「サンクトガーレン」 日本のクラフトビールのパイオニア【神奈川のビール】

「サンクトガーレン」 日本のクラフトビールのパイオニア【神奈川のビール】
出典 : サンクトガーレンサイト

「サンクトガーレン」は、日本でクラフトビールの製造が解禁された1994年以前から、独自にビールの醸造・販売を行ってきた、日本のクラフトビールのパイオニア的なブルワリーです。今回は、そんな「サンクトガーレン」について紹介します。

  • 更新日:

「サンクトガーレン」のクラフトビール開拓者としての歴史

「サンクトガーレン」のクラフトビール開拓者としての歴史

出典:サンクトガーレンサイト

「サンクトガーレン」のクラフトビール造りの歴史は、酒税法の改正により、ビールの製造免許を取得するために必要な年間製造量が引き下げられ、日本における地ビール造りが事実上、解禁された1994年4月以前にまでさかのぼります。

「サンクトガーレン」の代表を務める岩本伸久氏は、父の経営する飲茶店で働いていた若き日、出店調査のために訪れたサンフランシスコでクラフトビールに出会い、「こんなにおいしいビールは飲んだことがない!」と感動。自分の手でクラフトビールを造りたいと心に決めたのだとか。
しかし、当時の日本ではビールの小規模な醸造は認められておらず、出店したサンフランシスコでビール醸造を開始。そのビールを逆輸入して販売していました。

こうした取り組みがアメリカのメディアに取り上げられ、日本でも話題となったことが、その後の地ビール解禁につながったともいわれています。
解禁後の1997年には、神奈川県厚木市において念願だった国内ビール醸造所を設立。以来、日本を代表するブルワリーとして活躍し続けています。

ちなみに、「サンクトガーレン」という名称は、世界でもっとも古くにビール醸造が公式に認められたとされるスイスの修道院「ザンクトガレン修道院」が由来なのだとか。ここにも、クラフトビール開拓の第一人者としての誇りが表れています。

「サンクトガーレン」のクラフトビール造りのこだわりとは

「サンクトガーレン」のクラフトビール造りのこだわりとは

出典:サンクトガーレンサイト

「サンクトガーレン」のマスターブルワーである岩本伸久氏が、サンフランシスコでクラフトビールに出会ったとき、一番驚いたのは「ビールにもこんなに数多くの異なる味わいがあるのか」ということだったそうです。

当時の日本では、ビールといえば下面発酵によるすっきりとした味わいの「ラガービール」が中心で、上面発酵による香りや味わいが個性的な「エールビール」はほとんど飲まれていませんでした。
移民大国のアメリカでは、ラガーにエール、ほかにも多種多様なビールが存在しており、「各種のビールがあるなかで、ラガーしか知らないのは“人生の損失”」と考え、当時の日本では馴染みのなかったエールビールを中心としたビール造りにチャレンジしました。

このように、「サンクトガーレン」の開拓者スピリットは、ビール造りにもいかんなく発揮され、国内外のビールコンテストで数々の賞を獲得。最近では、フルーツビールやチョコレートテイストのスイーツビールなど、これまでの常識を覆す新たな味わいのビールにも積極的にチャレンジしています。

「サンクトガーレン」の人気のビールを紹介

「サンクトガーレン」の人気のビールを紹介

出典:サンクトガーレンサイト

「サンクトガーレン」では、上面発酵によるエールビールを中心に、さまざまなクラフトビールを醸造・販売しています。ここでは、そのなかから人気の定番ビールを紹介します。

【ゴールデンエール】

シンプルな味わいのなかにホップの旨味を凝縮したサンクトガーレンを代表するビールです。
2006年/2009年 ジャパン・アジア・ビアカップ 銅賞受賞
2007年 国際ビール大賞 銀賞受賞
2005年/2006年/2009年 国際ビール大賞 金賞受賞

【アンバーエール】

高温でロースとしたモルトの香ばしい風味が特徴の飽きのこないビールです。
2000年 ジャパン・ビアカップ 金賞受賞
2003年/2005年/2007年/2008年 国際ビール大賞 銅賞受賞
1999年/2006年/2009年 国際ビール大賞 銀賞受賞
2004年 国際ビール大賞 金賞受賞
2009年 モンドセレクション 銀賞受賞

【ブラウンポーター】

18世紀前半にロンドンで流行したスタイルのビールで、きつく焦がしたモルトによるチョコレートのような風味が特徴です。
2001年 ジャパン・ビアカップ 金賞受賞
2006年 ジャパン・アジア・ビアカップ 銅賞受賞
2000年/2003年/2004年/2006年 国際ビール大賞 金賞受賞
2005年/2007年 国際ビール大賞 銀賞受賞
2008年 モンドセレクション 金賞受賞

今回、紹介した以外にも、「サンクトガーレン」独自のスイーツビールとして人気の「スイートバニラスタウト」や、バレンタインシーズン限定の「インペリアルチョコレートスタウト」なども人気です。

また、9~10月に樽生限定で出荷される「桃の木エール」は全国のビールファンが「桃狩り」と呼ぶ争奪戦を繰り広げるほど、超人気のレア・ビールとなっています。

ちなみに「サンクトガーレン」のクラフトビールは、インターネットで注文できるほか、神奈川県を中心に、全国各地のリカーショップやコンビニ、百貨店などで購入できます。詳しくは、下記サイトを参照してください。

サンクトガーレンのビールをお店で買う・飲む

「日本のクラフトビール第1号」と称されることもある「サンクトガーレン」。そのビールへの強いこだわりは、クラフトビール好きなら一度は味わってほしいものです。

製造元:サンクトガーレン有限会社
公式サイトはこちら

おすすめ情報

関連情報

ビア検(日本ビール検定)情報

ビールの基礎知識

ビア検(日本ビール検定)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事