<J-CRAFT SAKE蔵元探訪その③>青森県八戸市・八戸酒類 クラシカルな酒造蔵で地元産の米を醸

今年の春に誕生、飲食店で料理とともにたのしめる“生酒(なまざけ)”ブランド『J-CRAFT SAKE』。非加熱・無濾過という難易度の高い清酒造りに取り組む蔵元を訪ねる連載で訪れたのは、風格がにじみ出る蔵を有する「八戸酒類」です。
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まるでライムのような、淡いグリーンを帯びていました。
さて、『萌木ねこ』に合わせるとしたら、どんな料理がおすすめなのか?をうかがいました。「ほどよい酸味に合わせて、まずは酢の物といただくのがいいでしょう。ちなみに青森県は食用菊の生産が盛んで、菊の花びらを酢漬けしたものをよく食べるんですよ」。
そしてやはり海に近いところで醸された酒なので、魚介。新鮮な刺身など生ものとの相性が良さそうとのこと。「ハマチやマグロ、ちょっと癖がありますがホヤもおすすめ。あとは有名なサバ。締めサバなら酸味と酸味でぴったりですね」。お聞きしているだけで、食と杯が同時にぐいぐい進んでいく光景が、想像できました。

新しく導入された冷蔵室で、出荷の時を待っています。

『萌木ねこ』
■純米吟醸 無濾過生原酒
■使用米/華想い
■精米歩合/55%
■アルコール度数/17度
ライタープロフィール
とがみ淳志
(一社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート/SAKE DIPLOMA。温泉ソムリエ。温泉観光実践士。日本旅のペンクラブ会員。日本旅行記者クラブ会員。国内外を旅して回る自称「酒仙ライター」。
