「マティーニ」とはどんなカクテル? 味わい、アルコール度数、材料からおいしいレシピまで紹介

「マティーニ」とはどんなカクテル? 味わい、アルコール度数、材料からおいしいレシピまで紹介
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マティーニとは、ジンとドライベルモットで作るショートカクテル。バーテンダーの技術やジンの銘柄で味わいが大きく変わる奥深さから、「カクテルの王様」として親しまれています。ここでは、マティーニの特徴や味わい、アルコール度数、作り方やおすすめのジンまで紹介します。

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マティーニとは、「カクテルの王様」の異名を持つジンベースのショートカクテル。映画や小説でも登場人物の人となりを表す小道具として描かれ、世界中で愛飲されています。

マティーニとは?

マティーニとは?

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マティーニとは、ジンをベースにドライベルモットを合わせて作る定番カクテル。シンプルな材料ながら、作り方のわずかな違いで味わいが変わる奥深さが魅力で、世界中のバーで親しまれています。

まずは、マティーニの特徴や「カクテルの王様」と呼ばれる理由をみていきましょう。

マティーニはジンベースのショートカクテル

マティーニは、ジンとドライベルモットをステアして作るショートカクテル。冷やしたカクテルグラスに注ぎ、オリーブやレモンツイストを添えて提供されるのが一般的で、世界中のバーで親しまれています。

レシピに使う材料はジンとドライベルモットが基本で、とてもシンプルです。その一方で、ジンやドライベルモットの銘柄や配合比率はもちろん、ジンやグラスの温度、ステアの加減などによっても香りや口当たりが変わるため、同じレシピでも味わいは大きく異なります。こうした繊細な味わいの違いも、ファンを魅了する理由のひとつ。マティーニがバーテンダーの技術やこだわりが表れやすいカクテルといわれるのもそのためです。

マティーニはカクテルの王様

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マティーニが「カクテルの王様」と呼ばれる理由とは?

マティーニが「カクテルの王様」と呼ばれる背景には、シンプルなレシピだからこそ生まれる奥深さがあります。

材料が少ないぶん、ごまかしが利かず、ジンの銘柄やドライベルモットとの配合比率、バーテンダーそれぞれの技術や哲学によって味わいが大きく変わります。こうした奥深さに加え、長い歴史のなかで世界中のバーや多くの著名人に愛されてきたことも、「カクテルの王様」と称される理由のひとつといえるでしょう。

マティーニを愛した人物としては、元英国首相ウィンストン・チャーチルや元米国大統領フランクリン・ルーズベルト、文豪アーネスト・ヘミングウェイ、作家トルーマン・カポーティなどが知られています。映画『007』シリーズでは、主人公のジェームズ・ボンドが愛飲するカクテルとして描かれ、世界的な知名度を高めました。

マティーニの起源には諸説あります。アメリカ・カリフォルニア州マルティネスで生まれたカクテル「マルティネス」が原型という説のほか、ホテルのバーテンダーが考案したとする説や、「ジン・アンド・イット」から派生したとする説など、さまざまな説が語り継がれています。現在も定説はありませんが、こうした歴史の奥深さが、マティーニの魅力をいっそう引き立てています。
マティーニのカクテル言葉には諸説ありますが、「知的な愛」や「棘のある美しさ」などが紹介されることがあります。こうしたイメージも、マティーニの洗練された魅力を物語っています。

マティーニの味わいの特徴は?

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マティーニの味わいの特徴|ボタニカルな香りとキレのある辛口

マティーニは、透明感のある見た目と、ジン由来のボタニカルの香りが特徴です。ボタニカルとは、ジュニパーベリーや柑橘の果皮、ハーブ、スパイスなど、ジンの香りづけに使われる植物素材のこと。白ワインをベースに香草や薬草、スパイスなどを加えて造られるドライベルモットが加わることで、より奥行きのある香りが生まれます。

ドライでキレのある飲み口も魅力です。甘さは控えめですが、ジンのさわやかな風味とドライベルモットのほのかな苦みが調和し、キレのある余韻をたのしめます。

マティーニは、食前酒(アペリティフ)として親しまれているカクテルです。豊かな香りとドライな味わいは、食事前の一杯にぴったり。一方で、その奥深い香りや味わいを食後にゆっくりたのしむ人もいます。飲むシーンに合わせて異なる表情を見せてくれるのも、マティーニの魅力といえるでしょう。

ふたつのマティーニの画像

Svittlana // Shutterstock.com

マティーニのアルコール度数は高め

マティーニのアルコール度数は30度以上が一般的。ソーダやジュースなどの割り材を使わず、ジンとドライベルモットを混ぜ合わせて作るため、カクテルのなかでもアルコール度数は高めです。

