時代の一歩先を行く販売戦略で出荷数を伸ばし続ける 長野・遠藤酒造場
“日本酒ブーム”といえど、年々消費量は減り、各蔵の出荷数が減り続けるなか、18年連続で出荷数量を増やし続けている遠藤酒造場。35年前、わずか500石の出荷量だった蔵を受け継ぎ、現在5500石にまで増石、信州屈指の銘酒を生み出した遠藤社長に、これまでの歩みをお聞きしてきました。
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日本酒を1杯100円でたのしめる蔵開きは3日間開催され、街の大人気のイベントに。
「地元の方たちに親しまれ、地域に根付いた酒蔵でありたいですよね。お土産にはうちの酒を選んでもらえるような、そんな地元の特産品になれたら嬉しいです」。と遠藤社長。
本社に併設している直売店には、ほとんどの商品を自由に試飲できるブースがあり、街の人が気軽に立ち寄ることも多いとか。
直営店の店内ではたくさんのお酒が試飲できます。
「酒蔵が代々続いていくには、地元の方に親しまれていることが大切。須坂市唯一の酒蔵なので、みなさんとの交流は大切にしていきたいですね」。
地元との繋がりを大切にしながら、日本酒業界のこれからを見据え、常に一歩先の展開にチャレンジし続ける遠藤酒造場は、これからも、日本酒ファンに喜ばれる酒を醸し続けます。
株式会社 遠藤酒造場
長野県須坂市大字須坂29
TEL 026-245-0117
ライタープロフィール
阿部ちあき
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター