岩手のおすすめ日本酒10選【岩手の日本酒】

岩手のおすすめ日本酒10選【岩手の日本酒】
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岩手県は、日本三大杜氏の筆頭とされる杜氏集団、南部杜氏の里を有するおいしい日本酒の宝庫です。北上山地に育まれた名水と育まれてきた伝統の技をもとに、それぞれの蔵が独自の酒造りに挑戦し、日本酒好き垂涎の酒を次々に生み出すこの地の人気銘柄を紹介します。

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日本三大杜氏の筆頭 南部杜氏による洗練された酒造り

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岩手は日本三大杜氏の筆頭といわれる杜氏集団、南部杜氏の里として知られています。

杜氏(とうじ)とは、酒蔵で酒造りの職人、いわゆる蔵人をまとめる製造責任者のこと。一般に、現場の親方である杜氏と、ともに働く蔵人を併せて杜氏集団といいます。

杜氏集団は、冬の間だけ酒造りをする技能集団として、江戸時代の中ごろに発生したといわれていて、以来、長きにわたって独自の醸造技術を伝承してきました。

全国には岩手の南部杜氏、新潟の越後杜氏、兵庫の丹波杜氏からなる日本三大杜氏をはじめ、さまざまな杜氏の流派がありますが、なかでも岩手の名だたる穀倉地帯で生まれた南部杜氏は、最盛期には加盟者が3,000人を超えることもある最大のグループ。その酒造りの技術は高く評価されていて、岩手のみならず全国の蔵で南部杜氏が活躍しています。

南部杜氏の酒造りの技術は、寒冷な気候に合わせて工夫と研鑽を重ねてきたもの。その磨き抜かれた技を活かして造られる岩手の酒は、「雑味のない、きれいな味わい」と評されています。すっきりとしながらもコクのある「淡麗旨口」のものが多く、どんな料理にも合わせやすいのが魅力です。

岩手の日本酒を育んだのは、山々に囲まれた豊かな自然

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岩手県は、本州一の広さを誇り、日本最長の山脈である奥羽山脈や北上高地の山々に囲まれた自然豊かな地域です。日本酒の味を大きく左右する「水」にも恵まれた土地で、北上山地の伏流水をはじめとする数々の名水が、口当たりがやわらかいといわれる岩手の酒造りを支えています。

酒の味を決めるのは「米と水」といわれますが、岩手は水には恵まれていたものの、主原料である米についてはオリジナルの酒造好適米がなく、かつては県外産の米を使用していました。

しかし、メーカーや杜氏からの強い要望を受け、平成4年(1992年)に岩手オリジナルの酒造好適米の開発がスタート。8年もの歳月を費やして誕生したのが、吟醸酒や純米吟醸酒向けの原料米「吟ぎんが(ぎんぎんが)」でした。

その後、第2の岩手県オリジナル酒造好適米「ぎんおとめ」が誕生。こちらは純米酒や本醸造酒の原料米に用いられていて、岩手の銘酒として知られる「南部美人」や「あさ開(あさびらき)」などにも使われています。

岩手の地酒のおすすめの飲み方

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岩手県で造られる淡麗旨口の日本酒は、冷や(ひや)でも燗でも幅広い温度帯でおいしくいただけますが、寒冷な気候に育まれてきた郷土料理に合うのは、なんといっても熱燗。雑味の少ないきれいな酒は、するすると飲めてしまうものですが、燗酒なら、飲みすぎることなく料理や会話をたのしみながら味わえるうえ、香りが開いて口当たりもやわらかくなるのでおすすめです。

ウイスキーのチェイサーにあたる「和らぎ水(やわらぎみず)」と一緒に飲めば、日本酒の繊細な味わいを堪能しながら、深酔いを予防することができます。

岩手の日本酒人気銘柄

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岩手県の日本酒のなかでも、とくにおすすめしたい人気銘柄を紹介します。

【 AKABU/赤武(あかぶ)】次世代の日本酒

赤武酒造株式会社公式インスタグラム

岩手県大槌町の蔵元、赤武酒造が造る「AKABU/赤武」は、「復活の酒」と呼ばれる人気銘柄です。そう呼ばれる理由は、東日本大震災で完全流失した蔵を建て直し、再出発に際して新しく立ち上げた銘柄だからです。

