ラム酒のカクテルをたのしもう! 自宅でかんたんに作れるカクテルレシピ15選

ラム酒のカクテルをたのしもう! 自宅でかんたんに作れるカクテルレシピ15選
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ラム酒のカクテルとは、ラム酒をベースにしたカクテルのこと。さまざまな割り材と相性がよく、ラム酒の種類によっても味わいが異なるため、無限の組み合わせをたのしめます。今回はラム酒の基本情報に触れながら、自宅で手軽に作れるカクテルのレシピを紹介します。

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ラム酒とはどんなお酒?

ラム酒とはどんなお酒?

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ラム酒のカクテルを作るにあたり、まずはベースとなるラム酒の基本情報から、特徴、味わい、おもな種類までをみていきましょう。

ラム酒の基本情報

ラム酒は、サトウキビを原料に造られるお酒。ウォッカやジン、テキーラと並んで「世界4大スピリッツ」に数えられるスピリッツ(蒸溜酒)です。

ラム酒のルーツには諸説ありますが、16世紀ごろ、カリブ海の島に渡ったヨーロッパ人によって造られたのが始まりといわれています。砂糖精製段階で生じる副産物が原料となることから、砂糖工業の発展にともなってラム酒の製造量も増加。現在では南極を除くすべての大陸で造られる世界的な蒸溜酒として人気を集めています。

ラム酒の平均的なアルコール度数は、40〜50度程度とやや高め。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』では主人公ジャック・スパロウをはじめとする海賊たちがガブ飲みしていましたが、ストレートでごくごく飲めるようなお酒ではありません。なかには75度を超える銘柄も存在するので、ボトルからラム酒をあおるように飲むと危険です。

気になるカロリーは、100グラム中227キロカロリー程度と、ウイスキーとほぼ同等。一方糖質は、蒸溜過程でほとんど取り除かれてしまうためゼロに近く、気にしなくてよいレベルです。

ラム酒の特徴と味わい

ラム酒とは、サトウキビを原料に造られるスピリッツ(蒸溜酒)のこと。カクテルのベースとしておなじみですが、パウンドケーキやタルトといった焼き菓子やケーキ、チョコレートなどの風味づけにも重宝されています。また、ラム酒に漬けたラムレーズンのように、ドライフルーツの保存に使われることもあります。

ラム酒の原料は、サトウキビから砂糖を精製する際の副産物である廃糖蜜(はいとうみつ)や、サトウキビの搾り汁。これらを発酵させて蒸溜し、ステンレスタンクやオーク樽による貯蔵・熟成工程を経て造られます。蒸溜にはおもに連続式蒸溜機が使われますが、単式蒸溜機が使われることもあります。

ラム酒のおもな特徴は、サトウキビ由来の甘味です。「カラメルを焦がしたような独特の甘味と苦味」と表現されることがありますが、香りや風味の個性と度合い、色味などは製法によって大きく異なり、スイーツの材料に適した深みのあるものから、クセのないクリアな味わいのものまでじつに多彩。このような味わいの傾向は、ラム酒の種類を知ることで概ね予測できるので、以下で詳しくみていきましょう。

ラム酒の種類

ラム酒には風味や色、製法などにより、さまざまなタイプに分類されます。

風味による分類

◇ライトラム
連続式蒸溜機で蒸溜し、樽やタンクで短期間熟成させた軽快な味わいのラム酒。おもにカクテルベースに使われます。スペイン系の生産地に多く見られるタイプです。

◇ミディアムラム
ライトラムより風味が強く、ヘビーラムよりは個性が控えめ。おもにフランス領植民地に多いタイプです。こちらもカクテルのベースに使われます。

◇ヘビーラム
単式蒸溜機で蒸溜された、風味豊かで香りも強い個性的なラム酒。イギリス系の植民地で発展してきた濃厚な味わいは、お菓子作りにも重宝されています。

色による分類

◇ホワイトラム
活性炭などでろ過を行い、淡色または無色透明に仕上げられたラム酒。カクテルベースに最適です。別名シルバーラム。

◇ゴールドラム
樽熟成ならではの薄い褐色が特徴。別名アンバーラム。ホワイトラムとダークラムの中間的な味わいです。

◇ダークラム
3年以上樽熟成させた濃い褐色のラム酒。焼き菓子などに用いられるほか、ロックやストレートで味わうこともあります。

製法による分類

◇インダストリアルラム(工業生産ラム)
廃糖蜜を原料として造られるラム酒。ラム酒の大半に、この製法が用いられています。

◇アグリコールラム(農業ラム)
サトウキビの搾り汁を原料に造られるラム酒。フランス領の植民地で開発された製法です。

カクテルベースにおすすめのラム酒

ラム酒のカクテルによく使われるのがホワイトラム。ほどよい甘味とクセのない飲みやすさで、割り材との絶妙なコンビネーションを生み出します。

濃厚な甘味と豊かな香りをたのしみたいときは、洋菓子などの風味づけに使われるダークラムの使用がおすすめ。紅茶やココアなど好みの飲み物に少量加えるだけでも大人のカクテルに仕上がります。

