<J-CRAFT SAKE蔵元探訪その④>新潟県新潟市・今代司酒造 蔵を開放し、日本酒を広めていく

<J-CRAFT SAKE蔵元探訪その④>新潟県新潟市・今代司酒造 蔵を開放し、日本酒を広めていく

2018年春に誕生、飲食店で料理とともにたのしめる“生酒(なまざけ)”ブランド『J-CRAFT SAKE』。非加熱・無濾過という難易度の高い清酒造りに取り組む「今代司(いまよつかさ)酒造」を、フードジャーナリストの里井真由美さんとともに訪ねました。

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斬新なデザインやコンセプトのアイテムも

斬新なデザインやコンセプトのアイテムも

「お祝い事や海外へのお土産などにぴったりですね」。

長い歴史を持つ老舗蔵ですが、進取の精神に富んでいるのも特徴。例えば昨年創業250周年を迎えた記念事業として発売したのが、『IMAシリーズ』。IMAとは蔵の名前のイニシャルであると同時に、「Innovation(革新・発明)」「Masterry(司・熟練)「Art(芸術・美術)」の頭文字でもあります。

昨年11月に発売された『IMA牡蠣のための日本酒』は、直球なネーミング通り牡蠣と合わせるために醸した酒。まるで白ワインのような甘酸っぱくジューシーな味わいと、日本酒ならではの旨味が、生はもちろん、燻製やフライした牡蠣の複雑な味わいとマッチします。牡蠣の貝殻は描かれたボトルはスタイリッシュで、パーティーに持参すれば注目を集めそうですね。

生牡蠣に直接かけていただくのもおすすめだとか。

生牡蠣に直接かけていただくのもおすすめだとか。

ボトルデザインの斬新さでは、『錦鯉』にも触れないわけにはいきません。パッケージを横置きにして上から見ると、悠々と泳ぐ錦鯉の姿が。こちらは「グッドデザイン賞」をはじめ、世界中で20を超えるデザイン賞を獲得、蔵のシンボル的な商品になっています。

「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で銀メダルに輝くなど、味も折り紙つき。

「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で銀メダルに輝くなど、味も折り紙つき。

『J-CRAFT SAKE 紅(くれない)とき』

天然記念物である「とき」が、ラベルで挨拶しています。

天然記念物である「とき」が、ラベルで挨拶しています。

取材時は、温度を徹底管理できるサーマルタンクⓇで、絞られるのを待っている状態。先の『IMA牡蠣のための日本酒』をベースに、さらにコクと甘味を表現したタイプの清酒で、「28号酵母由来のやわらかな酸味と、青リンゴのようなさわやかな香りが出てくるはずですよ」高杉さん。

発酵は最終段階にあり、もう少しで飲める状態。

発酵は最終段階にあり、もう少しで飲める状態。

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