しそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」とは? 香りや味わい、おいしい飲み方やおすすめの割り方を紹介

しそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」とは? 香りや味わい、おいしい飲み方やおすすめの割り方を紹介
出典 : オエノングループ【公式】ツイッター

しそ焼酎「鍛高譚」は、「電気ブラン」「ビッグマン」などでおなじみの合同酒精(オエノングループ)が造るしそ香るお酒。さわやかな風味とスッキリとした飲み口で人気を集めています。今回は「鍛高譚」の特長や名前の由来、おいしさの秘密、ラインアップなどを紹介します。

  • 更新日:

しそ焼酎「鍛高譚」は、北海道白糠町(しらぬかちょう)特産の赤シソを原料に使った香り高いしそ焼酎。印象的な香りとスッキリとした味わいで、焼酎初心者から焼酎通まで幅広い層に支持されています。

しそ焼酎「鍛高譚」とはどんな焼酎?

しそ焼酎「鍛高譚」とはどんなお酒?

出典:オエノングループ【公式】インスタグラム

「しそ香るお酒」のキャッチコピーで知られる「鍛高譚」のプロフィールからみていきましょう。

「鍛高譚」は北海道白糠町特産の赤シソで造られるしそ焼酎

「鍛高譚(たんたかたん)」は北海道白糠町特産の赤シソと大雪山系を望む旭川の清冽な水で造る、しそ焼酎です。

日照時間が長く、昼夜の気温差が大きい北海道白糠町の赤シソは、一般的な赤シソに比べてひときわ葉が大きく香り豊かで、鮮やかな紫色に育つといいます。

良質な赤シソを原料に造られるしそ焼酎「鍛高譚」は、シソ由来の華やかな香りとさわやかな風味が特長。料理と相性のよいスッキリとした味わいと飲みやすさから居酒屋さんなどでも人気を集めていて、焼酎ファンはもちろん、お酒を飲み慣れていない人にも親しまれています。

2022年12月9日に30周年を迎えた「鍛高譚」

出典:オエノングループ【公式】X

しそ焼酎「鍛高譚」の製造元は旭川に工場を持つ合同酒精(オエノングループ)

「鍛高譚」を造るのは、幅広い酒類の製造を手掛けるオエノングループの合同酒精です。

「鍛高譚」が誕生したのは、約30年前のこと。1990年代といえば、各地域が特産品を作って地域振興を図る「一村一品運動」が盛んだった時代。北海道白糠町が、特産品の赤シソを活かしたお酒を造れないかと同社に相談したことで、1992年、商品が誕生しました。


印象的な香りに仕上がった「鍛高譚」は、すっきりとした味わいに加え、赤シソを原料にした焼酎が珍しかったこともあり、その名は全国へ広まっていきました。
2018年には、しその香りを約20倍にアップ。より華やかな赤シソの香りのする焼酎として、現在も幅広いファンの注目を浴びています。

鍛高譚とスカイツリー

出典:しそ焼酎 鍛高譚(たんたかたん)【公式】X

しそ焼酎「鍛高譚」の名前の由来

しそ焼酎「鍛高譚」のラベルには魚のイラストが描かれていますが、じつはここには深い物語が宿っています。

「タンタカ」とは、アイヌ語でカレイ科の魚を指す言葉。物語は、海の底に住む「タンタカ」が、潮が沖に流れて海が濁ってしまったために息ができず苦しむ仲間たちを助けるべく冒険に出るところから始まります。

どんな苦しみもいやすといわれる紫の草(=シソ)を求めて、タンタカは川をさかのぼり、流れの強い瀬も滝も乗り越えて、やがて青い山のふもとへとたどり着きます。

そこは木もれ日が射し込む豊かな大地。タンタカは探し求めていた紫の草を見つけることができました。しかし、水の生物であるタンタカにはそれを採ることができません。途方に暮れるタンタカを助けてくれたのは、森の動物たちでした。タンタカの話を聞いた動物たちは、手分けをして紫の草を摘み、タンタカのいる川に落としてくれたのです。

タンタカが紫の草を持ち帰ると、魚たちは元気を取り戻しました。その後、紫の草のある青い山は、「タンタカ山」と呼ばれるようになったのだとか。

カレイのタンタカが川をさかのぼり、青い山からシソを持ち帰ったというこの物語こそ、「鍛高譚」の名前の由来。ネーミングについては、ほかにもいくつかの案があったといいますが、語感のよさはもちろん、その背景にあるメッセージも含めて「鍛高譚」はベストチョイスだったといえそうです。

