三重の焼酎【久寿(くす)】「キンミヤ焼酎」でおなじみ宮﨑本店が放つ樽香&まろやかさが魅力の本格麦焼酎
「久寿」とは、「キンミヤ焼酎(亀甲宮焼酎)」の蔵元・宮﨑本店が手掛ける本格麦焼酎。樽熟成らしい香りと旨味、鈴鹿山系の天然水に由来するなめらかなのどごしが魅力です。今回は、「久寿」の特長や味わい、宮﨑本店の酒造りや手掛けた本格焼酎銘柄などを紹介します。
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「久寿」は、人気の甲類焼酎「キンミヤ焼酎」で知られる宮﨑本店の本格麦焼酎銘柄です。さっそく特長をみていきましょう。
「久寿」は樽熟成ならではの香りと旨味が魅力
出典:株式会社宮﨑本店サイト
「久寿(くす)」とは、選り抜きの大麦を原料に造り上げた麦100%の原酒を樫樽で3年以上かけてじっくり貯蔵・熟成させた、琥珀色の本格麦焼酎。モンドセレクション優秀品質最高金賞を連続受賞するなど、国内外の評価も高い至高の逸品です。
その特長はなんといっても、樽からしみ出るほのかな香りと長期熟成焼酎ならではの芳醇な香り、そして深みのあるまろやかな味わい。これらが口のなかで絶妙に溶け合い、さわやかかつ極上の酔い心地に浸れます。
ラインナップは、アルコール度数25度の「久寿 25%」と41度「久寿 41%」の2種類。
「久寿」の造り手は「キンミヤ焼酎(亀甲宮焼酎)」の蔵元・宮﨑本店
出典:株式会社宮﨑本店サイト
本格麦焼酎「久寿」を手掛けるのは、三重県四日市市の宮﨑本店。江戸時代から紡いできた蔵元の歴史の一部と、こだわりの酒造りについてみていきましょう。
三重県の蔵元・宮﨑本店の歴史
宮﨑本店は、江戸時代後期の1846年に三重県四日市市で創業した老舗蔵元。みりんや粕取り焼酎の製造に始まり、清酒(日本酒)や甲類焼酎、ウイスキーへと裾野を広げながら、世界に羽ばたくブランドへと成長してきました。
明治時代は東京を中心に販路を拡大していた宮﨑本店ですが、大正12年(1923年)の関東大震災で被災したお得意様に、東京への輸送に使われていた樽廻船(たるかいせん)で水や食料、木材などの支援物資を送ったことから、下町の居酒屋を中心に宮﨑本店のお酒が浸透。その後も下町の庶民の間で根強い人気を博し、昭和初期の連続式蒸溜機導入後に誕生した甲類焼酎「亀甲宮焼酎(キンミヤ焼酎)」などは「下町の名脇役」のキャッチフレーズで現在も多くの愛飲家に親しまれています。
宮﨑本店というと、この「キンミヤ焼酎」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、戦前から造られている清酒(日本酒)銘柄「宮の雪」の評価も高く、平成28年(2016年)には伊勢志摩サミットのカクテルタイムに「宮の雪純米酒」が各国首脳に供されて注目を浴びました。
近年では、「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」大吟醸カテゴリー最高トロフィーをはじめ、国内外の酒類コンクールで受賞歴を重ねています。
出典:株式会社宮﨑本店サイト
宮﨑本店が掲げる「品質本意」の酒造り
創業以来、品質本意を第一にお酒造りに挑んできた宮﨑本店。四日市の風土と酒造りの伝統を守るかたわら、新しい技術や設備を柔軟に取り入れながら、品質の維持・向上に努めてきたといいます。
宮﨑本店のお酒を特徴づけるのは、ミネラル成分をほとんど含まない鈴鹿山脈の伏流水。この水を仕込み水に育まれるまろやかで深みのある味わいは、多くのファンを引きつけてやみません。
「久寿」が気に入ったら飲んでみたい宮﨑本店の本格焼酎
出典:株式会社宮﨑本店サイト
「久寿」が気に入ったらぜひ飲んでみたい、本格焼酎銘柄を紹介します。
本格麦焼酎「くろみや」
出典:株式会社宮﨑本店サイト
常圧蒸溜と減圧蒸溜、それぞれで得られた原酒をブレンドし、イオン交換することで、深みのある飲みやすい味わいに仕上げた本格麦焼酎。ほんのりと感じられる麦の甘味が特長です。
水割りやお湯割り、ソーダ割りなど、多彩な飲み方でたのしめます。
本格米焼酎「時乃刻印(ときのこくいん)」
出典:株式会社宮﨑本店サイト
樫樽で3年間貯蔵・熟成させた本格米焼酎。まろやかな風味とやわらかなのどごし、米の旨味がたのしめる、繊細かつスッキリした味わいの1本です。
ロックや水割り、お湯割りなど、好みの飲み方で味わって。
本格麦焼酎「久寿」は、樫樽で3年以上熟成させた琥珀色のお酒。人気の「キンミヤ焼酎」とはひと味もふた味も異なる、芳醇な香りと深みのある味わいを堪能してみてください。
製造元:株式会社宮﨑本店
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