ブランデーを使ったハイボールって知ってる?

ブランデーを使ったハイボールって知ってる?
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ウイスキーに炭酸水を加えて作るハイボールは、すっきり爽やかな飲み口で食中酒としても人気です。このハイボールですが、じつはブランデーでも作れることを知っていますか? 今回は、ブランデーの特徴やブランデーで作るハイボールの魅力について紹介します。

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ブランデーで作るハイボール? そもそもブランデーってどんなお酒なの?

ブランデーで作るハイボール? そもそもブランデーってどんなお酒なの?

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ブランデーはどんなお酒?

ブランデーを使ったハイボールについて説明する前に、まずはブランデーとはどういうお酒か、かんたんに紹介しましょう。

ブランデーとは、果実を主原料とした蒸溜酒のことです。もともとは、ブドウを発酵させて蒸溜したものを「ブランデー」と呼んでいましたが、現在ではブドウのほかにもリンゴや洋ナシなど、さまざまな果実を原料として造られています。

フランス産のブランデーを総称して、「フレンチブランデー」と呼ぶように、フランスではワインとともにブランデーの生産が盛んに行われています。

なお、ブランデーという名前は、フランス語で「焼いたワイン」を意味する「Vin Brûlé(ヴァン・ブリュレ」」に由来するといわれています。

ブランデーとウイスキーの違い

ブランデーとウイスキーのおもな違いは、それぞれの原料。ブランデーがブドウやリンゴなどの果物を使うのに対して、ウイスキーでは大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物を使います。

ブランデーは、果実由来のほのかな甘い香りが特徴のお酒です。一方、スコッチに代表されるウイスキーは、スモーキーな香りと複雑で飲みごたえのある味わいが特徴です。そのため、「香りをたのしむならブランデー、味わいをたのしむならウイスキー」と評されることもあります。

また、年代表記にも違いがあります。ウイスキーは「10年」「20年」などと数字で表記しますが、ブランデーは「VSOP(Very Superior Old Pale)」や「XO(Extra Old)」などとアルファベットで表します。

なお、日本の酒税法では、ブランデーもウイスキーも同じ「蒸溜酒類」に分類されます。

ウイスキーとブランデーの違いは?ブランデー初心者におすすめのたのしみ方

ブランデーにはどんな種類があるの?

ブランデーは、原料となる果物や産地によってさまざまな種類に分かれます。おもな種類を見ていきましょう。

◇コニャック
フランス・ボルドー地方の北部、コニャック地方で生産されたブドウを原料としたブランデー。単式蒸溜機を使用し、2回の蒸溜によって造られます。

◇アルマニャック
フランス・ボルドー地方の南部、アルマニャック地方で生産されたブドウを原料としたブランデー。半連続式蒸溜機を使用し、1回の蒸溜によって造られます。

◇カルヴァドス
フランス北部のノルマンディー地方で生産されるブランデー。ブドウではなくリンゴを原料に造られます。

◇グラッパ
イタリア産のブドウを原料としたブランデー。果実ではなく、ワイン用の果汁を搾った残りかすを発酵、蒸溜して造られます。

ほかにも、ドイツのアスバッハやギリシャのメタクサなど、世界中でさまざまなブランデーが造られています。

ブランデーハイボールの魅力に迫る!

ブランデーハイボールの魅力に迫る!

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ブランデーハイボールの魅力は何といってもその香り!

ハイボールといえば「ウイスキーのソーダ割り」と考える人も多いでしょう。しかし、果物を原料としたブランデーも、ハイボールでたのしむことができます。

ブランデーハイボールの魅力は、果物を原料に造られているからこそたのしめる芳醇な香り。ブランデーに炭酸水を加えることで、フルーティーな香りが心地よく弾け、優雅な味わいを感じることができます。

フレンチハイボールってどんなハイボール?

フランスのコニャック地方で造られているブランデーの一種、「コニャック」で作るハイボールを、「フレンチハイボール」といいます。

ブドウ由来の芳醇な香りが際立つフレンチハイボールは、ウイスキーハイボールのように、食事にも合わせやすいのが魅力です。肉料理にも魚料理にも合います。

ちなみに、2017年に大手コニャックメーカーのカミュが神戸開港150周年を記念したキャンペーンを行ったことから、神戸ではフレンチハイボールをたのしめるお店が多数存在します。

ブランデーをハイボールにするならやっぱり「コニャック」!?