ラム酒のほどよい個性を味わいたいときは、ゴールドラムもおすすめ。また、スパイシーな味わいを好む人には、複数のスパイスをブレンドしたスパイスドラムという選択肢もあります。

ラム酒を使ったおすすめカクテル

ラム酒を使ったおすすめカクテル

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ラム酒は1種類の割り材で割ったり、ホットドリンクなどに加えたりするだけでもおいしく味わえる万能なお酒。ここでは、ホワイトラムとダークラムを使って、自宅でもかんたんに作れるカクテルを紹介していきます。

ホワイトラムで作るカクテル

ホワイトラムで作るおすすめカクテルを紹介します。

バカルディ

バカルディ社は、1862年にキューバで設立された世界最大のスピリッツメーカーのひとつ。その人気商品で、世界中のバーテンダーから絶大な信頼を得ているラム酒「バカルディ」を使ったのが、カクテル「バカルディ」です。
アルコール度数は約10度。グレナデンシロップの色がほどよく薄まった美しいピンク色のカクテルは、ほんのり甘いラムの味わいとライムの心地よい酸味が特徴です。

ベースとなるラム酒は、甘い香りが特徴的なホワイトラム「バカルディ・スペリオール」。バカルディ ラムで作ることが定められた唯一無二のカクテルです。

<材料>
バカルディ・スペリオール(ホワイト)…45ミリリットル
ライム・ジュース…15ミリリットル
グレナデン・シロップ…1tsp(1ティースプーンはおおよそ小さじ1杯)
※バカルディ・スペリオールは事前に冷やしておきます。

<レシピ>
1.シェイカーの中にすべての材料と氷を入れ、シェイクする。
2.ショートグラスに注いで、完成!

「バカルディ」ブランドサイトはこちら

ラムコーク

英語で「Rum and Coke」と呼ばれる「ラムコーク」は、その名のとおり、ベースとなるラム酒にコーク(コーラ)を加えるだけのシンプルなカクテルです。「ラムコーラ」と呼ばれることもあります。

ラムコークはコーラ割りならではのさわやかなのどごしで、アルコール初心者やお酒に強くない人からも絶大な人気を集めていますが、ベースに使うラム酒の種類や量、ちょい足しテク次第で通好みのカクテルに早変わりするという魅力もあります。ここではベースにホワイトラムを使用していますが、ラム独特の風味や香りを堪能したい人は、ゴールドラムやダークラムで代用してみてください。

なお、ラムコークにライムジュースやライム果汁を加えると「キューバリブレ(キューバリバー)」というカクテルになりますが、両者の間に明確な線引きはなく、キューバリブレをラムコークと呼ぶケースもあるようです。

<材料>
ホワイトラム…約30ミリリットル
コーラ…適量
氷…適量

<作り方>
1.氷を入れたタンブラーにラム酒を注ぐ。
2.コーラをゆっくり注いで完成。レモンやライムを加えると、よりさわやかな味わいに。

モヒート

文豪ヘミングウェイも愛したロングタイプの定番カクテル。ホワイトラムのすっきりとした甘味と爽快感あるミントの香り、ライムのほどよい酸味が絶妙にマッチした、飲みやすさ満点の一杯です。ブルベリーやチェリー、イチゴ、スイカなどのフルーツを加えたり、フローズンにしたりとアレンジレシピも多彩。

<材料>
ホワイトラム…45ミリリットル
炭酸水…適量
ミントの葉…10~20枚
砂糖…適量
ライム…1/2個(ライムシロップで代用可)

<作り方>
1.グラスに砂糖とライムを入れ、ペストル(カクテル用の粉砕棒)やスプーンを使ってライムを潰す。
2.グラスにミントを入れ、こちらも軽く潰しておく。
3.氷、ラム酒を加えてよく混ぜる。
4.炭酸水を注いだら、軽く混ぜて完成!