一般的なジンのアルコール度数は40~47度程度、日本で正規流通する代表的なドライベルモットのアルコール度数は18度程度です。ジン3:ドライベルモット1の割合で作ると、マティーニのアルコール度数は30度台半ばから40度近くになります。なお、使用する銘柄や配合比率によってアルコール度数は変わります。

マティーニには代表的なレシピがありますが、ジンとドライベルモットの配合比率や使用する銘柄はバーテンダーやバーごとに異なります。そのため、味わいやアルコール度数も一杯ごとに変わります。ジンの割合が多いほどアルコール度数は高くなり、よりドライで力強い味わいに仕上がります。

ショートカクテルは1杯の量が少ないものの、ロングカクテルに比べるとアルコール度数は高め。お酒を飲み慣れていない人はゆっくり味わいましょう。

マティーニの基本的な作り方とおいしく作るコツ

ミキシンググラスからグラスにマティーニを注ぐバーテンダーの画像

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マティーニは材料が少ないぶん、ひとつひとつの工程が味わいを左右するカクテルです。ここでは、基本的なレシピと作り方、おいしく仕上げるコツを紹介します。

<材料>
◇ジン…60ミリリットル
◇ドライベルモット…20ミリリットル
◇オリーブまたはレモンツイスト…適量
◇氷…適量

<作り方>
1. カクテルグラスをあらかじめ冷やしておく。
2. 氷を入れたミキシンググラスにジンとドライベルモットを注ぎ、やさしくステアする。
3. 冷やしたカクテルグラスに注ぐ。
4. オリーブまたはレモンツイストを添えて完成。レモンツイストを搾るかどうかはお好みで。

ミキシンググラスとは、氷と材料を混ぜるための注ぎ口が付いたグラスのことです。材料が入る大きさのグラスや計量カップなどでも代用できます。

バーによっては、香りづけにオレンジビターズを加えることもあります。

マティーニにオリーブを添えるバーテンダーの手元の画像

New Africa / Shutterstock.com

【おいしく作るコツ①|グラスはしっかり冷やしておく】
マティーニは氷を入れずに提供するため、グラスがぬるいとすぐに温度が上がり、香りや口当たりが変化します。冷凍庫や冷蔵庫であらかじめ冷やしておくとよいでしょう。

なお、マティーニに使用するグラスは、「マティーニグラス」と呼ばれる円錐形のクラシックなタイプがおすすめです。

【おいしく作るコツ②|ステアしすぎない】
ステアしすぎると氷が溶けて水っぽい味わいになります。材料をしっかり冷やしながら、短時間で混ぜることがポイントです。ジンもあらかじめ冷やしておくと、氷が溶けすぎず、おいしく仕上がります。

【おいしく作るコツ③|ドライベルモットの量を調整する】
ドライベルモットを多めにするとハーブの香りが豊かになり、少なめにするとジンの個性が際立ちます。まずは基本レシピで作り、配合を微調整しながら、自分好みのバランスを探してみてください。

マティーニの味わいを左右するジンのおすすめ銘柄は?

マティーニの味わいを左右するジンの銘柄は?

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マティーニはジンとドライベルモットで作るカクテルですが、使用する量の大半を占めるのはジンです。そのため、ジンの銘柄によって香りや味わいの印象は大きく変わります。

王道のドライ・マティーニを味わうなら、ドライジンの定番銘柄がおすすめです。一方で、サントリー「ROKU〈六〉」や京都蒸溜所「季の美」など、日本ならではのボタニカルを使用したジャパニーズジンを選べば、海外で親しまれているマティーニとはひと味違う個性をたのしめます。

ここでは、マティーニによく合うおすすめのジンを紹介します。

ドライジンについては、以下の記事で紹介しています。

ビーフィーター(BEEFEATER)|王道の辛口マティーニならこれ

ビーフィーター ジン40度 700ml瓶

出典:サントリー株式会社サイト

1863年から変わらぬレシピで造られる伝統的なロンドンドライジン。ジュニパーベリーを中心に9種類のボタニカルを使用し、24時間かけて香りを引き出してから蒸溜。さわやかな柑橘の香りとキレのある辛口が特徴です。
マティーニらしいすっきりとした味わいをたのしみたい人におすすめ。

アルコール度数:40度

国内販売元:サントリー株式会社
ブランドサイトはこちら

タンカレー ロンドン ドライジン|力強いボタニカルの香りが魅力

タンカレー ロンドン ドライジン

出典:ディアジオ ジャパン株式会社サイト

1830年の創業以来、ジュニパーベリー、リコリス、コリアンダー、アンジェリカルートの4つのボタニカルと、こだわりの4回蒸溜による製法で造られるプレミアムジン。力強く豊かな香りとクリアな味わいが特徴です。