22歳で史上最年少の杜氏となった、現社長の長男、古館龍之介氏が手掛けた「AKABU/赤武」は、酒造りを始めてわずか数年とは思えない完成度の高さで、平成27年(2015年)全国新酒鑑評会で金賞を受賞。フルーティーでミネラル感あふれる味わい、ふわりと香る吟醸香が上品な酒で、翌年以降も次々と受賞を重ねます。雑誌などでも「次世代の日本酒」と評されており、今後さらなる進化が期待されています。

製造元:赤武酒造株式会社
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岩手の日本酒(地酒)【赤武(あかぶ)】震災からの“復興の酒”として注目の酒

【浜千鳥(はまちどり)】地元で愛される酒

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人気銘柄「浜千鳥」の名前は、風光明媚な陸中海岸の浜辺に群れなす千鳥をイメージしてつけられたもの。岩手県の海と山の恵みを受けながら醸された、さらりとした口当たりと深い味わいが特徴の銘柄です。


吟醸酒はフルーティーで繊細ななかにも深みが感じられる逸品。純米酒は飲み飽きしない穏やかな味わいが魅力です。本醸造はさらりとした飲みやすさで、さまざまな料理を引き立てます。

製造元:株式会社浜千鳥
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岩手の日本酒(地酒)【浜千鳥(はまちどり)】自然と一体になった酒造り

【月の輪(つきのわ)】地元の素材を活かす酒

有限会社月の輪酒造店サイト

明治19年(1886年)創業の月の輪酒造店は、「企業ではなく家業として」をモットーに酒造りを続ける老舗蔵です。現在、杜氏として酒造りの指揮を執るのは、代々続く家業を継いだ創業5代目の横沢裕子氏。女性杜氏の蔵としても注目を浴びています。

そのこだわりは、地元の原料と風土にあり。およそ9割を地元・岩手県産の米で仕込み、地元の名産品である生産量全国上位のモチ米を使用した酒造りにも挑戦しています。素材の味を引き出した「月の輪」のなかでも「月の輪 大吟醸」は新酒鑑評会で4年連続金賞に輝いた逸品です。

製造元:有限会社月の輪酒造店
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岩手の日本酒(地酒)【月の輪(つきのわ)】伝統を受け継ぎながら進化する酒

【酉与右衛門(よえもん)】個性派の美酒

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「酉与右衛門」の造り手は、岩手県花巻市に蔵を置く、大正11年(1922年)創業の川村酒造店。小規模ながら個性的な酒を造る老舗蔵で、創業者の川村酉与右衛門(よえもん)は、南部杜氏組合の創立に寄与したとして、語り継がれています。

蔵元は、淡麗系が多い岩手県の日本酒のなかで、芳醇でしっかりした味わいを追求。米も自家田の「美山錦(みやまにしき)」や契約栽培の「亀の尾」などを使用し、どっしりとした旨味とキレを実現しています。

小さな蔵ゆえ少量生産ですが、「日本酒に華やかな香りは必要ない」という蔵元の言葉どおり、控えめな香りが心地よく、食中酒にも最適なラインナップが充実しています。

合資会社川村酒造店
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【酉与右衛門(よえもん)】(岩手の日本酒)。個性が光る少量生産の酒

【七福神(しちふくじん)】湧き水が引き出す穏やかな味わい

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「七福神」は、岩手県最古の蔵元、菊の司酒造の代表銘柄のひとつ。夏はアユ、秋にはサケが遡上する美しい川、中津川の水に育まれるこの酒は、軟水仕込みならではの口当たりのやわらかさが特徴です。

「七福神」シリーズのなかでも、とりわけ人気なのが「大吟醸てづくり七福神」です。瓶詰めしてから約1年半、冷温熟成させているため、円熟した香味をたのしめます。

製造元:菊の司酒造株式会社
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【七福神】(岩手の日本酒)。人の和から生まれた酒

【南部美人(なんぶびじん)】美しい酒をめざして醸造

株式会社南部美人サイト

岩手の日本酒のなかでも、全国的にその名が知られている「南部美人」。造り手は、明治35年(1902年)創業の老舗蔵で、平成13年(2001年)に社名を酒名と同じ南部美人に改変しました。

