茨城の焼酎【よかっぺ:岡部】関東の酒処で造られる米焼酎
「よかっぺ」は、関東の酒処である茨城県の蔵元、岡部が手掛ける米焼酎です。酒造りに適した風土のなかで、米にこだわる蔵元によって米と米麹(こめこうじ)のみを原料に造られています。蔵元の歩みや米焼酎のたのしみ方なども含め、「よかっぺ」を紹介します。
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目次
- 「よかっぺ」は水戸黄門ゆかりの地の蔵元で造られる
- 「よかっぺ」の蔵元の地元にこだわる酒造り
- 「よかっぺ」は日本酒蔵ならではの技が光る米焼酎
「よかっぺ」の蔵元の地元産米へのこだわり
「よかっぺ」の蔵元・岡部は、地元産の米にこだわった酒造りを行っています。きっかけは、日本酒の原料米として使っていた「日本晴(にほんばれ)」の生産農家が、「コシヒカリ」の普及とともに減少していったことでした。「日本晴」は食用米ですが、おいしい酒を生む米として知られています。
岡部の5代目蔵元・岡部守博氏は、「地元産の酒米がより多く使われるようになれば、離農対策や地域起こしにつながる」という信念から、地元の若手農業経営者で構成される「常陸太田4Hクラブ」に「日本晴」と酒造好適米「美山錦」の栽培を依頼。今では、岡部で使用する原料米のおよそ90%が茨城県産となっていて、「松盛 純米吟醸 花ごよみ」や、平成24年(2012年)にスタートした市民参加型の常陸太田自酒プロジェクト「ご縁だね」で造られる「ご縁だね 純米酒」のような、オール常陸太田産米で醸される銘柄も増えています。
「よかっぺ」は日本酒蔵ならではの技が光る米焼酎
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「よかっぺ」の味わい
「よかっぺ」は、蔵元がこだわる地元産の米と、米麹のみを原料として造られる米焼酎です。口に含めば、すっきりとした味わいと米の香りとともに、甕貯蔵ならではの滑らかな口当たりをたのしめます。また同じく米を原料とする日本酒に通じる風味があり、焼酎ファンはもちろんのこと、日本酒好きの人などにもおすすめです。
なお、酒名の「よかっぺ」とは茨城の方言で、「よい」を意味しています。その名のとおり「よかっぺ」は、香味も口当たりもよい米焼酎として愛されています。
米焼酎「よかっぺ」のたのしみ方
「よかっぺ」など米焼酎のたのしみ方としておすすめなのが、米由来の香りや味わいを損なうことなくたのしめるストレートやロック、水割り、お湯割りなどです。なかでも、温めることで米由来の香味がより引き立つお湯割りは、米焼酎にぴったりな飲み方といえるでしょう。
また、「乙ハイ」ともいわれる炭酸割りも米焼酎と好相性。爽快さと飲みやすさが増してスパークリング日本酒のような飲み口がたのしめます。
好みの飲み方で「よかっぺ」ならではの米の風味を味わってくださいね。
「よかっぺ」は米にこだわる蔵元が手掛ける米焼酎です。米の風味をしっかり感じられる焼酎のおいしさは格別。また岡部では、茨城名産のサツマイモや特産品の「ほしいも」を原料とした焼酎「月の涙」も発売しています。原料の異なる2つの焼酎を、飲み比べてみてはいかがでしょう。
製造元:岡部合名会社
公式サイトはこちら
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