時代の一歩先を行く販売戦略で出荷数を伸ばし続ける 長野・遠藤酒造場

時代の一歩先を行く販売戦略で出荷数を伸ばし続ける 長野・遠藤酒造場

“日本酒ブーム”といえど、年々消費量は減り、各蔵の出荷数が減り続けるなか、18年連続で出荷数量を増やし続けている遠藤酒造場。35年前、わずか500石の出荷量だった蔵を受け継ぎ、現在5500石にまで増石、信州屈指の銘酒を生み出した遠藤社長に、これまでの歩みをお聞きしてきました。

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「渓流 純米吟醸 黒ラベル」

「渓流 純米吟醸 黒ラベル」

長野県産美山錦を使用し、華やかな香りと穏やかな酸味が特徴的。さらりとした口当たりとボディバランスのよさがあり、冷酒からぬる燗までおいしく味わえます。
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数々の品評会で受賞した際の賞状が所狭しと飾られていました。

数々の品評会で受賞した際の賞状が所狭しと飾られていました。

営業をやめ、他の蔵にはない商品開発を

それまで酒販店への営業に励んできた遠藤社長でしたが、渓流ブランドを立ち上げた頃、「営業しないと売れない酒を造るのはやめよう。企画ものの商品を増やして、ブランド造りに専念しよう。」と決心し、販売戦略を一新しました。“お客さんが飲みたい商品を造ろう”と、蔵見学に来たお客さんの「搾りたてのおいしいお酒を自宅でも飲みたい」との声に、朝、搾ると同時に瓶詰めをした商品『渓流 朝しぼり』を発売。また、醪(もろみ)のおいしさを味わってもらいたいと、どぶろくのような濁りとガス感のある『どむろく』を商品化するなど、他の蔵とは違った目線で商品開発を行っていきました。

「当時、他の蔵では発売していないような珍しいお酒を商品化しました。酒販店や他の酒蔵など同業者の声はいろいろとありましたが、お客さんはおいしいといって飲んでくれる。それが自分にとっての答えでした。周囲からの意見は跳ね除けて我が道を行き、さまざまな商品開発にチャレンジしました」と遠藤社長は語ります。

「朝しぼり 出品貯蔵酒」

「朝しぼり 出品貯蔵酒」

醪(もろみ)を低温熟成させアルコールを20%まで高め、朝搾ると同時に瓶詰して即氷冷貯蔵した逸品。甘味と酸味をバランスよく引き出した、ツウな日本酒好きに人気のお酒です。
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「渓流 どむろく」

「渓流 どむろく」

瓶のなかで酵母、丸米、麹菌がすべて活性している、生きている酒。シュワシュワの発泡感、米のコクと旨味のある甘口のにごり酒は女性からも大人気です。
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変化するお酒売り場へ敏速な対応を

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