埼玉に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【関東編】

埼玉に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【関東編】
出典 : Rawpixel.com / Shutterstock.com

埼玉県の日本酒生産量は全国でもトップ5に入ります。荒川と利根川の豊かな水流を活かし、伝来の醸造技術で醸される埼玉の地酒は、全国新酒鑑評会でも高い入賞率を誇ります。そんな埼玉県の酒造りの魅力を見てみましょう。

  • 更新日:

蔵元といえば老舗のイメージが強いですが、「鏡山」で知られる小江戸鏡山酒造は2007年創業という、全国でもあまり類を見ない平成生まれの蔵元です。
現在の「鏡山」は、かつて愛されながらも幕を閉じた人気銘柄を、地元の若者が復刻させたもの。少数精鋭で行うその酒造りは、すべてが手作業というこだわりぶり。少人数での仕込みゆえ、生産量は多くはありませんが、ていねいに仕込まれた繊細さを感じます。
「鏡山」には「山田錦」や「吟ぎんが」が酒米として使われ、米の輝きを感じる味わいに。「斗瓶取り雫酒大吟醸」は、2013年の新酒鑑評会で金賞に輝いた注目の酒です。

製造元:小江戸鏡山酒造株式会社
詳細はこちら

2年以上熟成させて飲む濃醇な味わいが人気【神亀(しんかめ)】

蔵の裏手の天神池に住む、神の使いとされる亀から名前を取った神亀酒造は、嘉永元年(1848年)創業の老舗蔵。日本で初めて全量純米酒へと切り替えた蔵元として知られています。
伝統を受け継ぎ、純米酒に強いこだわりをもつ蔵元が造る「神亀」は、原料には酒造好適米「山田錦」、仕込み水には地中500メートルより汲み上げた地下水を使用。2年以上、常温で熟成させてから出荷するため、濃醇な旨味が口いっぱいに広がります。濃醇でありながらもくどさがなく、濃い目の料理とも相性がよい、日本酒好きをうならせる1本です。

製造元:神亀酒造株式会社
詳細はこちら

入手困難!注目の人気銘柄【花陽浴(はなあび)】

万延元年(1860年)創業の南陽醸造は、石高わずか250~300石、蔵元と姉夫婦のみという小さな蔵元です。その小回りのよさを活かしたていねいな酒造りが生み出したのが、吟醸銘柄「花陽浴(はなあび)」。繊細な味わいで、多くの日本酒好きを魅了しています。
「花陽浴」は小規模蔵の銘柄だけに、出荷本数がたいへん少なく、酒販店でも入荷予約待ちが出るほど入手困難な銘柄のひとつ。使用される酒米は、埼玉県オリジナルの「さけ武蔵」を筆頭に、「山田錦」「八反錦」「美山錦」「雄町」とバラエティに富んでいて、酒米の違いを飲みくらべるのもおもしろいでしょう。少しとろみがあり、フルーティな甘さが特徴の酒ですが、飲み終わりのキレとのバランスは絶妙な仕上がり。日本酒好きであれば一度は飲みたい1本です。

製造元:南陽醸造株式会社
公式サイトはこちら

奥秩父の自然を活かした秩父の地酒【天覧山(てんらんざん)】

「天覧山」の蔵元、五十嵐酒造は、明治30年(1897年)に名栗川と成木川が合流する飯能の地で創業しました。初代当主は、「澤乃井」で知られる江戸の老舗蔵、小澤酒造で杜氏として腕をふるったのちに、この地で独立して酒造りを始めました。
以来、約120年にわたり、奥秩父の澄みきった空気と水を活かした酒造りを続けていて、その代表銘柄にはこの地を象徴する名峰「天覧山」を冠しています。口当たりが軽く、キレのよい「天覧山」は、合わせる料理を選ばないところも魅力。埼玉を拠点とする埼玉西武ライオンズのフランチャイズ球場でも販売されるなど、埼玉を代表する地酒として親しまれています。

製造元:五十嵐酒造株式会社
詳細はこちら

女性蔵人が仕込む挑戦の酒【五十嵐(いがらし)】

「天覧山」の蔵元、五十嵐酒造が新たに生み出した銘柄が「五十嵐」です。女性蔵人である吉野暁子氏が、周囲のアドバイスを受けながら仕込んだ“挑戦の酒”。全国でも珍しい、女性蔵人が生んだ日本酒として話題になりました。限定流通酒のため、なかなか目にする機会は少ないでしょう。
絞ったお酒をそのままに瓶詰めする「直汲み」のため、瓶のなかで二次発酵することで、開栓時にはポンと栓が抜けるほど元気です。直汲みならではの微炭酸のようなシュワシュワとした口当たりがたのしめる、甘味の強い1本に仕上がりました。冷やして飲むことでキレが出ます。

製造元:五十嵐酒造株式会社
詳細はこちら

埼玉のそのほかの注目銘柄

おすすめ情報

関連情報

日本酒の基礎知識