徳島の焼酎【おおぼけこぼけ】「すだち酎」でおなじみの日新酒類が全量麦で造る香ばしくコクのある麦焼酎

徳島の焼酎【おおぼけこぼけ】「すだち酎」でおなじみの日新酒類が全量麦で造る香ばしくコクのある麦焼酎
出典 : ひとり君 / PIXTA(ピクスタ)

「おおぼけこぼけ」は、大麦と大麦麹を原料に全量麦で仕込むこだわりの麦焼酎。麦の香ばしさと力強いコクに口当たりのよさが共存した人気の食中酒です。今回は、「おおぼけこぼけ」の特徴や名前の由来、造り手のこだわり、合わせて飲みたいおすすめ銘柄などを紹介します。

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「おおぼけこぼけ」の造り手は、「すだち酎」などでおなじみの日新酒類。まずは蔵元の基本情報や酒造りのこだわりからみていきましょう。

「おおぼけこぼけ」の造り手、日新酒類とは?

日新酒類は徳島の酒類メーカー

出典:日新酒類株式会社ホームページ

「おおぼけこぼけ」の蔵元・日新酒類のプロフィールや酒造りを確認していきましょう。

「おおぼけこぼけ」を手掛ける日新酒類は江戸時代創業の老舗酒造メーカー

「おおぼけこぼけ」の造り手は、徳島県板野郡に本社を置く四国唯一の酒類総合メーカー、日新酒類。江戸時代末期から続く酒造蔵の流れを汲み、長年受け継がれた伝承の技で、日本酒(清酒)や焼酎をはじめ、リキュール、果実酒、本みりんなど、幅広い酒類の製造を手掛けています。

「おおぼけこぼけ」の蔵元は徳島の特産物を活かした商品で人気

「おおぼけこぼけ」を造る日新酒類は、すだちやなると金時(鳴門金時)など、地元阿波産の特産物を活かした商品展開で知られています。

吉野川の伏流水と阿波産の山田錦で造る「瓢太閤(ひさごたいこう)」は、全国新酒鑑評会で通算19回金賞を受賞した注目の日本酒銘柄。徳島県産すだちの果汁を使った焼酎タイプのリキュール「阿波の香りすだち酎」は、37年間親しまれてきたロングセラー商品です。

ほかにも、徳島県北東部の砂地で育まれ、高い品質基準をクリアしたさつまいものトップブランド「なると金時」や、なると金時の最上級ブランドとして知られる「里むすめ」を原料に使用した本格芋焼酎、徳島の県の木「やまもも」の果汁をミックスした「やまももワイン」など、地元の特産物活かした商品を多数手掛けています。

徳島県原産の香酸かんきつ類、すだち(酢橘)

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日新酒類の酒造りのこだわり

日新酒類のモットーは、「日々、新なり」。伝承の技はそのままに、衛生管理や温度調節など、機械が得意とする部分には新しい技術を取り入れるなど、柔軟な姿勢でお酒造りに取り組んでいます。

日新酒類が目指しているのは、雑味が少なく飲み飽きしない酒質。地元の特産物の特長を最大限に引き出しつつ、スッキリとした飲みやすいお酒を造り続けています

「おおぼけこぼけ」とはどんな焼酎?

麦焼酎おおぼけこぼけ

出典:日新酒類株式会社ホームページ

「おおぼけこぼけ」とはどんな焼酎なのでしょう。特徴や味わい、名前の由来などをみていきます。

「おおぼけこぼけ」は三大河のひとつ、吉野川の伏流水に育まれる麦焼酎

「おおぼけこぼけ」は、吉野川の伏流水と大麦を原料に造られる本格麦焼酎です。

水には硬水と軟水があり、日本の水道水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量が少ない軟水ですが、吉野川の水は中軟水。ミネラルをバランスよく蓄えているので、仕込みや割り水に使用すると、スッキリとした飲みやすい酒質に仕上がるそう。

紅葉シーズンの大歩危峡

オフィスK / PIXTA(ピクスタ)

