【ウイスキーとブランデーの違いとは?】ブランデー初心者におすすめの飲み方も紹介
ウイスキーとブランデーの違いをご存知ですか?両方とも琥珀色でアルコール度数が高い蒸留酒という点では同じですが、実は原料が違い、その味わいも違います。 ブランデーには馴染みがないという方のために、ブランデーを身近にするフルーツブランデーとカクテルを紹介します。
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ウイスキーとブランデーの違いは原料
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ウイスキーとブランデー、見た目は似ていますが、果たして何が違うのでしょうか? じつはその違いは、それぞれの原料にあります。ウイスキーは大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料にした蒸留酒ですが、ブランデーは、果実酒を蒸留して造られるお酒なのです。
ブランデーは白ブドウを使って造られたワインを蒸留したものが主ですが、ブドウ以外にも、リンゴを原料にしたフランス、ノルマンディ地方のカルヴァドスや、フランスやドイツといった国で愛されている、サクランボを原料にしたキルシュワッサーなどもあります。
味わいをたのしむウイスキー、香りを味わうブランデー
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次に、ウイスキーとブランデーの味わいには、どのような違いがあるのでしょうか? ちなみにブランデーのアルコール度数は、ウイスキーと同程度の37~50度と高め。しかし、その味わい自体を楽しむウイスキーに対して、ブランデーは香りをたのしむお酒ともいわれています。
ブランデーは果物を原料としているため、ほのかに甘い口当たりと香りがたのしめるのが特徴。このため、ロックや水割り、ハイボールなどで飲まれるウイスキーと違い、ブランデーはストレートで味わうことが多いのです。芳醇な香りをたのしみながら、少しずつ味わう。それがブランデーの飲み方といえるでしょう。
ブランデーを身近に!初心者のためのおいしい飲み方
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ブランデーにあまり馴染みがない人にもおすすめなのが、ブランデーにいろいろなフルーツを漬け込んだ「フルーツブランデー」です。オレンジやイチゴ、パイナップル、グレープフルーツなど好みの果物をカットして、密閉できるビンに入れ、ブランデーを注ぐだけ。1日ほど置けば、フルーツの香りが際立つおしゃれな飲み物に変身します。トニックウォーターなどで割っていただきましょう。
また、ブランデーを使ったカクテルも、ブランデー初心者にはおすすめです。ブランデーにカカオリキュールと生クリームを加えた「アレクサンダー」は、女性にも人気。このほか、ブランデーにホワイト・キュラソーとレモン・ジュースを注いだ「サイドカー」も、爽やかな味わいがたのしめる定番カクテルです。