キューバンスクリュー

「キューバンスクリュー」は、定番カクテル「スクリュードライバー」のベースをウォッカからラム酒に置き換えたもの。「ラムオレンジ」と呼ばれることもあります。オレンジジュースで割るだけと作り方もかんたんなことから、パーティーで振る舞われることも多い、さわやかな飲み心地のカクテルです。

柑橘系のみずみずしさを堪能したい人は、果汁100%や生搾りオレンジで作ってみて。

<材料>
ホワイトラム…30ミリリットル
オレンジジュース…適量

<作り方>
1.グラスに氷を入れ、ラム酒を注ぐ。
2.オレンジジュースを加えてかき混ぜればできあがり。

ピニャコラーダ

プエルトリコ生まれの「ピニャコラーダ」は、ホワイトラムにココナッツミルクとパイナップルジュースを加えてシェイクした夏にぴったりのカクテル。ほどよい甘さと心地よい酸味、アルコール度数10度未満という飲みやすさから、お酒を飲み慣れていない人にも親しまれています。

ベースのラム酒をウォッカに変えると、「チチ」という南国風カクテルになります。

<材料>
ホワイトラム…30ミリリットル
ココナッツミルク…45ミリリットル
パイナップルジュース…80ミリリットル

<作り方>
1.材料をすべてシェイカーに入れてシェイクする。
2.クラッシュドアイスで満たしたグラスに注ぎ、お好みでパイナップルやチェリー、ミントの葉などを飾る。
3.ストローを加えて完成。

ダイキリ

「ダイキリ」は、ラム酒とライムジュース、砂糖で作るショートカクテル。キューバのダイキリ鉱山で働く鉱夫たちが、暑さをしのぐべくラム酒にライムを搾り、砂糖を入れて飲んだのが始まりといわれています。

味の決め手は甘味と酸味のバランス。すっきりとした清涼感のなかにも、ほのかな甘味が感じられるおすすめの一杯です。

なお、材料とクラッシュドアイスをミキサーで混ぜてシャーベット状にすると、「フローズン・ダイキリ」というカクテルになります。

<材料>
ホワイトラムラム…45ミリリットル
フレッシュライムジュース…15ミリリットル
砂糖…1tsp

<作り方>
1.シェイカーの中にすべての材料を入れ、シェイクする。
2.カクテルグラスに注いで完成。

本場のダイキリはフローズン・スタイルで味わおう

メアリーピックフォード

サイレント映画時代に「アメリカの恋人」と呼ばれて人気を博したカナダ出身の名女優、メアリー・ピックフォードの名を持つショートカクテル。グレナデンシロップ由来の赤い色味とパイナップルの酸味、隠し味に注ぐサクランボを用いた果実リキュールのほのかな風味をたのしんで。

<材料>
ホワイトラム…30ミリリットル
パイナップルジュース…30ミリリットル
グレナデンシロップ…1tsp
マラスキーノ(サクランボ原料のリキュール)…1dash
※ラム酒は事前に冷やしておきましょう。

<作り方>
1.材料をシェイカーでシェイクする。
2.あらかじめ冷やしておいたカクテルグラスに注いで完成。

クレオパトラ

世界3大美女のひとり「クレオパトラ」の名を持つカクテルは、コーヒーリキュール「クレーム・ド・モカ」と生クリームを使った甘く濃厚な一杯。隠し味にナツメグパウダーを加えると甘味が際立ち、より刺激的な味わいに。

クレーム・ド・モカの代わりに、「カルーアミルク」でおなじみの「カルーア オリジナル」を使用してもおいしく仕上がります。

<材料>
ホワイトラム…25ミリリットル
クレーム・ド・モカ…20ミリリットル
生クリーム…15ミリリットル
ナツメグパウダー…適量

<作り方>
1.材料と氷をシェイカーに加えてシェイクする。
2.カクテルグラスに注いで完成。

XYZ(エックス・ワイ・ジー)

「XYZ」は、ラム酒とホワイトキュラソー、レモンジュースを使用したショートカクテル。口当たりがよく、また甘味と酸味のバランスも絶妙ですが、アルコール度数は25度以上とやや高めです。

ミステリアスなカクテル名の由来には諸説ありますが、アルファベットの最後の3文字を使用していることから、これ以上はない最高のカクテルと称されることも。

<材料>
ホワイトラム…30ミリリットル
コアントロー(ホワイトキュラソー)…15ミリリットル
レモンジュース…15ミリリットル

<作り方>
1.材料を氷とともにシェイカーに入れる。
2.シェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

「XYZ(エックス・ワイ・ジー)」と呼ばれるカクテルの秘密に迫る!

