炭酸なしカクテルの代表格3選!【炭酸が苦手な方へ】
炭酸なしのカクテルは、ショートカクテルやロングカクテルなど、いろいろなタイプがあります。今回は、ウォッカベースの「炭酸なしカクテル」のうち、代表的な3つのカクテルのレシピをご紹介します。
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炭酸なしカクテルの代表格(1)スクリュードライバー
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「スクリュードライバー」ってどんなカクテル?
炭酸なしカクテルの定番「スクリュードライバー」は、ウォッカをオレンジジュースで割るシンプルなカクテルです。
ウォッカは無味無臭なスピリッツなので、オレンジジュースの味を邪魔しません。口当たりがよく、飲みやすいのが特徴ですが、アルコール度数が40度もあるので飲みすぎには要注意。飲む人に合わせて、オレンジジュースを多めにするなどして調整しましょう。
「スクリュードライバー」という名前は「ねじ回し」を意味しています。労働者たちがドライバーを使って、ウォッカとオレンジジュースを混ぜていたのが由来といわれていますが、発祥地にはイランの油田やアメリカのテキサスなど、諸説があります。
「スクリュードライバー」の作り方
「スクリュードライバー」の材料は、ウォッカとオレンジジュース(果汁100%が望ましい)、そして氷。ウォッカ1に対して、オレンジジュース4程度がスタンダードな割合です。
細長いコリンズグラスに氷を入れ、ウォッカ、オレンジジュースを注ぎます。マドラーやバースプーンで軽くステア(混ぜる)すれば、できあがりです。
氷が溶けると水っぽくなるので、氷は大きめのものを用意しましょう。ウォッカは冷凍庫でよく冷やしておくのがポイントです。アルコール度数が高いので冷凍庫でも凍りません。
炭酸なしカクテルの代表格(2)ソルティ・ドッグ
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「ソルティ・ドッグ」ってどんなカクテル?
炭酸なしカクテルのなかでも、絶大な人気を誇るのが「ソルティ・ドッグ」です。ウォッカにグレープフルーツジュースを注いだカクテルで、グラスのふちの塩が特徴的。グレープフルーツのほろ苦さと酸味に、塩味がアクセントになったさわやかな味わいをたのしめます。
発祥は1940年代のイギリスです。「ソルティ・ドッグ」とは、海兵隊のスラングで甲板員のこと。船の甲板で、潮風や波の飛沫を浴びて働く様子から、「しょっぱい野郎」と呼ばれていたのだとか。
塩をまとったグラスのふちは、「ソルティ・ドッグ」の名にふさわしく思えますが、これが一般的になったのは、のちにアメリカに渡ってきてから。もともとは、ドライジンにグレープフルーツジュース、塩をひとつまみ加えて、シェイクしてカクテルグラスに注ぐスタイルでした。
「ソルティ・ドッグ」の作り方
「ソルティ・ドッグ」の材料は、ウォッカ、グレープフルーツジュース(果汁100%がオススメ)、塩、氷です。
まずはグラスのふちに塩をつけましょう。これを「スノースタイル」と呼びます。きれいに塩をつけるため、あらかじめ薄切りのレモンでふちを軽くなでて湿らせます。次にグラスを逆さまにして、器に出した塩に軽く触れると、美しく仕上がります。
スノースタイルにしたタンブラーグラスに、氷を入れ、ウォッカ1に対して、グレープフルーツジュース4程度を注ぎます。割合はお好みで調整してみてください。軽くステアしてできあがり。
ちなみに、グラスに塩をつけないで作ると「ブルドッグ」と呼ばれる別のカクテルになります。
炭酸なしカクテルの代表格(3)ブラッディ・マリー
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「ブラッディ・マリー」ってどんなカクテル?
ウォッカとトマトジュースで作る、炭酸なしカクテル「ブラッディ・マリー(ブラッディ・メアリー)」はとてもポピュラー。調味料などでアレンジもたのしめるカクテルです。
誕生したのは、1934年のニューヨークの高級ホテル、セントレジス・ニューヨーク内の「King Cole Bar」。バーテンダーのフェルナン・プティオ氏が考案したといわれています。
名前の由来は、16世紀中頃のイングランド女王、メアリー1世。彼女はプロテスタント信者300人を処刑したことから、「血まみれのメアリー」と呼ばれていました。トマトジュースの赤色を血に見立てて、この名がつけられたのだとか。
「ブラッディ・マリー」の作り方
「ブラッディ・マリー」は長い歴史のなかで多くのアレンジが生まれましたが、ここではスタンダードなレシピを紹介します。
材料は、ウォッカ、トマトジュース、レモンジュース、氷。ウォッカとトマトジュースの割合は、おおむね1対3が基本ですが、お好みで調整してもかまいません。氷を入れたタンブラーグラスにウォッカ、トマトジュースと、レモンジュース少々を入れて、ステアしましょう。
お好みで、塩、タバスコや胡椒などを少量入れて、アレンジしてみてはいかがでしょう。オリーブやセロリなどの香味野菜との相性もバツグン。冷製トマトスープの感覚でたのしめます。
炭酸なしカクテルのなかで、今回はウォッカをベースにした、ロングカクテルを紹介しました。いずれも飲みやすいカクテルですが、基本のレシピでもアルコール度数は12度前後あります。飲みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。