栃木の焼酎【天鷹(てんたか):天鷹酒造】有機日本酒の蔵元が手掛ける粕取り焼酎
「天鷹」は、有機米にこだわる栃木県の蔵元・天鷹酒造の粕取り焼酎です。水と風土に恵まれた抜群の環境のなかで造られる「天鷹」には、蔵元の酒造りへのこだわりが込められています。同名の日本酒でも知られる蔵元の紹介や粕取り焼酎の特徴なども含めて紹介します。
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目次
- 焼酎「天鷹」は酒造りに最適な風土のなかで造られる
- 「天鷹」は米作りからこだわる蔵元の信念が込められた酒
- 焼酎「天鷹」は酒粕を原料とする粕取り焼酎
- 「天鷹」の焼酎には熟成焼酎もラインナップ
「天鷹」の蔵元のモットーは「美味しい、安心、楽しい酒」
天鷹酒造は、「美味しい、安心、楽しい酒」をモットーに酒造りを行ってきた蔵元で、平成17年(2005年)からは有機米を使った「有機日本酒」にも取り組んでいます。
日本農林規格(JAS法)に基づく有機米の栽培には、時間も手間もかかります。また、有機日本酒を造る際にも手順が厳しく決められていて、細心の注意を払う必要があります。それでもなお、天鷹酒造が有機米を使って酒造りを行うのは、質の高いおいしい酒を造るため。そして、協力農家とともにふるさとの環境にできる限り負荷をかけない米作りを進め、豊かで美しい自然を未来へ残すことをめざしているからです
平成29年(2017年)には、長年にわたる地道な努力が実り、「有機純米大吟醸 天鷹」が有機日本酒として初めて全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。
焼酎「天鷹」は酒粕を原料とする粕取り焼酎
出典:天鷹酒造株式会社サイト
焼酎「天鷹」の原料「酒粕」とは
焼酎「天鷹」の正式な商品名は「純酒粕取焼酎 天鷹 25度」です。商品名からわかるとおり、「天鷹」は日本酒の製造工程でできる「酒粕(清酒粕)」を原料に造られています。
酒粕には、米や酵母に由来する旨味成分が含まれているため、昔から粕漬や粕汁といった料理に活用されてきました。栄養も豊富で、たんぱく質、炭水化物、食物繊維、葉酸などのほか、ビタミン類やミネラル、ペプチドやアミノ酸といったさまざまな栄養素が含まれています。近年では発酵食品のひとつとして、健康や美容の観点からも注目を集めています。
焼酎「天鷹」をはじめとする「粕取り焼酎」とは
焼酎「天鷹」をはじめとする「粕取り焼酎(酒粕焼酎)」は、酒粕からアルコール分を抽出することで造られます。醪を搾ったあとに残る酒粕にはアルコール分が8%ほど含まれていて、それを蒸溜して得られるお酒が粕取り焼酎です。
粕取り焼酎の製造方法には、もみ殻を混ぜた酒粕をせいろ式の単式蒸溜機で蒸溜する「正調粕取り焼酎」と、酒粕に水と酵母を加えて再発酵させてから単式蒸溜機で蒸溜する「吟醸粕取り焼酎」という2つの方法があります。
焼酎「天鷹」は、前者の正調粕取り焼酎で、吟醸酒などの高品質な酒粕にそば殻を混ぜ込み、蒸溜を2回行うことで造られています。焼酎「天鷹」を特徴づける酒粕特有の旨味と独特の風味を、心ゆくまで味わってみてくださいね。
「天鷹」の焼酎には熟成焼酎もラインナップ
出典:天鷹酒造株式会社オンラインショップ