ダークラムで作るカクテル

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ダークラムで作るカクテル

ダークラムで作るおすすめカクテルを紹介します。

ジンジャーラム

ラム酒のジンジャーエール(ジンジャエール)割り。アイスでもホットでもおいしくいただけます。ダークラム独特の香りを引き立て、甘味と辛味のコントラストを際立たせてくれる辛口のジンジャーエールの使用がおすすめ。

<材料>
ダークラム…1/2
ジンジャーエール(辛口)…1/2

<作り方>
1.グラスにラム酒とジンジャーエールを注ぐ。
2.軽くかき混ぜて完成。

ホット・バタード・ラム・カウ

「ホット・バタード・ラム・カウ」は、ラム酒をベースに、ホットミルクとバター、砂糖、シナモンを加えた、甘くまろやかな味わいのホットカクテル。欧米では風邪のひき始めや季節の変わり目などに愛飲されている、滋養たっぷりの一杯です。

<材料>
ダークラム…45ミリリットル
ホットミルク…適量
バター…約10グラム
角砂糖…1個
シナモン…適量(スティックでも可)

<作り方>
1.あらかじめマグカップを温めておく。
2.カップに角砂糖と少量のホットミルクを注いで角砂糖を溶かす。
3.ラム酒を注ぎ、残りのホットミルクを加えて軽く混ぜる。
4.バターとシナモンを加える。お好みでショウガやカルダモン、クローブなどを加えてもOK。

トム・アンド・ジェリー

「トム・アンド・ジェリー」は、クリスマスドリンクとして欧米で親しまれているホットカクテル。ベースのラム酒にブランデー、卵、砂糖を使って作るやさしい味わいが人気で、風邪をひいたときに愛飲している人も多いそう。

<材料>
ダークラム…30ミリリットル
ブランデー…15ミリリットル
卵…1個
砂糖…2tsp
熱湯…適量

<作り方>
1.卵白、砂糖を加えた卵黄をそれぞれ泡立ててから合わせる
2.ホットグラスに注ぎ、ラム酒とブランデーを加えて混ぜ合わせる
3.熱湯を適量加えて軽く混ぜる。お好みでナツメグを振りかけて。

グロッグ

ダークラムまたはゴールドラムでたのしむホットカクテル。もとはイギリス海軍で配給されたラム酒の水割りを指すもので、海軍提督の愛称から「グロッグ」と名づけられたそう。

<材料>
ダークラム…45ミリリットル
レモンジュース…15ミリリットル
角砂糖…1個
シナモンスティック…1本
熱湯…適量
クローブ(丁子)…好みで3、4粒

<作り方>
1.温めたホットグラスにラム酒とレモンジュースを注ぐ。
2.角砂糖とシナモンスティックを入れて熱湯を加え、かき混ぜる。
3.お好みでクローブを浮かべて完成。

ノースサイド・スペシャル

「ノースサイド・スペシャル」は、ダークラムと柑橘系ジュース、炭酸水で作るロングタイプのカクテル。生搾りのオレンジとレモンを使うと、ジューシーさと爽快感が際立ちます。

<材料>
ダークラム…45ミリリットル
オレンジジュース…30ミリリットル
レモンジュース…15ミリリットル
砂糖…2tsp
ソーダ…適量

<作り方>
1.ソーダ以外の材料をシェイカーでシェイクする。
2.グラスに移し、ソーダを注いでかき混ぜる。
3.ストローを加えて完成。

ミッドナイト・カウボーイ

ダークラムとバーボンウイスキー、生クリームで作るまろやかな味わいのショートカクテル。バーボンウイスキーと生クリームで作る「カウボーイ」にダークラムを加えたことから、「ミッドナイト・カウボーイ」というネーミングになったそう。

<材料>
ダークラム…20ミリリットル
バーボンウイスキー…30ミリリットル
生クリーム…10ミリリットル

<作り方>
1.材料をシェイカーに入れてシェイクする。
2.オールドファッショングラスに注いで完成。

ラム酒はカクテルのベースに最適なお酒。ここでは紹介しきれなかったおいしいカクテルも多数存在するうえ、使用するラム酒の種類を変えるだけでも異なる味わいがたのしめるので、いろいろ飲み比べてみてください。

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