日本酒の有名銘柄のなかからおすすめを厳選

日本酒の有名銘柄のなかからおすすめを厳選
出典 : kitsune05 / Shutterstock.com

日本酒の有名ブランドのなかから厳選したおすすめの銘柄を一挙に紹介。入手困難で「幻の酒」ともいわれている人気ブランドや、「淡麗辛口」「芳醇旨口」「無ろ過生原酒」といった味わいの潮流を生み出した銘柄など、一度は飲んでみたい13銘柄をみていきます。

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一度は飲みたい! 日本酒の有名銘柄13選

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日本酒の有名ブランドからよりすぐった13銘柄を、その特徴とあわせて紹介します。

上善如水(じょうぜんみずのごとし)

白瀧酒造株式会社サイト

「上善如水」は、安政2年(1855年)創業の新潟県の老舗蔵、白瀧酒造の日本酒ブランドです。すっきりとした軽快な飲み口とやさしく広がる米味(旨味)が特徴のこのお酒は、抜群の飲みやすさとスタイリッシュなボトルデザインで、平成2年(1990年)の発売後、またたく間に有名になりました。

雪解け水がおおよそ(約)50年をかけて地下水となったという水を、フィルターでろ過したのち仕込み水として使用。銘柄名のとおり、「かろやかで、やわらかく、ほんのりと甘い」というこの水のよさが存分に活かされた日本酒です。代表酒「上善如水 純米吟醸」では、軽快な飲み口と果実のような華やかな香り、まろやかな米の旨味が堪能できます。

製造元:白瀧酒造株式会社
公式サイトはこちら
大きな期待を背負い、若き新杜氏が醸す「水の如き」酒、白瀧酒造

八海山(はっかいさん)

八海醸造株式会社サイト

日本酒造りが盛んな新潟県を代表する有名ブランド「八海山」は、「よい酒を、多くの人に」という理念を持つ八海醸造が手掛ける銘柄です。

地元の名水「雷電様(らいでんさま)の清水」を用いて醸される「八海山」は、「酒としての旨味は十分にありながら、食事を邪魔せず、いつまでも飲み飽きない酒」をめざして造られます。麹(こうじ)はすべて手造り。普通酒でも低温発酵を行うなど、ていねいな酒造りから唯一無二の味わいが生み出されています。なかでも「特別本醸造 八海山」は、冷やしても温めてもおいしい「八海山」の代名詞的な淡麗辛口のお酒です。

製造元:八海醸造株式会社
公式サイトはこちら
「八海山(はっかいさん)」質と量をともに追求した日本酒【新潟の地酒】

獺祭(だっさい)

旭酒造株式会社サイト

「獺祭」は、一時入手困難となり「幻の酒」とも呼ばれた日本酒の有名銘柄です。山口県の旭酒造が品質にこだわって醸すこのお酒は、「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて」造られています。

蔵元がめざすのは、誰が飲んでも旨いと感じる「真においしい酒」。ラインナップのほとんどを占めるのは酒造好適米「山田錦」を使用するハイスペックな純米大吟醸酒ながら通好みには走らず、日本酒初心者でもたのしめるフルーティーな香りと味わいを特徴としています。なかでも「山田錦」を23%まで磨いて使った「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」は、華やかな香りときれいな甘味、すっきりきれていきながらも長く余韻を感じさせる逸品です。

製造元:旭酒造株式会社
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「獺祭(だっさい)」日本酒人気の火つけ役《きき酒師監修》

越乃寒梅(こしのかんばい)

石本酒造株式会社サイト

「越乃寒梅」は、新潟県の石本酒造が手掛ける日本酒の有名銘柄です。蔵元は、兵庫県三木市志染町産の「山田錦」や地元(大江山)をはじめ新潟県下越地方の「五百万石」などよりすぐりの原料米を使い、普通酒も吟釀造りを基本に醸すというこだわりの酒造りを実践。淡麗辛口ながら味わいのある「さわりなく飲めて、米本来の旨さを感じられる酒」を造り続けています。

「越乃寒梅」ブランドのなかでも「大吟醸 超特撰」は、一度は飲んでみたい至極の高級日本酒。精米歩合30%まで磨いた上位等級の「山田錦」を使い、室温1度の環境で約2年間熟成させたもので、上品な吟醸香(ぎんじょうか)と繊細な味わい、そして余韻が心ゆくまで堪能できます。

