桃を使ったビールの魅力とは? おすすめの銘柄も紹介

桃を使ったビールの魅力とは? おすすめの銘柄も紹介
出典 : photosimysia / Shutterstock.com

桃の風味を持つビールを知っていますか。桃を副原料にして、桃のフレーバーを活かした「桃ビール」が、その飲みやすさで人気を集めています。フルーティーな甘い香りがたのしめる、桃ビールの歴史や特徴、国内外のおすすめ銘柄などを紹介します。

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目次

  • 桃などのフルーツを使ったビールの魅力とは?
  • ベルギーの伝統を再現した「桃ビール」のおすすめ銘柄
  • 桃を使ったさまざまなビアスタイルのおすすめ銘柄

桃の甘味と酸味を味わえる「サンクトガーレン 7種の桃のエール」

サンクトガーレンは、日本国内で小規模なビール造りが認められる以前から、アメリカで独自にビール造りを行ってきた、わが国クラフトビールのパイオニア的な存在です。世界で最初に醸造免許を取得したスイスのサンクトガーレン修道院が、その名の由来です。

「7種の桃のエール」は、そんなサンクトガーレンが造り出すピーチビール。山梨県甲府市で収穫された7種類の桃をピューレに加工。これを麦汁に投入して醸造します。

よりやわらかな飲み口を求めて、大麦のほかに小麦麦芽も使用。香りは甘い桃そのものですが、味わいは甘味だけでなく、種のまわりの酸味も感じられ、生の桃を丸かじりしたような風味をたのしめます。

神奈川のビール【サンクトガーレン】 日本のクラフトビールのパイオニア


岡山の新鮮な桃を使った「独歩 ピーチピルス」

おだやかな気候と良質な水を有することから、ビール醸造所がひしめく岡山県。宮下酒造の「独歩(どっぽ)」は、国内クラフトビールの黎明期から醸造されてきた地ビールブランドです。創業に際して、ビールの本場・ドイツから技師を招き、設備や原料はすべてドイツ流のビール造りが行われています。

岡山を代表する果物といえば、やはり桃。「独歩」でも桃のフルーツビール「独歩 ピーチピルス」をラインナップしています。ピルスナーをベースに、桃の天然果汁を約10%加え、濃すぎず甘すぎず、ピルスナーならではのすっきりとした味わいを実現。「桃ビール」というより「桃サイダー」ともいうべき飲み口で、食前酒・食後酒としてもおすすめです。

製造元:宮下酒造株式会社
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桃を使ったさまざまなビアスタイルのおすすめ銘柄

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さまざまな品種の桃で造る「箕面ビール 桃ヴァイツェン」

日本の滝百選にも選ばれている箕面(みのお)滝のある大阪府箕面市で、地元と一体となってビール造りに励むブルワリーが箕面ビール。多種多様なクラフトビールのなかでも、屈指の人気を誇るのが「桃ヴァイツェン」です。

「桃ヴァイツェン」は、その名のとおり、南ドイツのビアスタイル「ヴァイツェン」がベース。小麦麦芽から生まれるバナナやクローブのようなフルーティーに、桃の瑞々しい香りが加わって、複雑なアロマを醸し出します。

「桃ヴァイツェン」は、毎年夏に醸造されるシーズナルビールで、収穫時期の異なる桃でビールを造り、品種別に分けてリリースされます。売り切れ必至の人気商品なので、箕面ビールのSNSやサイトなどをチェックしてください。

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希少な桃の魅力を味わえる「綱島 桃エール」

横浜ビールは、日本初のビール醸造所が造られた横浜の地で、正統派のビールを造り続ける醸造所です。

「綱島 桃エール」は、横浜市港北区綱島産の桃を使ったビール。綱島は、かつて「東の綱島、西の岡山」と呼ばれるほどの桃の名産地でした。戦争や水害の影響で、いったんは生産が途絶えましたが、1998年から桃づくりが再開しています。

「幻の桃」といわれる「日月桃(じつげつとう)」と、「白鳳(はくほう)」の2品種を用いて造られる「綱島 桃エール」は、辛口のスパークリングワインのようなキレと、奥ゆかしい桃のフレーバーがたのしめます。

製造元:株式会社横浜ビール
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「綱島 桃エール」は「シーズナルビール」(季節限定)で、春と秋に販売されます。

株式会社横浜ビールのシーズナルビールのページはこちら

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