大阪に行って飲んでみたい! おすすめのビール【関西編】
大阪のビール好きのあいだで、ますます人気上昇中のクラフトビール。大阪は、「日本人によるビール造り発祥の地」としても知られ、数の多さこそ東京に及ばないものの、個性的なブルワリーが多く集まり、大阪ならではの独自のビール文化を築いています。
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大阪港から眺める夕日が原点【天保山ビール】
「天保山ビール」は、大阪の人気スポットとして知られる天保山に店を構える築港米穀店の現当主、保喜博(たもつ・よしひろ)氏が開発したクラフトビール。大のビール好きの氏が、自身の理想とするクラフトビールを追い求めた結果、生まれたビールです。
ある日、大阪港から夕日を眺めていたときにアイデアが浮かんだという「天保山」ビールは、通常の2倍のホップを使ったIPA(インディア・ペールエール)で、さわやかでいてガツンとくる飲みごたえが特徴のビール。また、兄弟ブランドとなる「大阪港ビール」は、通常の3倍ものホップを使用した苦味の強い辛口のビールです。
大阪のビール【天保山ビール】 「大のビール好き」が造るこだわりのクラフトビール
温泉施設に併設された個性派ブルワリー【市岡ビール工房】
「市岡ビール工房」の最大の特徴は何といっても、同じ敷地内に温泉施設があって、温泉とクラフトビールの両方がたのしめる、全国でも珍しいブルワリーだということ。併設されたレストラン「地底旅行」を利用すれば、たった200円で温泉に入ることもできます。
ビール工房で造られるクラフトビールには、大阪の地底深く、約1万年前の地層から湧き出る温泉水が使われていて、独特のまろやかさが特徴です。
大阪のビール【市岡ビール工房】 温泉水を使った下町の個性派ビール工房
老舗蔵元が生んだ大阪発の地ビール【大阪國乃長ビール】
「大阪國乃長ビール」は、大阪で初めて、全国でも9番目となるブルワリーで、製造元となる壽酒造は、文政5年(1822年)に創業した老舗の蔵元です。
約200年におよぶ日本酒造りの技を活かした独自の地ビールとして誕生した「大阪國乃長ビール」は、阿武山山系の伏流水を仕込み水として使用し、厳選されたカナダ産の麦芽とドイツ産のホップ、上面発酵酵母を使用して醸造する麦芽100パーセントの地ビールです。また、清酒の仕込み水の一部に酒そのものを用いる貴醸酒の手法をビール造りに応用した独自のビールも開発しています。
大阪のビール【大阪國乃長ビール】 老舗の蔵元が造る大阪初の地ビール
食にうるさいといわれる大阪では、今も個性豊かなブルワリーが続々と誕生しています。みなさんも、大阪に行くときは、他では味わえない大阪ならではのクラフトビールを、ぜひ試してみてください。