スピリッツのおいしい飲み方【ウォッカ編】

スピリッツのおいしい飲み方【ウォッカ編】
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ウォッカは、麦類やトウモロコシ、ジャガイモなどを原料にした蒸留酒。寒い国で造られた、体を温めるための強いお酒として知られています。無味無臭に近いクリアな味わいから、カクテルのベースとして活躍するウォッカの魅力を紹介しましょう。

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ウォッカが欠かせなかった極寒の大地

ウォッカが欠かせなかった極寒の大地

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ウォッカは、ロシアやポーランド、スウェーデンなど、非常に寒い地域で造られるスピリッツです。原料となるのは、大麦や小麦、ライ麦、トウモロコシやジャガイモ。いずれも、寒い土地でも育てやすい、その地で暮らす人々にとっては貴重な食料品です。

ウォッカは、古くはロシア語で「ジーズナヤ・ヴァダー(生命の水)」と呼ばれていたそうです。
極寒のなかで生きる人々にとって、体を内側から温めてくれるお酒は、まさに「命をつなぐ水」だったのでしょう。この「ヴァダー(Voda)」が愛称形の「ウォッカ(Vodka)」に変化し、お酒の名前として定着したといわれています。

ウォッカは、もともとは飲んでたのしむためのお酒というより、体を温めるための薬のような存在だったのでしょう。
今でも、ロシアなどではウォッカを気付け薬や消毒薬として使うこともあるそうで、人々の生活になくてはならないものだということが想像できます。

ウォッカは無味無臭で飲みやすいことからカクテルベースとして人気!

ウォッカは無味無臭で飲みやすいことからカクテルベースとして人気!

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ウォッカとは、どんな味のお酒でしょうか? この質問に答えるのは、なかなか難しいもの。なぜなら、無味無臭に近いのがウォッカの特徴だからです。
あえていえば「クリアでニュートラル」な味わいということになりますが、これはウォッカ単体としてはともかく、カクテルにする際には大きな魅力になります。

実際、ウォッカはウォッカ・ソーダやウォッカ・トニックをはじめ、モスコー・ミュール、スクリュードライバー、ソルティ・ドッグ、コスモポリタン、ブラッディ・メアリーなど、定番カクテルのベースとして大活躍しています。
これは、ウォッカ自体が無味無臭でクセがないため、組み合わせる素材の味わいや香りを損なうことなく、カクテルを支えているからでしょう。

このように、ウォッカはカクテルベースとして引っ張りだこですが、本場のロシアなどでは、ストレートで飲むのが一般的なのだとか。ゆっくりと味わえば、アルコールのもつ甘さや、原料のもつ香りがほんのりと感じられるそうです。

なお、ウォッカには無味無臭なレギュラータイプのウォッカ以外に、香草などで風味づけた「フレバード・ウォッカ」と呼ばれるものもあります。代表的なのが、バイソングラスを漬け込んだ「ズブロッカ」で、桜餅のような香りがすることから、日本でも人気を集めています。

ウォッカのクリアな味わいを支えるのはシラカバの活性炭

ウォッカのクリアな味わいを支えるのはシラカバの活性炭

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ウォッカの特徴であるクリアでクセのない味わいは、その独特の製造法から生まれたものです。
ウォッカの造り方は、まず、穀物や芋類を発酵させ、蒸留を繰り返してアルコール濃度を高めます。その後、水を加えてアルコール度数を調整したのち、シラカバの活性炭でろ過します。

ウォッカの味わいを大きく左右するのが、このシラカバの活性炭です。
極寒の大地に育ったシラカバの活性炭は、アルコールに含まれる不純物や雑味を取り除いてクリアな味わいをもたらします。同時に、活性炭に含まれるアルカリ成分が溶け出して、アルコールと水を融合させることで、まろやかな味わいを与えるのだとか。

「ウォッカといえばカクテルベース」と決めつけずに、たまにはロックで味わってみてはいかがでしょう? そのクリアでストレートな味わいをたのしみながら目を閉じれば、真っ白な雪原に立つシラカバの美しい姿が浮かんでくるかもしれませんよ。

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