栃木に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【関東編】

栃木に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【関東編】
出典 : Krikkiat / Shutterstock.com

栃木は、日光東照宮に那須高原と、由緒ある観光名所も多い県。高度があるため、四季を通じて都心より気温は低く、名水に恵まれた米処です。栃木で造られる日本酒の特徴と、おすすめの銘柄を紹介します。

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栃木でも米どころとして知られる栃木市西方町に蔵を構える飯沼銘醸は、文化8年(1811年)創業の老舗蔵。主力銘柄は日光の杉並に由来する「杉並木」ですが、近年、注目を集めているのが、年間わずか60石だけ造っている希少な銘柄「姿」です。地元産の「山田錦」を使用した、無ろ過の生原酒を出荷するもので、そのフレッシュな味わいが、地酒ファンの評判を呼んでいます。
果実のような芳醇な香りと、旨味と酸味の絶妙なバランスの味わいが口のなかに脹らみ、それでいてあと味はすっと切れるのが特徴です。絞ったそのままの「姿」を味わうことができる、貴重なお酒といえるでしょう。

製造元:飯沼銘醸株式会社
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その名のとおりのゴージャスな味わい【鳳凰美田(ほうおうびでん)】

明治5年(1872年)創業の小林酒造は、小規模ながらも栃木県を代表する蔵元のひとつ。和釜で米を蒸し、搾りには熟成したもろみを布製の袋に入れ、「槽(ふね)」と呼ばれる木枠に入れてゆっくりと圧をかけるという、昔ながらのていねいな酒造りを行っています。
その代表銘柄である「鳳凰美田」は、フルーティな香りとフレッシュな味わいが特徴。そして豊かな風味をほのかな酸味がすっきりとまとめてくれます。酒米には希少な「愛山」を使い、イタリア製のシャンパンボトルをパッケージに採用した限定品「鳳凰美田 純米大吟醸 Gold Phoenix」は贈答品としても人気です。

製造元:小林酒造株式会社
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贅沢な製法が生み出す芳醇な味わいと軽さ【若駒(わかこま)】

若駒酒造は万延元年(1860年)創業という歴史ある蔵元ですが、蔵の名を冠した「若駒」は現当主が立ち上げた新ブランドです。その特徴は、「雄町」「五百万石」などの酒米のほかに「あさひの夢」という一般米を使っていることに加え、「無加圧搾り」を行っていること。もろみを入れた袋を槽(ふね)に入れたあと、袋の自重で落ちてくる成分だけを使うという贅沢な手法で造られた酒は、わずかに濁りがあり、微発泡を感じさせます。
味わいはフルーティな香りとソフトな口当たりで、重さはあまり感じません。さっぱりした上品な酸味であと味もさわやかです。メディアで紹介されて以降、品薄状態が続いているため、巡り会えたらラッキーかもしれません。

製造元:若駒酒造株式会社
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八溝山の清水から生まれた辛口の酒【旭興(きょくこう)】

渡邊酒造は八溝山の山間にある、明治25年(1892年)創業の蔵元。製造する酒の9割が地元である栃木県北部で消費されてしまうため、県外はもちろん同県南部でも見かけることは珍しい、地元に愛されている蔵元です。
小さな蔵元ですが、八溝山の清水である武茂川伏流水を仕込み水とし、「とちぎ酒14」など県産の酒造好適米を使用して、代々受け継がれた設備と現蔵元の研鑽によって、評価の高い日本酒を生み出しています。代表銘柄である「旭興」は、「朝日(旭)が昇る東の地で興した」との意味で命名されたもの。口当たりのよい辛口の味わいで雑味もなく、冷やでも燗でも飲み方を問わないお酒です。

製造元:渡邉酒造株式会社
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栃木県さくら市の水・土・米を究めた逸品【仙禽(せんきん)】

「せんきん」というひらがな表記が印象的な蔵元は、栃木県さくら市にある、文化3年(1806年)創業という歴史があります。蔵と代表銘柄の名前は、仙境に舞う禽鳥・鶴を意味する「仙禽」に由来するもので、代々にわたって受け継がれてきたもの。現在も、伝統を大切にした「クラシック仙禽」や、江戸時代の酒造りを忠実に再現した「ナチュール」を提供する一方で、「モダン仙禽」や「仙禽一聲」など、新たな挑戦も行っています。
どの銘柄も、水は敷地内から汲み上げる地下水を、米は地元、さくら市産の酒造好適米を使うなど、徹底して地元の水や風土にこだわっています。とくに特徴的なのが、「山田錦」「雄町」などの代表的な酒米に加えて、古代米「亀の尾」を積極的に使用していること。野生種の荒々しさを残した味わいが、独特の魅力となっています。

製造元:株式会社せんきん
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