製造元:石本酒造株式会社
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黒龍(こくりゅう)

黒龍酒造株式会社サイト

「黒龍」は福井県の黒龍酒造が醸す、抜群の知名度を誇る日本酒の有名銘柄です。

黒龍酒造は文化元年(1804年)の創業以来、福井の豊かな自然のなかで製造方法を追求。吟醸蔵としてその名をはせてきました。

福井の代表的な河川、九頭竜川(くずりゅうがわ)の伏流水と、兵庫県東条産「山田錦」や福井県大野市産「五百万石」などの高品質な米を使って造る「黒龍」は、きれいでふくらみのある味わいのお酒です。なかでも定番吟醸酒の「黒龍 いっちょらい」は、心地よい香りとともにくせのない旨さがたのしめます。

製造元:黒龍酒造株式会社
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「黒龍(こくりゅう)」200年を超える歴史ある酒蔵【福井の日本酒】

鍋島(なべしま)

富久千代酒造有限会社サイト

「鍋島」は九州の日本酒を代表する有名銘柄で、佐賀県の富久千代(ふくちよ)酒造が手掛けています。「地元で長く愛される地酒」をめざして造られるこのお酒は、少人数でていねいに醸されていることから生産量が限られ、入手困難なお酒となっています。

甘味とキレのバランスがよいといわれる「鍋島」ブランドのなかでも、「鍋島 大吟醸」は新鮮な果実をイメージさせる香りと品のよい甘味、旨味が堪能できる1本。イギリスのロンドンで開催される世界最大規模の品評会「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」のSAKE部門で最高賞の「チャンピオン・サケ」に輝いたお酒でもあります。

製造元:富久千代酒造有限会社
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「鍋島(なべしま)」世界が認めた佐賀の酒

くどき上手(くどきじょうず)

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「くどき上手」は山形県・亀の井酒造が手掛ける日本酒の有名ブランドです。

昭和59年(1984年)に発売された「くどき上手」は、もともと首都圏に向けに展開されたブランドで、インパクトのあるネーミングと浮世絵をモチーフとしたラベル、そして酸の少ない酵母で醸す、やわらかで品のよい香味などから一躍人気酒となりました。フルーティーな香りとマイルドな味わいが魅力の代表酒「くどき上手 純米吟醸」をはじめ、豊富なラインナップがたのしめるブランドでもあります。

製造元:亀の井酒造株式会社
公式サイトはなし

十四代(じゅうよんだい)

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「十四代」は山形県の高木酒造の銘柄です。平成6年(1994年)に誕生したこのお酒は、高い知名度を誇る日本酒の有名ブランドとして、また入手困難なプレミアム銘柄としても知られています。

蔵元の現当主・高木顕統(たかぎあきつな)氏は、蔵の経営者が酒造りも統括する「蔵元杜氏(くらもととうじ)」の先駆けの一人。「淡麗辛口」が主流の時代に、米の旨味と甘味が引き出された「芳醇旨口」の「十四代」を造り、世に放ちました。

特別本醸造酒「十四代 本丸 秘伝玉返し」は「十四代」ブランドを代表するお酒。醸造アルコールではなく自社製の粕取り焼酎を使用したもので、甘味と辛味のバランスがよいふくらみのある味わいはまさに絶品です。

製造元:高木酒造株式会社
公式サイトはありません

山形の日本酒【十四代】日本酒の流れを変えたフルーティーな吟醸酒《SAKE DIPLOMA監修》

東洋美人(とうようびじん)

株式会社澄川酒造場サイト

「東洋美人」は、山口県の澄川酒造場が手掛ける日本酒の有名銘柄です。

澄川酒造場は、奇をてらわず、おいしさ、品質ともに100%のお酒を造ること、お米の丸味・甘味・旨味を持った日本人のDNAに響く日本酒を造ること、そして日本酒を飲んだことのない人にも親しんでもらえるような華やかでフルーティーな香味を意識することにこだわった酒造りを行っています。

澄川酒造場の旗艦商品である「東洋美人 純米大吟醸 壱番纏(いちばんまとい)」は、地元の契約農家が生産した「山田錦」を40%まで磨いて醸したお酒。米の旨味、酸味、香り、キレなどが見事に調和した極上の味わいがたのしめます。

