ウイスキー初心者必見! 定番の銘柄を一挙紹介

ウイスキー初心者必見! 定番の銘柄を一挙紹介
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世界中で愛されるウイスキー。興味はあっても「産地や銘柄、飲み方などの種類が多くて、何を選べばいいのかわからない」という人も少なくないのでは? 今回はウイスキーの基本情報や初心者にオススメの定番銘柄、おいしい飲み方などを幅広く紹介します。

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初心者にもオススメのウイスキーって?

初心者にもオススメのウイスキーって?

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ウイスキーの定番銘柄を知る前に、基本情報をおさらい

はじめに、ウイスキーとはどんなお酒なのか、かんたんに概要を確認しましょう。

ウイスキーとは、「穀物を原料として糖化、発酵、蒸溜を行い、木製の樽で熟成したお酒」のこと。蒸溜酒に分類され、平均的なアルコール度数は約40~43度と高め。同じ蒸溜酒でも本格焼酎は約20~25度くらい、醸造酒と比較すると、ビールは約4~5度、ワインは約12~14度、日本酒は約15~16度くらいが中心なので、ウイスキーは同じお酒のなかでも、アルコール度数の高いお酒といえるでしょう。

アルコール度数の高さは、ウイスキー初心者が「飲みにくそう」と敬遠するひとつの理由になっているかもしれません。しかし、飲み方次第で、ビギナーでも飲みやすい1杯をたのしめるのがウイスキーの魅力です。

ウイスキーの定番銘柄は、5大産地から選ぼう

ウイスキーはさまざまな国で造られていますが、一般的に、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本の5か国が「ウイスキーの5大産地」として挙げられています。このなかでも、とくに穏やかで飲みやすいといわれるのは、日本産とカナダ産のウイスキーです。ウイスキー初心者はまず、この2つの産地から飲み始めてみるとよいでしょう。

また、ウイスキーの特徴のひとつに「スモーキーな香り」があります。スコットランドのスコッチウイスキーに特徴的な香りで、多くの愛飲家を惹きつけていますが、ウイスキー初心者のなかにはこの香りが苦手という人もいます。初心者の場合は、ウイスキーに慣れてきたころに試してもよいかもしれません。

なお、スモーキーな香りのウイスキーは、スコッチをお手本に造られている日本のウイスキーの銘柄にもありますが、スコッチと比べると穏やかです。

初心者はここからスタート!ウイスキーの選び方のコツ

初心者がウイスキーを選ぶときのポイントとなるのが、以下の3つです。ウイスキーを購入するときの参考にしてみてください。

【小瓶タイプのウイスキーから始める】

コスパで選ぶなら大容量のウイスキーですが、はじめのうちは小瓶タイプのウイスキーを選ぶのが無難。200~400ミリリットル程度の小瓶タイプは、酒屋さんだけでなくコンビニやスーパーなどでも気軽に購入できます。

【手ごろな価格のウイスキーを選ぶ】

はじめから高級路線のウイスキーを選ぶ必要はありません。まずは購入しやすい価格帯のものを選び、好みの味わいの方向性や、好きな銘柄が見つかったら、少しずつ予算を上げていくと失敗しにくくなるでしょう。

【国内の定番銘柄を購入する】

知名度の高い銘柄は、得てして飲みやすい銘柄でもあります。はじめのうちは、スーパーでよく見かける銘柄や、テレビCMで目にすることの多い銘柄などを購入してみるのもよいでしょう。
国内の蒸溜所で造られるジャパニーズウイスキーは、総じて飲みやすいウイスキーといわれています。

1度は聞いたことがある!? ウイスキーの定番銘柄

1度は聞いたことがある!?  ウイスキーの定番銘柄

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初心者にオススメ! ウイスキーの定番銘柄:国内編

ジャパニーズウイスキーは、近年、国内のみならず海外からも高い評価を得ています。ここでは、お手ごろ価格の定番銘柄を見ていきましょう。

【サントリー 角瓶】

ジャパニーズウイスキーの定番中の定番ともいえるのが「角瓶」です。「ウイスキーといえば角」と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 甘味のある香りとすっきりとした後味が特徴です。

製造元:サントリーホールディングス株式会社
公式サイトはこちら

【ブラックニッカ クリア】

髭を生やしたおじさんのロゴが有名な「ブラックニッカ クリア」も、日本の定番ウイスキーです。モルトを乾燥させる際にピート(草炭)を焚いていない「ノンピートモルト」なので、クセがなく、やわらかな香りとまろやかな味わいをたのしめます。

