ラム酒のような味わいを楽しむ黒糖焼酎3銘柄

ラム酒のような味わいを楽しむ黒糖焼酎3銘柄

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焼酎に苦手意識のある人にこそ、すすめたい黒糖焼酎

Ned Snowman/ Shutterstock.com

会社の同僚との飲み会や友人との食事会、送別会や歓迎会などお酒を嗜む機会は意外に多いもの。そんな会のときは、いつもと同じお酒ではなく、今まで味わったことのないジャンルのお酒にトライしてみてもおもしろいかもしれません。

どんなお酒にもいえることですが、一番最初の印象が強烈すぎてこれは苦手…という感情を持ってしまうことがよくあります。二度、三度と口にするチャンスがあれば、印象も変わることがあるかもしれませんが、なかなか再挑戦しようという気にはならないもの。

「焼酎は香りや味が独特でちょっと苦手」。そんな風に思っている方にこそ、試してほしいのが黒糖焼酎です。焼酎は麹と主原料を醗酵させ、蒸留させた蒸留酒。中でも米麴と黒糖から造られるのが黒糖焼酎です。

黒糖はさとうきびから造られる砂糖のことで、搾り汁を煮詰め、不純物を取り除いて固めたもの。100キログラムのサトウキビから、約10キログラムの黒糖が作られます。コクのある甘味に加え、ミネラルやビタミンなどの栄養素も豊富に含まれていて、独特な旨味も感じられます。

サトウキビが栽培され、これを主原料とした黒糖焼酎が作られているのが鹿児島県の南方、奄美群島です。長さ約200キロメートル、面積約1250平方キロメートルの範囲に喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島など、美しい島々が点在しています。

青い海に囲まれた風光明媚なこの地域では、諸説あるものの、16世紀の半ばにはすでに製造技術が伝わり、焼酎が作られていました。現在でも5つの島で酒造りが行われており、「奄美黒糖焼酎」として全国に流通しています。

同じさとうきびを原料とする酒には、カリブ海諸国で作られる「ラム」やブラジルの「ビンガ」があります。黒糖焼酎が「日本のラム」と呼ばれるのはこのためです。さとうきびの起源はニューギニアの島々といわれており、地球上の異なる場所で、同じ原材料を使った酒が生まれたことにロマンを感じますね。

黒糖のほんのりとした甘い香りは共通していますが、黒糖焼酎は酒税法上、発酵に米麹を使うことが義務付けられており、ラムとはまったく異なるお酒です。

個性的でフルーティな味と香りの「芋焼酎」、クセが少なく万人に愛される「麦焼酎」、米やそばという原材料の特色を生かした「米焼酎」や「そば焼酎」といった焼酎の顔ぶれの中で、黒糖焼酎は焼酎独特の臭みがなく、けれども焼酎らしいほのかな甘い芳香を持ち、比較的飲みやすい味わいといわれています。ぜひ先入観なしで、黒糖焼酎にトライしてみてください。

常圧蒸留法で造られた、甘い香りの「奄美」

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「徳之島の焼酎を広く本土へ」という願いのもと、誕生した銘柄。徳之島にある5つの蔵元の原酒がブレンドされています。原料である黒糖の甘い香りを最大限に引き出すために試行錯誤を重ね、米麹の1.8倍の黒糖を使用し、常圧蒸留法を採用。アルコール分25度から5年以上寝かせた古酒まで、異なる味わいが揃っています。

奄美酒類株式会社
http://www.amamishurui.co.jp/

熟成を重ねた「高倉」はまろやかな甘い香りが魅力

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高倉は同じグループ会社の製糖工場から、黒糖焼酎専用に作られたサトウキビを安定して仕入れています。奄美大島一の水質と言われる水が流れる「じょうごの川」の近くに位置し、地下120メートルから汲み上げた天然の地下水にも大きなこだわりがあります。「高倉」は3年以上熟成させた原酒を、さらに樫樽で熟成させました。まろやかなコクと甘いコクが際だっています。

奄美大島酒造
http://www.jougo.co.jp

黒糖焼酎で初めて減圧蒸留法を用いた革新的な「里の曙」

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