幻の日本酒【黒龍(こくりゅう)】200年を超える歴史ある酒蔵

幻の日本酒【黒龍(こくりゅう)】200年を超える歴史ある酒蔵
出典 : kitsune05/ Shutterstock.com

「黒龍」は、石原裕次郎をはじめとした著名人、さらには皇族にも愛飲されたとされる日本酒。文化元年(1804年)から追求し続けてきたこだわりの製造方法と、福井の自然が育む「黒龍」の魅力を探ります。

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文化元年(1804年)創業の歴史をもつ、日本を代表する吟醸蔵

文化元年(1804年)創業の歴史をもつ、日本を代表する吟醸蔵

出典:黒龍酒造サイト

「黒龍」を醸すのは、福井の吟醸蔵として名高い黒龍酒造。江戸時代の後期、文化元年(1804年)の創業以来、常に手造りの日本酒を追求し続けてきたという、北陸はもちろん、日本でも屈指の知名度をもつ蔵元です。

黒龍酒造の名が全国区となったきっかけは、1975年、全国に先駆けて大吟醸酒「龍」を商品化したこと。ワインのように日本酒を熟成するすべを探りつつ、高品質な酒造りをめざして試行錯誤を続けた末の成果ですが、当時は日本一高価な日本酒として話題を集めたのだとか。
酒の味を決定づけるのは、仕込み水と米。黒龍酒造の地元である福井県吉田郡は、霊峰白山の雪どけ水が山の滋養によりろ過され、九頭竜川の伏流水として流れる地域です。この伏流水は、きれいでやわらかな吟醸酒の仕込みにうってつけなのだそうです。

原料の酒米には、おもに、兵庫県東条産「山田錦」や福井県大野市産「五百万石」を使用。選び抜かれた高品質の酒米をていねいに磨き上げ、洗練された味わいと酒質をめざしています。

伝統と先端技術をミックスさせた「酒造り」

伝統と先端技術をミックスさせた「龍翔蔵」

出典:黒龍酒造サイト

黒龍酒造では、創業以来の手造りの伝統を守りながら、品質と衛生面の向上を目的に新たな技術も導入しています。
1994年には、効率的な酒造りが行える3階建ての「龍翔蔵」を建設。そして2017年には、培ってきた独自の技術を酒造りに活かすことのできる「正龍蔵」を新設しました。創業時からの伝統と最新技術を融合させ、温故知新の酒造りに挑戦しています。

伝統と先端技術をおりまぜた蔵で醸されたあとは、理想的な熟成を実現すべく建設された「兼定島酒造りの里」へ。出荷される瞬間まで徹底した酒質管理が行われるのです。

「黒龍」が幻の日本酒といわれる秘密は、造り手が守り続けた、かたくななまでのこだわりにあることは間違いなさそうです。

「黒龍」のおすすめ商品はこれ

「黒龍」のおすすめ商品はこれ

出典:黒龍酒造サイト

「黒龍」ブランドは名酒ぞろいですが、なかでも、一度は飲んでおきたい代表的な商品を紹介します。

黒龍 石田屋

兵庫県東条産「山田錦」を使用した精米歩合35%の純米大吟醸酒です。低温下で長期間熟成することで、旨さとまろやかさが加わった「黒龍」の最高級酒は、皇室御用達としても知られる希少な1本です。

黒龍 しずく

酒袋から自然に滴り落ちる一滴(ひとしずく)から名づけられた大吟醸酒。透きとおるように純度の高いキレイな味わいが魅力です。

黒龍 大吟醸 龍

7代目蔵元がフランスで学んだワインの熟成を日本酒造りに応用し、全国に先駆けて商品化された大吟醸酒。原料には兵庫県産「山田錦」を使用し、上品な果実香が漂う淡麗な味わいが特徴です。その魅力を存分に味わうためには、5〜10度に冷やして飲むのがおすすめです。

黒龍 いっちょらい

福井県産「五百万石」で仕込んだ「黒龍」定番の吟醸酒。「いっちょらい」とは福井の方言で「一張羅」を意味します。さわやかな香りとくせのない旨さが特徴です。

ここでご紹介した「石田屋」「しずく」はいずれも入手困難な酒。出会えたら迷わず飲みたいものです。

→「黒龍 しずく」の詳細についてはこちらの記事へ。
幻の日本酒【黒龍(こくりゅう) しずく】名酒蔵が生んだ最高峰の大吟醸

製造元:黒龍酒造株式会社
公式サイトはこちら

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