「鍛高譚」の赤シソとさわやかな味わいの秘密

鍛高譚のおいしさの秘密

出典:オエノングループ【公式】インスタグラム

しそ焼酎「鍛高譚」の特長といえば、赤シソの華やかな香りとスッキリとした味わいですが、赤シソ本来の香味を引き出すのに適した蒸留機を使用していること以外、製法は明かされていません。

ここでは、造り手のこだわりや工夫から、「鍛高譚」のおいしさの秘密を探っていきます。

しそ焼酎「鍛高譚」の味わいの決め手は北海道白糠町特産の赤シソと旭川の清冽な水

しそ焼酎「鍛高譚」の香りを特徴づける赤シソは、北海道白糠町の契約農家が農薬を使わずに丹精込めて栽培した質の高い逸品。自然の恵みを受けひときわ大きく育った赤シソは一株一株ていねいに収穫され、天日干しと室内乾燥を行ってから粉砕。「鍛高譚」を製造する旭川の工場へと出荷されます。

ここに大雪山系を望む旭川の清冽な水を使用することで、さわやかな風味が際立つのです。

北海道白糠町の赤シソ畑

出典:オエノングループホームページ

しそ焼酎「鍛高譚」のマイルドな飲み口は混和焼酎ならではの特長

焼酎は、その製法によって「甲類焼酎」と「乙類焼酎」「混和焼酎」に大別されます。

◆甲類焼酎
連続式蒸留機で繰り返し蒸留することで、雑味を取り除きスッキリとした味わいに仕上げた焼酎。連続式蒸留焼酎とも呼ばれ、クセがないことから、酎ハイやサワーのベースとして重宝されています。

◆乙類焼酎
単式蒸留機で1度だけ(2度の場合もある)蒸留を行うことで原料の香りや風味を生かした、味わい深い焼酎。単式蒸留焼酎とも呼ばれ、一定の条件を満たしたものは「本格焼酎」と表記することができます。

◆混和焼酎
「甲類焼酎」と「乙類焼酎」をブレンドしたもの。ピュアな味わいの甲類焼酎と、風味豊かな乙類焼酎のいいとこ取りをした焼酎で、原料の個性を残しながら、マイルドな味わいに仕上がる傾向があります。

しそ焼酎「鍛高譚」のボトルに明記された品目は「焼酎甲類乙類混和」。つまり、「混和焼酎」に分類されるお酒ということ。華やかな香りとマイルドな味わいが共存しているのはそのためです。

「鍛高譚」シリーズのラインアップ

「鍛高譚」シリーズの人気商品を紹介します。

しそ焼酎「鍛高譚」

鍛高譚

出典:オエノングループホームページ

「鍛高譚」シリーズの定番商品。厳選された赤シソならではの華やかな香りとさわやかな風味がたのしめます。

すりガラス加工でさわやかさが際立つボトルタイプは720mlと1,800mlの2種類、リサイクルしやすい紙パックタイプは500ml、900ml、1,800mlの3種類、計5種類からお気に入りをチョイスして。

アルコール度数:20度

赤鍛高譚

赤鍛高譚

出典:オエノングループホームページ

「鍛高譚」の5倍の赤シソを使用し、より華やかな香りに仕上げたドライな味わいの1本。「赤鍛高譚」の特長でもある天然のルビー色は、食卓を鮮やかに彩ります。
すりガラス加工のボトル(720ml)、紙パック(500ml、900ml)の3種。

アルコール度数:20度

「鍛高譚」シリーズの梅酒やスピリッツもおすすめ

「鍛高譚」シリーズの梅酒やスピリッツもシソの風味で人気を集めています。

鍛高譚の梅酒

鍛高譚の梅酒

出典:オエノングループホームページ

しそ焼酎「鍛高譚」の原料である赤シソを使って、香料・着色料無添加で仕上げた梅酒。鮮やかなルビー色と赤シソの風味が堪能できます。
500ml、720ml、1,800mlの3種類。

アルコール度数:12度

TAN TAKA TAN JIN(鍛高譚ジン)

TAN TAKA TAN JIN

出典:オエノングループホームページ

北海道白糠町特産品の赤シソと5種類のボタニカル(ジュニパーベリー、リコリスルート、アンジェリカルート、コリアンダーシード、オレンジピール)を用いたクラフトジン。和食との相性が抜群です。