じつは、ハイクラスのお店で提供されているたいていのブランデーハイボールは、「コニャック」を使用して作られています。同じブランデーの一種であるアルマニャックやカルヴァドスでハイボールを作ることも可能ですが、「コニャックで作るハイボールは感動的なおいしさ!」と表現する人もいるように、ハイボールとの相性がよいのは「コニャック」ともいえそうです。

なお、ブランデーをハイボールにして飲むことに対し、「すっきり飲みやすくなる」という人もいれば、「ブランデーはストレートで飲んでこそ!」「炭酸水で割ったら本来の香りが十分にたのしめない」、などという人もいます。

しかしハイボールにすることで清涼感が増し、アルコールの刺激がまろやかになることは確かです。ストレートのブランデーでは少しキツイと感じる人は、ハイボールで飲んでみてはいかがでしょう。

ブランデーハイボールを作ってみよう!

ブランデーハイボールを作ってみよう!

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ブランデーハイボールの作り方

それでは実際にブランデーハイボールを作ってみましょう。

【用意するもの】
◇グラス(背の高いタンブラーグラスがおすすめ)
◇ブランデー
◇炭酸水
◇氷とマドラー


【作り方】
氷をたっぷり入れたグラスにブランデーを注ぎます。炭酸水とブランデーの割合は好みにもよりますが、ウイスキーのハイボールの作り方にならって、ブランデー1に対して炭酸水3の割合から始めてみるとよいでしょう。最後にマドラーで静かに1回混ぜれば完成です。

ブランデーハイボールのアレンジはかんたん!

果物が原料のブランデーは、柑橘類やベリーなどフルーツとの相性も抜群。カットしたオレンジやレモン、ラズベリーやクランベリーなどを加えれば、見た目もぐんと華やかになります。

フルーツ系リキュールを加えるのもおすすめです。フルーツ系以外にもナッツ系やハーブ系などさまざまなリキュールをプラスすることで、無限のアレンジがたのしめます。

また、炭酸水ではなく、ジンジャーエールや炭酸入りのクランベリージュースなどで割る方法もあります。

ブランデーハイボールにおすすめの銘柄

ブランデーハイボールを試すときは、以下で紹介する銘柄を試してみるとよいでしょう。いずれも比較的かんたんに入手できるため、ブランデーハイボールの入門にぴったりです。

【ニッカ アップルワイン】
ニッカのロングセラー商品として、長い間愛され続けている甘味果実酒です。リンゴのワインにリンゴブランデーを加え、ブランデー樽でじっくり熟成させた原酒を使用しています。ハイボールにすることで甘さが際立ち、すっきりとした爽快感がたのしめます。日本では居酒屋などでアップルワインのハイボールを見かけることもあります。

【サントリーブランデーVO】
リーズナブルな価格と入手のしやすさが魅力のブランデーです。「日本で見かけるブランデーといえばこれ!」という人も多いでしょう。ハイボールにするとフルーティーな香りがより一層広がります。辛口なニュアンスもあるため、食事にも合わせやすい銘柄です。

【コルベール ナポレオン】
こちらも酒屋さんなどで見かけることの多い「フレンチブランデー」です。辛口で飲みやすい味わいで、ブドウ由来の風味だけでなく、ハーブのような爽やかなニュアンスも感じられます。エレガントな風味の「コニャック」もブレンドされています。

【カミュVSOP】
価格帯は上がりますが、よりフルーティーな果実香をたのしみたい人にはこちらの「ブランデー(コニャック)」がおすすめです。厳選したオーク樽で熟成させているため、ほんのりとオークの香りもたのしめます。


ブランデーをハイボールにすると、どことなく優雅で上品な味わいに仕上がります。色鮮やかなフルーツを加えれば、華やかさが増して、記念日やおもてなしドリンクにもぴったりな1杯に。ぜひ試してみてくださいね。

フランスの高級ブランデー「コニャック」を飲むなら、グラスにもこだわろう

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