マイおちょこ(お猪口)で、ちょっと粋に日本酒をたしなむ

マイおちょこ(お猪口)で、ちょっと粋に日本酒をたしなむ

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「おちょこ(お猪口)」とはどんな器ですか?

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日本酒は、様々な温度で飲めるお酒ですが、その際、酒器を変えて飲むのもたのしみのひとつ。たとえば、表面積の広い杯は、香りが広がりやすいので、フレッシュな日本酒を飲むときにぴったり。飲み口の狭いワイングラスのようなデザインのグラスは、香りをしっかり感じるのに適しています。

最近はワイングラスで日本酒を飲む場合も多いようですが、日本酒といえば「おちょこ(お猪口)」を思い浮かべる人が多いでしょう。「おちょこ」は、一杯の容量が40~60ミリリットルほどの小さな器のことです。比較的アルコール度数の高い日本酒の場合、大きなグラスで飲むとあっという間に酔っぱらいに! おいしいお酒をゆっくりと味わうには丁度よいサイズがおちょこなのです。

ちなみに、なぜ、おちょこと呼ばれるようになったのでしょうか?諸説ありますが、ひとつは漢字の「猪口(ちょく)」が起源だといわれています。「ちょく」とは「ちょくちょく」の意味。また、飾り気がないもの、という意味で「直(ちょく)」といわれていたとも。いずれにせよ、お酒を飲む「ちょっとした器」という意味で「おちょこ」の名前になったようです。

「おちょこ」と「ぐい呑み」はどこが違うの?

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日本酒を飲むときの器に、おちょことぐい呑みがありますが、どちらも同じと思っていませんか? じつは、おちょことぐい呑みは全く別ものです。おちょこが、サイズが小さくて徳利とセットになっているのに比べ、ぐい呑みはおちょこよりサイズが大きいのが特徴。でも、サイズの規定があるわけでもなく、また素材もいろいろです。

ぐい呑みの言葉の意味は「ぐいっと飲む」「ぐいぐい飲む」から来ているといわれていますが、定かではありません。ぐい呑みのほうが、豪快に杯をあけるといったイメージを想像しますね。

おちょこへの粋な注ぎ方

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気心が知れた同僚や友人と飲みに行って、ゆっくり日本酒の杯を傾けるのは至福の時。たのしい時間に思わず飲み過ぎてしまわないように、スマートに飲みたいものですね。

また、ゆっくり飲めるように素敵な注ぎ方も覚えておくと、より日本酒をたのしむことができます。男性なら、右手に徳利を持ち、おちょこの八分目まで注ぎます。相手が目上の場合は、左手を添えるのが基本。女性ならば、男性同様にお銚子や徳利を右手に持ち、左手を下に添えおちょこの八分目まで注ぎます。おちょこにはたっぷり注ぐのではなく、八分目くらいがこぼす心配もなく、飲みやすくおいしく飲める量です。

飲むときは香りを感じながら飲みましょう。お店の常連になると「マイおちょこ」をキープできるお店もあるようですよ。そんな常連さんのように、おちょこで粋に飲めるようになったら日本酒通の仲間入りですね。

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