ジンらしい個性を堪能したい人や、キレのあるマティーニをたのしみたい人に。

アルコール度数:47.3度

国内販売元:ディアジオ ジャパン株式会社
公式サイトはこちら

ボンベイ・サファイア|華やかな香りと軽やかな味わい

ボンベイ・サファイア

出典:ボンベイ・サファイアブランドサイト(バカルディ ジャパン株式会社)

1761年に開発されたレシピを継承するボンベイブランドを代表するプレミアムジン。厳選された10種類のボタニカルを使用し、蒸気となったスピリッツをボタニカルに通過させる製法により、洗練された華やかな香りとスムースな味わいを実現。シトラスとフローラルを基調とした華やかな香りと、スパイシーさや柑橘を感じる軽やかな余韻が特徴です。華やかな香りと軽やかな味わいをたのしみたい人におすすめです。

アルコール度数:47度

国内販売元:サッポロビール株式会社
ブランドサイトはこちら

マティーニにオリーブを入れる理由は?

マティーニにオリーブを入れる理由

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マティーニといえば、オリーブを添えるイメージがあります。その理由には諸説あり、次のような説が知られています。

◆オリーブの塩味で口の中がリセットされ、次のひと口がよりおいしく感じられるという説
◆ジンやドライベルモットの風味を引き立てるという説
◆パーティーなどで見た目が似た甘口のカクテルと区別するためという説

オリーブの代わりにレモンツイストを添えるケースもあります。オリーブの塩味によるアクセントをたのしむか、レモンのさわやかな香りを加えるかでマティーニの印象が変わるので、ぜひ飲み比べてみてください。

なお、オリーブを食べるタイミングに決まりはありません。マティーニを飲む前でも途中でも飲み終えた後でも、自分の好きなタイミングでたのしめます。オリーブが苦手な場合は、無理に食べる必要はありません。オリーブが刺さったカクテルピンはグラスに入れたままでも問題ありませんが、コースターの横に置くのがスマートです。

マティーニの代表的なバリエーション

オリーブとレモンツイストが入ったマティーニの画像

Elena Veselova / Shutterstock.com

マティーニは世界中で愛されている定番カクテル。その人気から数多くの派生レシピが生まれ、現在は300種類以上のバリエーションがあるともいわれています。なかには、スタンダードなマティーニと並ぶほど知名度の高いものもあります。
ここでは、代表的なバリエーションを紹介します。

◆マティーニ
ジンとドライベルモットで作る基本のスタイル。現在では、このレシピをもとにしたさまざまなバリエーションも「マティーニ」と総称されることがあります。

◆ドライマティーニ
ドライベルモットの量を減らし、ジンの個性をより際立たせたスタイル。ジンの割合がさらに多いものを、エクストラドライマティーニと呼ぶこともあります。

◆ウォッカマティーニ
ジンの代わりにウォッカを使用。『007』シリーズでも有名で、「ボンドマティーニ」と呼ばれることも。

◆スウィートマティーニ
ドライベルモットをスウィートベルモットに代えて甘みとコクをプラスしたもの。

◆ダーティマティーニ
オリーブの漬け汁(瓶詰めの汁)を加え、塩味とうま味をたのしむマティーニ。

◆パーフェクトマティーニ
ドライベルモットとスウィートベルモットを半量ずつ使用。辛口と甘口の絶妙なバランスをたのしめます。

マティーニに似たカクテル|ギムレットやホワイト・レディとの違いは?

マティーニグラスでたのしむカクテル

Elena Veselova / Shutterstock.com

最後に、マティーニに似た見た目のカクテルをいくつか紹介します。

◆ギムレット
ジンとライムジュースで作るショートカクテル。透明感のある見た目はマティーニと似ていますが、ライムのさわやかな香りと酸味が特徴です。

◆ホワイト・レディ
ジンにホワイトキュラソー(トリプルセック)とレモンジュースを合わせたショートカクテル。マティーニと同じくアルコール度数は高めですが、柑橘の甘みと酸味が加わり、華やかな味わいをたのしめます。

◆雪国
ウォッカにホワイトキュラソーとライムジュースを合わせた、日本発のショートカクテル。グラスの縁に砂糖をまぶし、ミントチェリーを添えます。甘みと酸味のバランスも絶妙。

マティーニは、シンプルなレシピだからこそ、ジンの銘柄やドライベルモットとの配合、バーテンダーの技術や哲学によって表情が変わる奥深いカクテルです。まずは定番の一杯を味わい、自分好みのマティーニをみつけてみてください。

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