入れたグラスに、カシスリキュールとウーロン茶を3対1の割合で注ぎ、軽くかき混ぜればできあがりです。

【カシスミルク】

牛乳のまろやかな風味が、カシスリキュールの酸味を抑えて甘味を引き立てます。作り方はカシスウーロンと同様で、氷を入れたグラスに、カシスリキュールと牛乳を3対1で合わせます。

【ピニャコラーダ】

カシスミルクと同様に、牛乳を使ったカシスカクテル。ココナッツリキュールとパイナップルジュースを加えるため、まろやかでコクのある甘味をたのしめます。
作り方は、牛乳とココナッツリキュール、パイナップルジュース各45ミリリットルと、カシスリキュール10ミリリットルをシェークして、細かく砕いた氷を入れたロングドリンク用の脚つきグラスに注げば完成!

カシスとワインとのマリアージュ「キール」とそのバリエーション

カシスとワインとのマリアージュ「キール」とそのバリエーション

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カシスカクテルのなかでも、とくに人気が高いのがワインベースの「キール」です。世界中で愛され、さまざまなバリエーションが生まれています。

【キール】

キールは1945年、ワイン産地として有名なフランス・ブルゴーニュ地方の中心都市ディジョンで開発されました。
当時のディジョン市長、フェリックス・キール氏が、この地の特産である辛口の白ワイン「アリゴテ」を宣伝するため、同じフランス産のクレームドカシスと組み合わせたカクテルを考案。たびたび公的なパーティでふるまい、食前酒にふさわしいカクテルとして人気を博しました。
作り方は、ワインとカシスリキュールを4対1の割合でグラスに注ぎ、軽くかき混ぜます。十分にワインを冷やしておくのがポイントです。

【キールロワイヤル】

白ワインの代わりに高級スパークリングワインのシャンパンを使ったのが「キールロワイヤル」。
フランス語で「王室の」という意味の「ロワイヤル」が示すとおり、鮮やかな色ときめ細やかな泡が優雅な印象で、パーティにもぴったり。泡が立つ様子をたのしめる背の高いシャンパングラスがオススメです。
作り方はキールと同様で、シャンパンの入手が難しい場合は、スパークリングワインでも代用できます(その場合、正式には「キールロワイヤル」とは呼べませんね)。

【カーディナル】

白ワインの代わりに赤ワインを使ったバリエーションが「カーディナル」。カシスリキュールと赤ワインの色合いが調和した、シックな雰囲気のカクテルで、飲みごたえも十分です。

「パリジャン」「オーロラ」など各種スピリッツとの組み合わせるカシスカクテル

「パリジャン」「オーロラ」など各種スピリッツとの組み合わせるカシスカクテル

Ekaterina_Molchanova/ Shutterstock.com

カシスカクテルのおすすめとして、最後にジンやウォッカといった各種スピリッツ(蒸溜酒)をベースに使うものを3種類紹介しましょう。
スピリッツは、アルコール濃度が高いお酒ですが、フルーティで甘味のあるカシスリキュールと合わせると、ぐんと飲みやすくなります。

【パリジャン】

ジンをベースにしたカクテルの代表格「マティーニ」のアレンジバージョン。フランス語で「パリの」「パリっ子」といった意味を持つその名のとおり、オシャレな雰囲気が魅力です。
作り方は、ドライジンとドライベルモット(フレーバードワイン)、カシスリキュールを2対1対1の割合で入れて軽くかき混ぜ、カクテルグラスに注ぎます。

【オーロラ】

サントリーが開催するカクテル競技会のスピリッツ部門で、1994年に優勝を飾ったウォッカベースのショートカクテル。カシスリキュールとグレナデンシロップが調和した、色合いも鮮やかなカクテルです。
作り方は、ウォッカとカシスリキュール、グレナデンシロップ、グレープフルーツジュース、レモン果汁をシェークして、カクテルグラスに注げば完成です。レシピの割合は、6対2対2対1対1ですが、好みで調整してみましょう。

【カシスショット】

「ショット」といえば、テキーラなど、アルコール度数の高いお酒をショットグラスでたのしむスタイル。このカクテルは、テキーラがベースですが、比較的口当たりがよいのが魅力です。
作り方は、ショットグラスにテキーラ25ミリリットルとソーダ15ミリリットル、カシスリキュール10ミリリットルを注ぎ、軽くかき混ぜればできあがり!

カシスカクテルは、手軽なものから本格派まで幅広く、しかも気軽に作れるものばかりです。好みのドリンクと組み合わせて、ぜひお気に入りの味わいを見つけてください。

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