北海道の焼酎【鍛高譚 (たんたかたん)】 香り豊かなしそ焼酎

「鍛高譚(たんたかたん)」は北海道白糠町の特産物である「赤しそ(紫蘇)」を主原料に造られる、香り高いしそ焼酎。ここでは、鍛高譚の誕生秘話や、インパクトある銘柄名の由来、飲みやすさの秘密、おいしい飲み方などを紹介していきます。
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「鍛高譚」は特許製法で造られるしそ焼酎

出典:オエノングループサイト
「鍛高譚(たんたかたん)」は北海道白糠町産のしそと大雪山系から注ぐ旭川の清らかな水で育まれるしそ焼酎シリーズ。さわやかな風味と飲みやすさで、焼酎ファンはもちろん、お酒を飲み慣れていない女性の間でも注目を集めています。
「鍛高譚」を造るのは、オエノングループの1社で、米・水・気温という酒造りの三大要素に恵まれた旭川市において、幅広い酒類の製造を手がける合同酒精です。
同社が白糠町の“一村一品運動”をきっかけに、その名産品である赤しそを原料にした焼酎造りを開始したのは1992年のこと。そのなじみやすい味わいに加え、赤しそを原料にした焼酎がめずらしかったこともあり、「鍛高譚」の名は全国へ広まっていきました。
同社はその後も、しその香りをよりたのしめるよう改良を重ね、発売から25年目にあたる2018年に大幅なリニューアルを実施。しその香りが約20倍にアップし、ますます飲みやすく味わい深く進化を遂げています。
「鍛高譚」の名前の由来

出典:オエノングループサイト
「鍛高譚」のラベルには魚のイラストが描かれていますが、じつはここには深い物語が宿っています。
「タンタカ」とは、アイヌ語でカレイ科の魚のこと。物語は、海の底に住む「タンタカ」が、潮が沖に流れて海が濁ってしまったために息ができず苦しむ仲間たちを助けるべく冒険に出るところから始まります。
どんな苦しみもいやすといわれる紫の草(=しそ)を求めて、タンタカは川をさかのぼり、流れの強い瀬も滝も乗り越えて、やがて青い山のふもとへとたどりつきます。探し求めていた紫の草を見つけることができましたが、水の生物であるタンタカにはそれをとることができません。途方に暮れるタンタカを助けてくれたのは、森の動物たちでした。タンタカの話を聞いた動物たちは、手分けをして紫の草を摘み、タンタカのいる川に落としてくれたのです。
タンタカが紫の草を持ち帰ると、魚たちは元気を取り戻しました。その後、紫の草のある青い山は、「タンタカ山」と呼ばれるようになったのだとか。
カレイのタンタカが川をさかのぼり、青い山からしそを持ち帰ったというこの物語こそ、「鍛高譚」の名前の由来。ネーミングについては、ほかにもいくつかの案があったといいますが、語感のよさはもちろん、その背景にあるメッセージも含めて「鍛高譚」はベストチョイスだったといえそうです。
「鍛高譚」のおいしい飲み方

出典:オエノングループサイト
「鍛高譚」は、蒸溜を繰り返すことですっきり飲みやすく仕上げた甲類焼酎と、素材の香りや味わいを存分に引き出した乙類焼酎と、長所をあわせもつ混和焼酎です。
「しその風味をたのしみつつ、すっきりとした飲み口にこだわりたい」という人や「クセのある本格焼酎はちょっと苦手、でも甲類焼酎は味気なくて」という人にはとくにオススメの一品です。
「鍛高譚」はロックや水割り、ソーダ割り、グレープフルーツジュース割りなど、どんな割り方でもおいしくたのしめますが、ここでは香りをいっそうたのしめるおすすめの飲み方を紹介しましょう。
【鍛高譚のお湯割り】
グラスにお湯を注ぎ、「鍛高譚」をゆっくり注ぎます。お湯4、鍛高譚6の割合が黄金バランスです。
【鍛高譚の熱燗】
耐熱容器に「鍛高譚」を注ぎ、火にかけて温めるだけ。フタをして、注ぎ口をラップで覆っておくと、しその香りを逃がさずたのしむことができます。
【鍛高譚のお湯割り+梅干し】
梅干しの酸味としその風味が絶妙に調和する、いちおしの飲み方。梅干しとお湯を入れたグラスに鍛高譚を注ぎ、お好みで梅干しをほぐします。
【鍛高譚のホットレモネード割り】
寒い冬におすすめしたいのが、ホットレモネード割り。ホットレモネードとレモンの輪切りを入れたグラスに、「鍛高譚」を注ぐだけ。お好みでレモン果汁や砂糖をプラスして。
「鍛高譚」は透明な焼酎ですが、同シリーズにはルビー色の梅酒「鍛高譚の梅酒」や、しそ味わうお酒「赤鍛高譚」、初のプレミアム商品「鍛高譚プレミアム」もあり、おいしくて見た目も鮮やかなカクテル作りに重宝します。SNSにも映えるので、焼酎と合わせてお試しください。
製造元:オエノングループ 合同酒精株式会社
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