〜世界の乾杯シーンでawa酒を〜 業界初・自然発酵で透明なロゼスパークリング純米酒を醸す滝澤酒造

〜世界の乾杯シーンでawa酒を〜 業界初・自然発酵で透明なロゼスパークリング純米酒を醸す滝澤酒造

グラスに注ぐと一筋の泡が美しく立ち上がり、口に含むと舌の上で上品に弾け、心地よい味わいが広がるスパークリングタイプの日本酒が近年注目されています。シャンパンに勝るとも劣らない品質といわれる一定の商品基準をクリアした認定酒「awa酒」のなかで、唯一のロゼタイプを醸す滝澤酒造を訪ね話をお聞きしました。

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泡のキメが細かく、ほのかにイチゴのような甘い香りがあり、甘味と酸味のバランスがよく乾杯酒として人気。

「菊泉 ひとすじロゼ」の開発について語る滝澤社長。

見た目の美しさに加え、甘く爽やかな飲み口の「菊泉 ひとすじロゼ」は、味わいの評価も高く、2019年にフランスで開催されたKura Masterスパークリング部門で金賞を受賞。2021年にはロンドンで開催された世界最大規模のワインコンペティションIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のSAKE部門スパークリングの部でゴールドメダルを受賞し、その上のトロフィーの栄誉も与えられ、国内のみならず海外からも高い評価を得ています。

IWC(インターナショナルワインチャレンジ)の賞状。
きめ細かい泡が綺麗に立ち上がる「ひとすじ」「ひとすじロゼ」に注目が高まっています。

伝統は革新の連続、新たなawa酒の開発も

awa酒について「じつはまだ完成形ではないんです」と語る滝澤社長。毎年、酸の重さや日本酒度、ブレンドの比率など、細かな部分まで丁寧に見直し、より品質の高いawa酒を生み出しています。

(滝澤社長)「9蔵で発足したawa酒協会も、今では30蔵の加盟になりました。オンラインなどで全国の蔵元たちと技術や情報を惜しみなく共有し合うことが相乗効果となって、どの酒蔵も進化し続けています。
日本酒造りは伝統産業ですが、“伝統は革新の連続”だと思っています。どんどん新しい取り組みにチャレンジして伝統をつなげていきたいですね」

左から蔵人の永田充さん、滝澤社長、蔵人の中座大輔さん。
チームワーク抜群の3人で酒造りに取り組んでいます。

(滝澤社長)「2023年春以降には、大吟醸の風格を持った、よりスマートなawa酒「菊泉 ひとすじレイ」をリリースする予定です。どんな味わいなのか、ぜひたのしみにしていてください」

“日本酒の力ですべての人を幸せにしたい”と語る滝澤社長。
ひとすじの泡が口の中で爽やかにはじける心地よさを感じた時、誰もが間違いなく幸せな気持ちを味わえることでしょう。


滝澤酒造株式会社
366-0826
埼玉県深谷市田所町9-20
TEL 048-571-0267

HP
https://kikuizumi.jp
オンラインショップ
https://shop.kikuizumi.jp


ライタープロフィール

阿部ちあき

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定 きき酒師 日本酒・焼酎ナビゲーター公認講師
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター

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