「ホット・バタード・ラム・カウ」って知ってる? ラム酒をホットでたのしもう!
「ホット・バタード・ラム・カウ」は、ラム酒をベースとしたホットカクテル。欧米では、冬の寒い日はもちろん、風邪ぎみのときなどにも飲まれる、心もカラダも温まるカクテルです。そんな「ホット・バタード・ラム・カウ」の魅力を紹介します。
- 更新日:
「ホット・バタード・ラム・カウ」ってどんなカクテル?
Americo Nunes/ Shutterstock.com
「ホット・バタード・ラム・カウ」に使う「ラム」ってどんなお酒?
「ホット・バタード・ラム・カウ」は、ラム酒をベースに、ホットミルクとバター、砂糖、シナモンを加えたホットカクテルです。
ベースとなるラム酒は、サトウキビを原料とする蒸溜酒。カラメルを焦がしたような独特の甘味と苦味が特徴です。カクテルのベースとしてはもちろん、タルトやパウンドケーキなどの焼き菓子や、チョコレートの風味づけにも利用されます。
ラム酒は、ストレートやロックで飲むのもよいですが、温めることで芳醇な香りが引き立ちます。「ホット・バタード・ラム・カウ」は、そんなラム酒の特性を踏まえたカクテルといえるでしょう。
季節の変わり目や風邪ぎみの時にもオススメの「ホット・バタード・ラム・カウ」
「ホット・バタード・ラム・カウ」は、甘くてまろやかな飲みやすいホットカクテル。欧米では、風邪のひきはじめや、季節の変わり目などにもこのカクテルを飲んでいます。
その理由は、カラダを温める効果はもちろん、ミルクやバター、砂糖により滋養もたっぷり、加えて健康効果が期待されるシナモンも用いているため。かつては寒さで疲弊した英国海軍も、この「ホット・バタード・ラム・カウ」を滋養ドリンクとして愛飲していたといわれています。
「ホット・バタード・ラム・カウ」を作ってみよう!
Agnes Kantaruk/ Shutterstock.com
「ホット・バタード・ラム・カウ」の材料
「ホット・バタード・ラム・カウ」は、自宅でも簡単に用意できる材料だけで作れます。以下を参考に、ぜひ、一度試してみてください。
◇基本材料
ダークラム 約45ミリリトル
ホットミルク 適量
バター 約10グラム
角砂糖 1個
シナモン 適量
シナモンはパウダーでもスティックでもお好みでどうぞ。シナモン以外にも、ショウガやカルダモン、バニラに似た甘さを感じさせるクローブなども合います。
「ホット・バタード・ラム・カウ」の作り方
基本材料を揃えたら、さっそく「ホット・バタード・ラム・カウ」を作ってみましょう。作り方は簡単、材料をすべて加えて混ぜるだけです。
◇作り方
1)あらかじめマグカップにお湯を注ぎ、カップを温めておく(温まったら、お湯は捨てる)
2)カップに角砂糖と少量のホットミルクを入れ、角砂糖を溶かす
3)ラム酒を注ぎ、残りのホットミルクを加えて軽く混ぜる
4)最後にバターとシナモン、好みのスパイスを加える
「ホット・バタード・ラム・カウ」をアレンジしてみよう
「ホット・バタード・ラム・カウ」は、材料を一工夫すれば、さまざまなアレンジがたのしめます。
たとえば、砂糖の代わりにメープルシロップや黒糖を使えば、より香ばしさの増したホットカクテルになります。
また、ラムの代わりにウイスキーをベースにして、砂糖の代わりにハチミツとレモンを加えれば、スッキリとした味わいのホットカクテル「ホット・トディー」になります。
その日の気分に合わせて、いろいろアレンジしてみるのもたのしそうですね。
「ホット・バタード・ラム・カウ」だけじゃない! ラム酒のホットカクテル
George Dolgikh/ Shutterstock.com
ラム酒を使ったホットカクテル:ホット・バタード・ラム
「ホット・バタード・ラム・カウ」とよく似たカクテルに、「ホット・バタード・ラム」があります。材料はどちらもほぼ同じ。ホットミルクをお湯に変えるだけです。
「ホット・バタード・ラム」は、ミルクを使わず、お湯で割るため、よりあっさりした味わいになります。ラム酒の香りや味わいがストレートに堪能できるので、こちらの方が好みという人もいるようです。
ラム酒を使ったホットカクテル:ホット・ラム・チャイ
「ホット・バタード・ラム・カウ」で使うミルクをミルクティーに変え、スパイスを多めに加えれば、カラダを芯まで温める「ホット・ラム・チャイ」になります。
シナモンスティックやカルダモンホール、すりおろしたショウガやクローブなどのスパイスを好みで加え、自分好みの一杯を作りましょう。寒い日にはもちろん、キャンプで焚火を囲むシーンにもよく合います。
ミルクとバターのまろやかな味わいがたのしめる「ホット・バタード・ラム・カウ」は、寒い日にはぴったり。ほかにもさまざまなホットカクテルがありますので、飲み比べてみるのもたのしいのでは?