製造元:株式会社澄川酒造場
公式サイトはこちら
「東洋美人」澄川酒造の若き当主によって生まれ変わった山口の人気地酒【山口の日本酒】

飛露喜(ひろき)

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「飛露喜」は、福島県会津地方の廣木酒造本店が造る日本酒銘柄で、「無ろ過生原酒」の先駆けとして有名です。

「無ろ過生原酒」とは、醪(もろみ)を搾ったままの原酒を、ろ過や火入れなどの処理をせずに瓶詰めし、出荷したもの。原酒ならではの鮮烈な飲み口と、まろやかでいて濃厚な味わいが特徴です。

廣木酒造本店は近年、火入れを行う定番酒の開発にも力を入れています。なかでも「飛露喜 特別純米」は、今の「飛露喜」ブランドを代表するお酒。香り高く、旨味、酸味などのバランスのよい味わいが堪能できます。

製造元:合資会社本廣木酒造本店
公式サイトはありません

「飛露喜(ひろき)」は無ろ過生原酒という新しい潮流を生んだ酒

No.6(ナンバーシックス)

「No.6」は、秋田県の新政(あらまさ)酒造が手掛ける日本酒銘柄です。

新政酒造はこだわりの蔵元として有名。秋田県産米と六号酵母(きょうかい6号、新政が発祥蔵)を使い、生酛純米造りで醸した日本酒のみを手掛けています。酒質管理の観点から、ほとんどのお酒が720ミリリットルの四合瓶で提供されているのも特徴で、洗練されたボトルデザインが目を引きます。

蔵元の個性あふれるラインナップのなかで唯一の定番生酒シリーズが「No.6」です。なかでもフラッグシップモデルの「X-type(エックスタイプ) 2020」は、磨き抜かれた米を使用。より格調高い仕上がりで、六号酵母の存在感を鮮やかに感じさせます。

製造元:新政酒造株式会社
公式サイトはこちら
「新政(あらまさ)」ボトルデザインと味で二度楽しめる純米酒【秋田の日本酒】

久保田(くぼた)

Wako Megumi/ Shutterstock.com

日本酒の有名ブランドのひとつ「久保田」は、「すべてにおいて品質本位、そしてお客様本位であること」をポリシーとする天保元年(1830年)創業の新潟県の朝日酒造が、昭和60年(1985年)に発売した銘柄です。

創業時の屋号「久保田屋」から命名されたこの銘柄は、「淡麗辛口」という日本酒の新たな方向性を確立したお酒のひとつとして、たちまち全国区の人気銘柄になりました。なかでも純米大吟醸酒の「久保田 萬壽(まんじゅ)」は、深味のある味わいと香りが見事に調和する1本。口当たりもやわらかく、日本酒をあまり飲んだことのない人にもおすすめです。

製造元:朝日酒造株式会社
公式サイトはこちら
朝日酒造の「久保田 萬寿・千寿」が、常に進化する美味しさを目指してクオリティアップ

大関(おおぜき)

大関株式会社創家大坂屋ブランドサイト

日本酒の有名ブランドといえば、「ワンカップ大関」でおなじみの「大関」も挙げられます。日常的にたのしめるお酒として広く知られる「大関」は、酒造りが盛んな兵庫県灘地域の蔵元、大関が手掛けています。

紙パック仕様の「のものも」など、値段が手ごろな商品を精力的に開発する一方、310年以上もの間培ってきた技術を活かしたこだわりの日本酒も生み出しています。そのひとつが2021年10月にリリースされた新ブランド「創家 大坂屋」から発売された「創家 大坂屋 純米大吟醸」。品格ある落ち着いた吟醸香と純米酒の確かな旨味の融合が特徴で、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2022」のプレミアム大吟醸部門で金賞受賞、またパッケージも高く評価され「ガラスびんアワード 2022」で最高金賞を受賞しています。

製造元:大関株式会社
公式サイトはこちら

日本酒の有名銘柄13選いかがでしたでしょうか。各蔵元が酒蔵としての矜持を胸に、それぞれのこだわりを表現した銘酒の数々を味わってみてくださいね。

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