芳醇で豊かな香りのブランデー紅茶って知ってる?

芳醇で豊かな香りのブランデー紅茶って知ってる?
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「高級ブランデーはストレートで嗜むもの」というイメージがありますが、じつは紅茶と合わせることでぐんと親しみやすい存在になります。初めて飲む人でも、立ち上るアロマに魅了されることでしょう。今回は、ブランデーと紅茶の組み合わせについて、詳しく見ていきましょう。

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ブランデーと紅茶の相性がよいってほんと?

ブランデーと紅茶の相性がよいってほんと?

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そもそもブランデーってどんなお酒? どんなたのしみ方があるの?

ブランデーは、果実をおもな原料とする蒸溜酒です。もともとはブドウを発酵、蒸溜させたものを「ブランデー」と呼んでいましたが、いまではリンゴやサクランボなどさまざまな果実で多彩なブランデーが造られています。なお、ブドウ以外の果物を原料としたものを「フルーツブランデー」と呼ぶこともあります。

ブランデーは、とくに「香りをたのしむお酒」と評されます。芳醇な香りを存分に堪能するため、ストレートで香りを感じながらゆっくりと味わうのが基本の飲み方。もちろん氷を入れてロックにしたり、水割りやソーダ割りにしたり、カクテルにしてもおいしくたのしめます。

ブランデーと組み合わせるならどんな紅茶?

香り豊かな高級ブランデーに紅茶を合わせるなら、やはり香りがよく質が高い紅茶を選ぶのがベター。

紅茶の種類は、柑橘系の香りですっきりとした飲み心地のアールグレイや、「紅茶界のシャンパン」とも呼ばれるダージリンなどがおすすめです。ダージリンはとくに、5~6月に収穫されるセカンドフラッシュ(二番摘み)が適しています。アールグレイから香るベルガモットの香りや、二番摘みダージリン特有のマスカットの香りが、ブランデーの魅力をよりいっそう引き立てることでしょう。

なお、ティーバッグよりも、品質の高い茶葉から淹れた紅茶を使うとよりおいしく作れます。好きな紅茶と組み合わせて、自分だけのお気に入りを探してみるのもたのしそうですね。

紅茶と相性がよいのはどんなブランデー?

紅茶と相性がよいのはどんなブランデー?

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紅茶と相性のよいブランデー:コニャック

ブランデーと紅茶は比較的どんな組み合わせでも合いますが、まず試したいのが「コニャック」との組み合わせです。

コニャックとは、フランスのコニャック地方で造られる高級ブランデーのこと。2回の蒸溜、最低3年の樽熟成、複数の原酒をブレンドするなど、厳しい規定をクリアしたものだけがコニャックと名乗ることができます。「レミー・マルタン」や「ヘネシー」などがよく知られる銘柄です。

高品質のコニャックのアロマは、紅茶の香りと互いに引き立て合うため、贅沢なマリアージュをたのしめるでしょう。

紅茶と相性のよいブランデー:アルマニャック

コニャックと並んで有名なのが、コニャック地方の南に位置するアルマニャック地方で造られる高級ブランデー「アルマニャック」です。コニャックが単式蒸溜機で2回蒸溜するのに対して、アルマニャックは連続式蒸溜機で1回蒸溜するのみ。雑味がなく上品な味わいのコニャックに比べると、アルマニャックは野性的でパンチの強い味わいといわれます。「シャボー」や「ジェラス」などがおもな銘柄です。アルマニャックも紅茶と好相性です。

紅茶と相性のよいブランデー:カルヴァドス

コニャックやアルマニャックのようにブドウを原料としたブランデーではなく、リンゴを原料としたものが「カルヴァドス」です。生産地であるフランス・ノルマンディー産のリンゴを使い、香りも味わいも濃厚なブランデーに仕上げられているのが魅力。すっきりフルーティーな紅茶との相性も抜群です。代表銘柄として「グランソラージュ」や「ルモルトン レゼルヴ」などが挙げられます。

なお、コニャック、アルマニャック、カルヴァドスは「世界3大ブランデー」と呼ばれ、高く評価されています。

ブランデーと紅茶を合わせてみよう!

ブランデーと紅茶を合わせてみよう!

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「ティー・ロワイヤル」の作り方

ブランデーと紅茶の組み合わせで代表的なのは、リラックス効果抜群の「ティー・ロワイヤル」です。かんたんにティー・ロワイヤルの材料と作り方のポイントを紹介します。

<用意するもの>
◇茶葉から入れた温かい紅茶 ティーカップ1杯
◇コニャックまたはアルマニャック ティースプーン1杯
◇角砂糖 お好みの量

<作り方のポイント>
ティーカップの紅茶にそのままブランデーを加えるのではなく、紅茶の上でティースプーンに乗せた角砂糖にブランデーをかけて浸み込ませ、そこに火をつけてアルコールを適度に飛ばしてからスプーンを紅茶に沈めてかき混ぜます。そうすることで、ブランデーの強いアルコール感が薄まり、芳醇な香りだけが紅茶に移ります。

「ブランデーティー」の作り方

もっと手軽にブランデーと紅茶の組み合わせをたのしみたいときは、ブランデーを紅茶で割るだけの飲み方もおすすめです。

<用意するもの>
◇温かい紅茶 1杯
◇ブランデー 適量
◇角砂糖またはフルーツジャム(お好みで)

<作り方のポイント>
温かい紅茶に好みの量のブランデーを加えて軽く混ぜるだけ。紅茶は茶葉から入れたいところですが、手軽さを求めるなら、ティーバッグの紅茶で作ってもよいでしょう。

ブランデー×紅茶、さらにちょい足しにも挑戦

とくにブランデーティーを作るときは、ちょい足しして好みのアレンジを探してみるのもおすすめです。

ミルクを加えればよりリラックスできるまろやかな味わいに、酸味のあるフルーツを加えればリフレッシュ効果抜群な一杯が完成します。シナモンスティックを添えたブランデー入りの紅茶はナイトキャップ、つまり寝る前の一杯にもぴったりです。

氷入りの冷たい紅茶とブランデーでアイスドリンクにしてもよいでしょう。炭酸水を加えれば、清涼感抜群のドリンクになります。



高級ブランデーは遠い存在と感じている人もいるかもしれませんが、紅茶と組み合わせることでより身近に感じられ、気軽にたのしむことができます。香りが魅力のブランデーと紅茶を合わせれば、優雅な一杯が完成します。好みの組み合わせを見つけて、とっておきのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

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