新潟に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【甲信越編】

新潟に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【甲信越編】
出典 : siraphat/ Shutterstock.com

新潟県は県民一人あたりの日本酒消費量が全国1位という“日本酒王国”です。“淡麗辛口”というスタイルで酒文化史に名を刻み、地酒ブームの発祥の地ともいわれています。県内各地に約90の酒蔵があり、越後杜氏が伝統の技術を発揮しています。

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天保元年(1830年)創業の朝日酒造が、昭和末期の1985年に新たに発売した銘柄が「久保田」です。創業時の屋号「久保田屋」から、初心と品質本意の酒造りへの決意をこめて命名されたこの酒は、“淡麗辛口”の代名詞として、またたく間に全国区の人気銘柄になりました。
久保田ブランドは「久保田 百寿(ひゃくじゅ)」「久保田 千寿(せんじゅ)」など、長寿をイメージさせる商品名が印象的ですが、なかでも最高峰が純米大吟醸「久保田 萬壽(まんじゅ)」。日本酒を飲まず嫌いの人にも自信をもって薦められる、“淡麗辛口”の代表格です。

製造元:朝日酒造株式会社
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本醸造でも吟醸酒並みの造り【八海山(はっかいさん)】

“淡麗辛口”の地酒ブームの火付け役で、「久保田」とともに新潟の酒を代表するのが「八海山」です。日本一おいしいコシヒカリの産地としても有名な魚沼の地で、大正11年(1922年)に創業した八海醸造では、「いくら飲んでも飽きない酒」を目標に、原料や手間を惜しまない酒造りを続けています。
その姿勢は「八海山 特別本醸造」が精米歩合55%、長期低温熟成といった吟醸酒並みの造りで仕上げられていることに現れています。フルーティな飲み口と、のどを通った瞬間に雪が溶けるように消えていく感じが、本当の酒好き、日本酒通から、女性や日本酒初心者にまで好まれています。

製造元:八海醸造株式会社
新潟の日本酒【八海山(はっかいさん)】質と量をともに追求した酒

広く長く愛されてきた日常酒【菊水(きくすい)】

菊水酒造は城下町・新発田市を流れる加治川近くに蔵を構え、明治14年(1881年)に創業しました。その酒造りの姿勢は「おいしいお酒を、少しでも多くの人に、少しでも多くの場面で呑んでいただきたい」というもの。その姿勢が顕著に現れているのが、1972年発売の「ふなぐち菊水一番しぼり」です。
辛口の酒として人気を集めた「菊水」の生原酒を、アルミ缶に詰めて発売した、今なお続くロングヒット商品。生産履歴の確かな国産米を100%使用した本醸造の生原酒は、豊かな味わいの濃厚な酒で、日常酒として親しまれています。

製造元:菊水酒造株式会社
新潟の日本酒【菊水(きくすい)】いつも身近におきたい酒

洗練された味わいがクセになる【緑川(みどりかわ)】

八海山と同じ魚沼地区に蔵を構える緑川酒造は、明治17年(1884年)創業の老舗蔵。「緑川」もまた、新潟を代表する“淡麗辛口”の酒です。代表的な「緑川 純米吟醸」は、地元産五百万石を55%精米。低温でじっくりと熟成することにより、口当たりまろやかで飲みやすく、純米らしい味のふくよかさ、フルーティな吟醸香のバランスが絶妙です。そのていねいな造りと、厳選された特約店での対面販売を志向する姿勢により、熱烈なファンを増やしています。

製造元:緑川酒造株式会社
新潟の日本酒【緑川(みどりかわ)】売り方にまで妥協しない酒

地酒であることにこだわる蔵【麒麟山(きりんざん)】

蔵元のある土地で作られた米を原料とし、その土地から湧き出す水を使い、その土地の蔵人によって醸され、その土地の人が生活の一部として慣れ親しむ――。これが、新潟県と福島県の県境に近い山紫水明の地・阿賀町津川で文政年間(1818~1830)に創業した麒麟山酒造が定義する地酒のありかたです。毎日楽しむ日本酒であるためには、飲み飽きしないすっきりとした“淡麗辛口”。それが町のシンボルになっている山の名を冠した「麒麟山」がこだわる味です。
地元の農家と一緒に、また社員自らも酒米作りに取り組むなど、原料も人も“オール地元産”にこだわる姿勢は、地酒ファンであれば応援せずにはいられません。

製造元:麒麟山酒造株式会社
新潟の日本酒【麒麟山(きりんざん)】飲み飽きしない辛口の酒

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