和歌山に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【近畿編】

和歌山に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【近畿編】
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和歌山県は、世界遺産に登録された高野山や熊野三山を有する、自然と歴史に満ちた県。数多くの日本酒の蔵元があり、それぞれ自慢の味を競っています。国際コンクールで誉れ高い賞に輝くなど、世界的にも注目を集める和歌山のお酒の魅力を紹介します。

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和歌山の豊かな自然が上質な酒を育む

和歌山の豊かな自然が上質な酒を育む

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和歌山は、県面積の8割以上が山地。和歌山の歴史や文化は、この大自然の恵みと分かちがたく結びついています。自然と人間生活の美しい調和は酒造りにおいても例外ではなく、和歌山で造られる地酒は、この地の自然の恩恵を存分に受けてきたものばかりです。

和歌山の酒造りに欠かせないのが、県内各地の豊富な名水です。なかでも、日本有数の一級河川、紀ノ川の伏流水は、軟水とも硬水ともいい切れない絶妙な硬度が特徴。酒造りの仕込み水に用いれば、やわらかな飲み口でありながら、キリっとした潔さも感じられるお酒を醸します。

また、和歌山の蔵元によく見られる土蔵の蔵は、酒造りの要となる微生物の活動に適切な温度・湿度を維持します。あたかも蔵そのものが呼吸するかのように、酒造りを見守っているのです。

こうしたさまざまな風土条件に恵まれた和歌山では、古来より優れた味わいの日本酒が数多く造り出されてきたのです。

和歌山の酒の質は国際コンクールでも認められる

和歌山の酒の質は国際コンクールでも認められる

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和歌山の尽きることのない自然の恵みは、和歌山の蔵元の発展に多いに貢献してきました。一時は、全国的な日本酒の消費量低迷の波に飲まれたこともありますが、和歌山の蔵元たちは「伝統は革新を続けるもの」という信念を胸に、新しい日本酒のプロモーション方法を柔軟に模索。日本酒文化再興に力を注ぎました。

そうした取り組みのひとつが、日本食ブームの広がりともに活性化しつつあった海外の日本酒コンクールへのチャレンジでした。
和歌山の蔵元には、世界に認められた日本酒が数多く存在します。たとえば、国際コンクールとして名の知れた「モンドセレクション」で金賞を獲得した銘柄や、本格的な国際日本酒コンテスト「インターナショナル・サケ・チャレンジ」で連続入賞を遂げた銘柄など。もちろん国内でも、「全国新酒鑑評会」や「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」など、数々のコンテストで高い評価を受けています。

和歌山の人気銘柄

和歌山の人気銘柄

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和歌山の雄大な自然のなかで育まれた日本酒は、どれも個性豊かな味わいと長い歴史をもつものばかりです。そんな和歌山の酒を代表する銘柄を紹介します。

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