山口の日本酒【金雀(きんすずめ):堀江酒場】海外でも評価が高い老舗蔵元のメインブランド

山口の日本酒【金雀(きんすずめ):堀江酒場】海外でも評価が高い老舗蔵元のメインブランド
出典 : 堀江酒場サイト

「金雀」は、国内外で高い品質と味が認められている日本酒ブランドです。少量生産のため希少価値が高く、入手困難な酒としても知られています。その受賞歴から蔵元のはじまり、銘柄名の由来、醸造が行われている山口県岩国市錦町の風土まで紹介します。

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「金雀」が体現する“世界に誇れる優れた日本酒”

「金雀」が体現する“世界に誇れる優れた日本酒”

出典:堀江酒場サイト

「金雀」は日本酒鑑評会で高く評価されている銘柄

「金雀」は、山口県岩国市の蔵元、堀江酒場の主要日本酒銘柄。その酒質は、日本酒の鑑評会で高く評価されています。“至福の味わい”がテーマの大吟醸酒「金雀 大吟醸」は、平成20年(2008年)度の「南部杜氏自醸酒鑑評会」で優秀賞を受賞しました。

また“美味しさの彼方へ”がテーマの純米大吟醸酒「金雀 飛翔」は、平成24年(2012年)の「広島国税局清酒鑑評会」で中国地方1位となる首席優等賞を受賞しているほか、「全国新酒鑑評会」でも度重なる入賞を果たしています。

「全国新酒鑑評会」の役割とは? 【日本酒用語集】

「金雀」は国際的な審査会でも認められている日本酒

「金雀」は、国際的な審査会のひとつ、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の日本酒部門でも高評価を得ています。

出品された「金雀40%」は、平成28年(2016年)に純米大吟醸の部で世界2位のリージョントロフィーを受賞。平成29年(2017年)と平成30年(2018年)には2年連続で世界1位の最高位トロフィーを獲得しています。

現在「金雀40%」は、“世界に誇れる優れた日本酒”をテーマとする純米大吟醸酒「Premium 金雀」シリーズとして商品化されています。その名のとおりプレミアムな価格帯の商品ですが、世界1位の味わいを堪能してみてはいかがでしょうか。

「金雀」を醸す山口県下最古の蔵元、堀江酒場

「金雀」を醸す山口県下最古の蔵元、堀江酒場

出典:堀江酒場サイト

「金雀」の蔵元は江戸時代の中期から続く老舗蔵

「金雀」の蔵元、堀江酒場は、明和元年(1764年)に創業した山口県下最古の老舗蔵。江戸時代の中期、長州藩を治めていた毛利家の家臣、堀江太朗兵衛によって開かれました。

「金雀」という銘柄名は、スズメが豊作の象徴として吉兆を表し、神の遣いと崇められていたことに由来します。創業当初は「金雀」だけでなく、「銀雀」や「福雀」といった銘柄もあったと伝わっています。

創業から256年。12代目となる現当主は、時代を超えて受け継がれてきた日本酒の魅力を今に伝えようと、代々伝わってきた技法と最新の技術を融合させ、高品質の日本酒を世に送り出しています。

「金雀」の蔵元が造り出す日本酒

「金雀」は少量生産の入手困難な銘柄酒である一方、ラインナップは多彩で、最高級の純米大吟醸酒「Premium 金雀」を筆頭に、伝統の生酛(きもと)造りで醸された季節限定酒や古酒なども醸造されています。

堀江酒場には、「金雀」のほかに「清流錦川」「堀仙江輸」といったブランドもあります。なかでも、地元のやましろ商工会と農家とのコラボレーションブランド「黒まいん」はとても個性的。酒米に地元栽培の「黒紫米(こくしまい)」を使用したシリーズで、ポリフェノール由来の淡いピンク色が特徴です。

ほかに、山口県産業技術センターが開発した「やまぐち・桜酵母」仕込みのスパークリングタイプ、「黒まいん湧泡(ゆーふぉう)」もあります。

「金雀」を生み出している“錦町”とは

「金雀」を生み出している“錦町”とは

出典:堀江酒場サイト

「金雀」の蔵元が建つ、山紫水明の地“錦町”

「金雀」の蔵元、堀江酒場は、中国山地の西部に位置する山口県岩国市錦町に建っています。
県内最高峰1,337メートルの寂地山をはじめ、1,000メートル級の山々が連なり、錦川が貫くように流れるこの場所は、まさしく“山紫水明”の地。水が豊富で、昼夜の寒暖差が大きな気候は酒米作りにも適していて、日本酒造りに好適な環境が整っています。

「金雀」は水に恵まれた土地から生まれる

「金雀」の蔵元がある土地は、なにより水に恵まれています。蔵の位置から北北東方向の山間には、錦川水系の宇佐川の支流、寂地川が流れています。この川の水は環境省選定の“名水百選”のひとつに選ばれている良水で、本流の錦川に流れ込んでいます。

錦町を流れる錦川も、天然の鮎が泳ぐ清流として知られています。その伏流水も良質で、「にしきのおいしい水」として、2012年にモンドセレクション最高金賞を受賞しています。

「金雀」は“錦町”から世界に旅立つ

水は日本酒の成分の約80%を占め、その味を決定づけるといわれています。錦町のよい水で醸されている「金雀」が、国内外で高評価を受けているのもうなずけます。

山口県岩国市の山間に位置して水が豊富な小さな町、錦町。2月にはセツブンソウが咲き、夏には錦川に鮎が姿を見せ、豊富な良水を活用したワサビ栽培が盛んなこの地で「金雀」は生まれ、日本中、そして世界に旅立っていくのです。

「金雀」を造っている堀江酒場は、新しい可能性にも挑んでいる蔵元です。「金雀」と同じ“雀”を冠した「夢雀(むじゃく)」もそのひとつ。県内企業と共同開発をしたこの日本酒は、750ミリリットルで8万8,000円という超高級酒。イセヒカリという米を酒米に使い、18%まで磨いたという贅沢な1本です。機会があれば、ぜひお試しください。

製造元:有限会社堀江酒場
公式サイトはこちら

たのしいお酒.jp:山口に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【山陽編】

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