「前割り」の焼酎は一度飲んだらクセになる!? 【焼酎用語集】

「前割り」の焼酎は一度飲んだらクセになる!?  【焼酎用語集】
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「前割り」は焼酎のたのしみ方のひとつ。あらかじめ焼酎と水を混ぜ合わせて寝かせることで、通常の水割りやお湯割りよりも格段においしくなると言われます。通好みの飲み方として知られる「前割り焼酎」の魅力や味わい方を紹介します。

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焼酎の「前割り」とはどんな飲み方?

焼酎の「前割り」とはどんな飲み方?

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焼酎の「前割り」とは?

焼酎の「前割り」とは、焼酎をあらかじめ好みの濃度に割り水しておく飲み方です。
焼酎と水を混ぜ合わせた後、一晩から数日間、寝かせておくと、焼酎と水がなじんで、通常の水割りやお湯割りよりも格段においしくなると言われています。

焼酎の「前割り」に必要なものは?

「前割り」焼酎を作るのに必要なものは、焼酎と水、それらを混ぜ合わせるのに使う容器だけ。容器は、ペットボトルやガラス瓶などでかまいませんが、数日間時間を置く場合は、遮光ボトルや焼酎サーバーを利用するとよいでしょう。
焼酎サーバーとは、焼酎を注ぐための栓が付いた器のこと。ガラス製のものもありますが、焼酎の品質劣化につながる日光などを遮り、また遠赤外線効果で熟成を促してくれる陶器製のものを使うのがオススメです。

焼酎の前割りをおいしく作るためにも欲しい焼酎サーバー!

「前割り」で焼酎がおいしくなる理由

「前割り」で焼酎がおいしくなる理由

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「前割り」することで焼酎に生じる変化

焼酎は「前割り」することで、丸みのあるやさしい味が引き出されます。水と一緒に数日間、寝かせておくことで、焼酎のアルコール分子を水の分子が包みこみ、アルコールの刺激がほどよく軽減。焼酎本来の香味はそのままに、まろやかな味わいがたのしめるのです。
こうした前割による変化は、一晩寝かせるだけでも実感できますが、できれば3日から1週間ほど待ちたいところ。焼酎と水が分子レベルでなじむまで、じっくり寝かせてから味わいたいものです。

「前割り」焼酎のおいしい飲み方

「前割り」焼酎のおいしい飲み方

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焼酎と水の比率はお好みで

焼酎を「前割り」する場合、焼酎と水の割合にこれといった決まりはありませんが、アルコール度数25度の焼酎を用いる場合、焼酎6:水4、または焼酎5:水5で作るのが一般的だとか。濃い目の焼酎が好きな人は6:4から、お酒に強くない人は4:6くらいから試すとよいでしょう。
アルコール度数25度の焼酎を同量の水で混ぜると、約12.5度の「前割り」焼酎が完成しますね。これをひとつの目安に、お好みで調整してみてください。

「前割り」焼酎のおいしい作り方

焼酎サーバーまたは遮光ボトルに好みの割合で焼酎と水を入れ、器をよく振ります。あとは日の当たらない場所に常温で保管し、一晩から1週間待つだけです。
水は水道水よりミネラルウォーターがベターです。よりまろやかに仕上げたい場合は、軟水を使いましょう。

「前割り」した焼酎はお燗で飲むのが通

「前割り」した焼酎は、そのまま飲んでも冷やして飲んでもおいしくいただけますが、お燗にすることで焼酎本来の香りが堪能できます。
お燗の付け方はさまざまですが、直火にかけられる焼酎のお燗用茶器「黒千代香(くろぢょか)」があれば、味を損ねることなく香りを引き出せます。ふんわりと広がる香りをたのしむなら、人肌程度がおすすめ。弱火でじわじわと温めて、「前割り」焼酎の魅力を余すところなく味わってください。

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焼酎の「前割り」は、焼酎のおいしさを引き出すイチオシの飲み方。さまざまな銘柄を試すもよし、日ごとに変化する味わいをたのしむもよし。いろいろ飲み比べて「前割り」焼酎の魅力を満喫してください。

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