豊かな自然が育む「南部美人」は、素材の味が存分に活かされた、雑味のないすっきりした味わいで、国内外の品評会でも多数の受賞歴を誇ります。

なかでも「南部美人 大吟醸」は、特別栽培米「ぎんおとめ」の特等を50%以下まで磨いて仕上げた贅沢な1本。華やかな香りときれいな酒質に、米の甘味や旨味が際立っています。

製造元:株式会社南部美人
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【関山(かんざん)】名工が手掛ける酒

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「関山」の名は、世界遺産・平泉の中尊寺の山号「関山中尊寺」から命名。手掛ける両磐(りょうばん)酒造は、昭和19年(1944年)に一関の複数企業が合同して生まれた清酒蔵です。

平成26年(2014年)に「卓越した技能者(現代の名工)」に選ばれた南部杜氏、高橋康氏の醸す酒は、豊潤な香りと味わいが特徴。旨味がありながらも後味がすっきりしていると定評があります。米、水、麹、酵母とすべてを岩手県産にこだわった「オール岩手」のシリーズも人気です。

製造元:両磐酒造株式会社
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【鷲の尾(わしのお)】地元でしか味わえない酒

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「鷲の尾」は、岩手県の最高峰・岩手山の山麓から湧き出る清らかな水で醸造された日本酒です。その名は、岩手山の別名である「巌鷲山(がんじゅさん)」から命名されました。

造り手は、岩手山の麓で文政12年(1829年)から酒蔵を営む株式会社わしの尾。「日本酒は米や水だけでなく、地域の四季が凝縮されたもの」という考えのもと、昔ながらの手造りの製法にこだわりながら、ていねいに醸しています。


なお、「鷲の尾」は、地元の食べ物とともに、地元のきれいな空気のなかで味わってもらいたいという想いから、県内限定販売となっています。

製造元:株式会社わしの尾
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【福来(ふくらい)】幸せを呼ぶ酒

株式会社福来サイト

「福来」は、明治40年(1907年)創業の株式会社福来が大切に育み、「北三陸久慈(くじ)の地酒」として親しまれてきた日本酒です。「飲む人、売る人、造る人に福が来るように」と命名されたその名のとおり、米の風味を大切にした豊かな味わいは、飲む人の気持ちをほっとさせます。

岩手産の米にこだわって醸した酒は、昭和27年(1952年)の第1回全国清酒品評会の優等賞を皮切りに、多数の名誉ある賞を受賞。平成30年(2018年)に全国新酒鑑評会にて金賞を受賞した「大吟醸 福来」は、華やか香りとやわらかく上品な味わいで人気です。

製造元:株式会社福来
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【あさ開(あさびらき)】清らかで透明感のある酒

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明治4年(1871年)から盛岡市で酒造りを続ける株式会社あさ開。万葉集に登場する和歌にちなんだ蔵の名を冠する「あさ開」は、南部流一筋に酒造りを続け、「卓越した技能者(現代の名工)」や「黄綬褒章」を受賞した実力派杜氏、藤尾正彦氏が醸す銘酒です。

「あさ開」の仕込み水は、名水百選に選ばれた「大慈清水(だいじしみず)」。繊細さを感じるやわらかな飲み口の湧水で、敷地内にも湧き出ていることから、創業以来、変わることなく使用されています。また、蔵元は、地元岩手県で栽培された酒米を積極的に使用するなど、「岩手の地酒ならではの味」を大切に育んでいます。

数ある商品のなかでも「純米大吟醸 オールいわて」は、米、酵母、麹菌など原料のすべてが岩手県産。上品で華やかな香りとなめらかな味わいの1本で、まさに岩手の魅力にあふれる地酒です。

製造元:株式会社あさ開
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「現代の名工」の技術と情熱で進化を続ける、南部杜氏の里 岩手の銘酒「あさ開」


南部杜氏の伝統の技と自然豊かな風土が育む岩手の酒は、じっくりと味わいたい名酒揃い。ここで紹介したおすすめをはじめ、人気銘柄を飲み比べて、自分好みの1本を見つけてくださいね。

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