製造元:ニッカウヰスキー株式会社
公式サイトはこちら

【トリス クラシック】

トリス最大の魅力がコスパのよさ。一般的に、手ごろなものでも1,000円程度、高ければ数千円、数万円する700ミリリットルのウイスキーが、700~800円前後で購入できます。
戦後間もない時代から日本人の舌をたのしませてきた「トリス」は、甘い香りとなめらかな味わいが特徴です。毎日でも飲みたいウイスキーブランドとして、長く愛され続けています。

製造元:サントリーホールディングス株式会社
公式サイトはこちら

※商品価格は記事執筆時点のものとなります。ご購入の際には価格が異なる場合がありますのでご注意ください。

ウイスキーの定番銘柄:海外編

続いて、海外ウイスキーの定番銘柄を紹介します。お店などでもよく見かける、世界的にも有名な銘柄も押さえておきましょう。

【カナディアンクラブ】

「C.C.」の愛称で親しまれている「カナディアンクラブ」は、カナダのオンタリオ州ウィンザーの蒸溜所で生まれたウイスキーは、「カナディアンウイスキーの先駆者」といわれています。清冽(せいれつ)な水から生まれるウイスキーの味わいは、初心者でも飲みやすいでしょう。

国内輸入元:サントリーホールディングス株式会社

【ジョニーウォーカー レッドラベル】

世界最大級の販売量を誇る、スコッチウイスキーのブランド「ジョニーウォーカー」。 シリーズのなかには、味わいや価格の異なるさまざまなタイプが揃っていますが、初心者なら、比較的穏やかな「レッドラベル」がオススメです。“ジョニ赤”の愛称でおなじみの「レッドラベル」は、スコッチながらクセが少なくスモーキーな香りも控えめ。かつフルーティな甘味があるので、飲みやすいのが特徴です。

国内輸入元:ディアジオジャパン株式会社

【ジャックダニエル】

テネシーウイスキーを代表する「ジャックダニエル」。「アメリカンウイスキーの真骨頂」ともいわれる銘柄で、飲みやすいのが特徴です。飲みやすさの秘密は、テネシーウイスキーに特有の、「チャコール・メローイング製法」にあります。サトウカエデの木炭を重ねて一滴一滴ていねいにろ過・貯蔵することでもたらされる、甘やかな香りとのどごしのよさ、クセが少なくまろやかな味わいは、初心者にもオススメです。

国内輸入元:アサヒビール株式会社

ウイスキー初心者にオススメの飲み方・たのしみ方

ウイスキー初心者にオススメの飲み方・たのしみ方

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定番ウイスキー、初心者にはどんな飲み方がオススメ?

ウイスキーにはストレートやロック、ハイボールや水割りなどさまざまな飲み方があります。ここでは数ある飲み方のなかでも、とくに初心者にオススメの飲み方をかんたんに紹介します。

【ハイボール】

ウイスキーにソーダや炭酸水を加え、爽快感たっぷりに仕上げたカクテルがハイボールです。ソーダなどで割ることでアルコール度数が下がるうえ、のどごしがよくてビールのようにグイグイ飲めることから、初心者にオススメの飲み方のひとつに挙げられます。

【トワイスアップ】

ウイスキーと常温のミネラルウォーターを、1:1の割合で混ぜ合わせる飲み方です。ミネラルウォーターで割ることで、アルコールの刺激や強すぎる香りがやわらぐため、初心者でも飲みやすくなります。ウイスキーから立ち上る香りもたのしめます。

【水割り】

氷を入れたグラスに、ウイスキーとミネラルウォーターを注いで作る水割りもオススメの飲み方。水がウイスキーの個性をやわらかく包み込むので、飲みやすくなります。

定番ウイスキーの、自分だけのたのしみ方を探そう

ウイスキーの初心者は、まず手ごろな価格の定番ウイスキーを買って、いろいろな飲み方を試してみましょう。ウイスキーには、ハイボールや水割りのほかにも、ストレートやロック、ハーフロック、ミストなど、多彩な飲み方があります。気軽にチャレンジできるのは、定番銘柄だからこその魅力です。好みの香りや味わい、お気に入りの産地や銘柄などを見つけてみましょう。

定番のウイスキーには、手ごろな価格や飲みやすさ、入手しやすさなど、定番となるのにふさわしい魅力があります。さまざまな銘柄や飲み方を試して、自分好みのウイスキーのたのしみ方を探してみてはいかがでしょう。

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