「おおぼけこぼけ」の名前の由来

吉野川は「四国三郎」の異名を持ち、関東の「坂東太郎」(利根川)、九州の「筑紫二郎」(筑後川)とあわせて三大河(別名「日本三大暴れ川」)のひとつに数えられています。四国山地を横切るこの川の激流が悠久の時をかけて形成したのが、国指定天然記念物および名勝として知られる「大歩危小歩危」。この渓谷こそが、麦焼酎「おおぼけこぼけ」の名前の由来です。

なお、大歩危小歩危の語源には諸説あり、断崖を表す「ほき(ほけ)」という古語からという説と、「大股で歩くと危ないから大歩危/小股で歩いても危ないから小歩危」という説が有力のようです。

本格麦焼酎「おおぼけこぼけ」の味わいとおいしい飲み方

麦焼酎「おおぼけこぼけ」

出典:日新酒類株式会社ホームページ

「おおぼけこぼけ」は、全量麦で仕込んだ本格麦焼酎。麦の香ばしい香りと力強いコクを引き出しながらも、減圧蒸溜でスッキリと仕上げた、飲みやすい1本です。

おすすめの飲み方は、水割り。グラスに氷をたっぷり入れて、「おおぼけこぼけ」と水を3:7の比率で割ると、マイルドな味わいに仕上がります。もちろん、ロックでもおいしくいただけます。

食中酒としても有能で、幅広い料理とのペアリングをたのしめます。なかでも魚の煮つけや焼き鳥との相性は抜群です。

商品名:おおぼけこぼけ
原料名:大麦(オーストラリア産)、大麦麹
アルコール度数:25度

「おおぼけこぼけ」が気に入ったら飲んでみたいおすすめ焼酎&リキュール

「おおぼけこぼけ」の主原料である麦はおもにオーストラリア産ですが、日新酒類の魅力を知るには、徳島の特産物を使った焼酎も味わっておきたいもの。ここでは、地元の素材で造られた一押しの焼酎&リキュールを紹介します。

阿波の香り すだち酎

阿波の香り すだち酎

出典:日新酒類株式会社ホームページ

徳島県産すだち果汁を100%使用した焼酎タイプのリキュール。すだちのさわやかな香りと酸味、ほのかな苦味が特徴です。昭和60年(1985年)の登場以来愛され続けるロングセラー商品で、平成元年(1989年)には第1回農林水産大臣賞を獲得しています。

氷と一緒にグラスに注ぎ、炭酸を加えるだけで、手軽にすだちハイボールが作れるほか、多彩な飲み方でたのしめます。

すだちの魅力や焼酎との相性、おいしい飲み方については、以下の記事も参考にしてください。

本格芋焼酎 鳴門金時焼き芋焼酎

出典:日新酒類株式会社ホームページ

温暖で乾燥した瀬戸内式気候の地域の砂地畑で栽培されるさつまいも「なると金時」は、徳島県産ブランドのひとつ。あと味のよい甘味とホクホクとした食感が魅力で、徳島県でも鳴門市をはじめとするごく限られたエリアで栽培されたものだけが「なると金時」と名乗ることができます。

「鳴門金時焼き芋焼酎」は、「なると金時」の焼き芋を仕込みに使ったこだわりの芋焼酎。焼き芋ならではの香ばしさと甘味を存分にたのしめます。

本格焼酎 鳴門金時「黒眉山(くろびざん)」

本格焼酎 鳴門金時「黒眉山」

出典:日新酒類株式会社ホームページ

黒麹仕込みで徳島県産「なると金時」の個性をしっかりと引き出した濃醇な味わいの芋焼酎。東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2022 焼酎部門金賞受賞。

「なると金時」ならではの風味をたのしむなら、水割りやソーダ割りがおすすめ。濃醇な味わいを堪能するならお湯割りも試してみてください。

「おおぼけこぼけ」は、料理との相性が抜群の全量麦焼酎。食事と一緒にじっくり味わったら、徳島の特産物を活かした焼酎やリキュールに切り替えるのも一手です。

製造元:日新酒類株式会社
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