アルコール度数:37度

定番の飲み方で「鍛高譚」のしその香味をたのしむ

鍛高譚のおいしい飲み方

出典:オエノングループ【公式】X

しそ焼酎「鍛高譚」は、多彩な飲み方で味わえるお酒ですが、赤シソの風味を堪能しつつ、スッキリとした飲み口をたのしみたいという人は、ロックや水割り、お湯割り、ソーダ割りなどの定番の飲み方を試してみるとよいでしょう。「鍛高譚」が持つさわやかな味わいをたのしむならロックや水割りで、シソの香りを満喫するならお湯割りや熱燗も試してみてください。

水やお湯で割って飲む場合、焼酎と水(お湯)の黄金比はロクヨン(6:4)といわれていますが、しその香りが魅力の「鍛高譚」は濃度を問わずたのしめる、焼酎初心者にやさしいお酒。まずは好みの比率で味わってみてはいかがでしょう。

「鍛高譚」は割ってもカクテルでも

「鍛高譚」はカクテルベースにも最適

出典:オエノングループ【公式】インスタグラム

しそ焼酎「鍛高譚」はフレッシュジュースやソーダで割っても、カクテルに使ってもおいしくたのしめるお酒です。ここでは、おすすめの飲み方のほんの一部を紹介します。

「鍛高譚」のおすすめの割り方

「鍛高譚」は梅干しやフルーツを加えたり、フレッシュジュースやソーダ、レモネードなどで割ってもおいしくいただけます。おすすめは以下の割り方です。

鍛高譚のお湯割り+梅干し

梅干しの酸味としその風味が絶妙に調和する、一押しの飲み方。梅干しとお湯を入れたグラスに鍛高譚を注ぎ、お好みで梅干しをほぐします。

鍛高譚のホットレモネード割り

寒い冬におすすめしたいのが、ホットレモネード割り。ホットレモネードとレモンの輪切りを入れたグラスに、「鍛高譚」を注ぐだけ。お好みでレモン果汁や砂糖をプラスして。

鍛高譚の金魚割り

グラスに氷と大葉(シソ)を入れ、鍛高譚を注ぎます。赤唐辛子(鷹の爪)をまるごと、ヘタを取らずに沈めて、金魚割りの完成。唐辛子のかすかな刺激が、さわやかな風味を引き立てます。お好みで水を加えて、濃さを調整してください。

赤鍛高譚のカクテル

出典:オエノングループホームページ

「鍛高譚」はカクテルのベースとしても活躍

スッキリとした味わいが特長の「鍛高譚」シリーズは、カクテルのベースとしても重宝します。

赤シソの香りはペアリングの幅も広く、さまざまなフルーツや割り材と抜群の相性を発揮します。一押しは、「鍛高譚」の炭酸割りにベリー系や柑橘系のフルーツを加えたカクテル。「鍛高譚」の公式サイトでも、カクテルレシピを公開しているので、いろいろ試して、とっておきのレシピを探してみてください。

「鍛高譚」ブランドサイト ちょっとひと工夫の飲み方

「鍛高譚」は料理との相性も抜群!

鍛高譚は有能な食中酒

出典:オエノングループ【公式】X

しそ焼酎「鍛高譚」は食中酒としても定評があるお酒です。原料に使われるシソは料理の風味づけとして活躍する食材。シソに合うものならどんなおつまみ・料理でも「鍛高譚」とのペアリングをたのしめます。

サラダやつけものなど、あっさりとした料理とも相性は抜群ですが、濃いめの味つけの焼き物や揚げ物などとも引き立て合うので、機会があったらいろんな組み合わせを試してみてください。

「鍛高譚」ブランドサイト 簡単おつまみ

しそ焼酎「鍛高譚」は、多彩な飲み方、多彩なペアリングがたのしめる香り高い焼酎。アルコール初心者の入門酒として、食中酒として、またデザートのお供としても重宝するので、この機会にぜひ味わってみてくださいね。

製造元:オエノングループ 合同酒精株式会社
公式サイトはこちら
オエノングループ【公式】Xはこちら
しそ焼酎 鍛高譚【公式】Xはこちら
オエノングループ公式インスタグラムはこちら

おすすめ情報

関連情報

焼酎の基礎知識

日本ビール検定(びあけん)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事