梅酒の梅は再利用できる! 捨てずにおいしく活用する方法とは?
梅酒を造る際に使用した梅は、料理やデザートにおいしく再利用できます。エコやSDGs(エスディージーズ)が叫ばれる昨今、食品ロスを減らすためにもぜひ積極的に活用したいもの。今回は、梅酒の造り方から梅を取り出すタイミング、取り出した梅の活用方法まで紹介します。
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目次
- 梅酒は家で簡単に造れる! 梅酒を仕込む時期と造り方
- 梅酒の梅は捨てずに再利用! 取り出すタイミングと保存の仕方
- 梅酒の梅を捨てるのはもったいない! 再利用してたのしもう
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梅酒の梅の再利用方法1:梅ジャムや甘露煮にして活用する
梅酒の梅の再利用方法のひとつが、梅を砂糖などで煮て梅ジャムや甘露煮を作ることです。まとめて作っておけば、幅広く活用できるのでとても便利です。
【梅ジャムの作り方】
材料は、梅酒の梅と砂糖、レモン汁の3つです。梅酒の梅を1キログラム使用する場合、砂糖は200~500グラム、レモン汁は2分の1個分程度が目安です。
1.鍋に梅とひたひたになる程度の水を入れ、梅がやわらかくなるまで煮ます。
2.鍋から取り出した梅の粗熱をとり、種を取り出してざく切りにします。
3.2を鍋に入れ、砂糖、レモン汁を加えてとろみがつくまで弱火で煮込み、練り上げます。
4.熱いうちに煮沸消毒した瓶に入れてふたをします。瓶の上部を殺菌するため、冷めるまで逆さにしておきます。
梅ジャムは煮込む過程でアルコールが飛んでいるため、お酒が苦手な人でも食べられるのが嬉しい点です。パンに塗ったり、煮物に加えたりとさまざまなアレンジでたのしめます。
【甘露煮の作り方】
梅酒の梅の甘露煮は、梅を梅の重さの半量の砂糖と適量の水で煮るだけで簡単に作れます。
1.梅に楊枝などで数箇所穴を開けます。
2.鍋に梅と砂糖、梅が隠れるくらいの水を入れ、やわらかくなるまで弱火で煮込みます。
3.冷まして煮沸消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で保存します。
甘い味が好みの場合、砂糖の量を梅の重さの80%程度にしてもよいでしょう。また、水の量を減らして酢を加えれば、甘酸っぱい甘露煮が作れます。そのまま食べるのはもちろん、お茶漬けに入れてもおいしく食べられます。アイスクリームのようなデザートに入れるのも一案です。
梅酒の梅の再利用方法2:料理のアクセントに活用する
梅酒の梅は、魚や肉と一緒に煮込んだり、刻んでトッピングにしたりと、料理の隠し味やアクセントとしても活躍します。