ウイスキーのおつまみにはコレが合う! 相性抜群の組み合わせを飲み方別に紹介
ウイスキーを飲むときに、どんなおつまみや料理を合わせていますか? ここでは、食事中や食後にぴったりのウイスキーの条件とともに、それぞれにマッチするおつまみの種類、おすすめのレシピなどを紹介します。おつまみ選びの参考にしてくださいね。
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食中酒にぴったりのウイスキーとおつまみ
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食中酒におすすめのウイスキーの種類と飲み方
食中酒には、クセが強いものより穏やかなタイプのウイスキーが向いています。とくに、食事に合うように造られた淡麗辛口なジャパニーズウイスキーなら、料理とのマリアージュを存分に堪能できるでしょう。
飲み方は、アルコールの刺激を抑えてさっぱりとたのしめる、ハイボールや水割りなどがおすすめ。水割りは、軟水のミネラルウォーターで作るのがポイントです。
日本産以外もハイボールにすれば料理に合わせやすくなる
比較的穏やかで飲みやすい、アイリッシュウイスキーやカナディアンウイスキーのなかにも、ハイボールにすることで食中酒として活躍する銘柄が多くあります。
それから、一般にクセが強くて食中酒には向かないといわれるスコッチウイスキーでも、「ザ・グレンリベット」のようにピートを焚いていない銘柄や、マイルドで飲みやすいブレンデッドウイスキーは、ハイボールにすると料理に合わせやすくなります。
個性的なバーボンも、「ジムビーム」のように、ハイボールにすることで食事に合わせやすくなる銘柄もあるので、いろいろと試してみてはいかがでしょう。
食中酒としてたのしむウイスキーにぴったりの食事系おつまみ
クセが少なくてマイルドなウイスキーは、どんなおつまみにも合わせやすいのが特徴。なかでも、以下のジャンルの料理は、ウイスキーハイボールや水割りと好相性です。
【肉料理】
ハイボールには、赤身肉やラム肉のステーキ、ソーセージ、唐揚げ、煮込みなどの肉料理がよく合います。ハイボールの炭酸が口の中の脂をさっぱりと洗い流してくれるので、こってりした料理との相性が抜群です。
【魚介類】
ジャパニーズウイスキーのハイボールや水割りには、白身魚のカルパッチョやサーモングリル、魚や貝のマリネなどもぴったり。魚介類は、スコットランドのアイラモルトに代表される、潮っぽいウイスキーにも合います。生ガキやオイルサーディンなどもおすすめです。
【中華料理】
こってりした中華料理も、ハイボールに合います。スパイシーな麻婆豆腐やエビチリなどと一緒にたのしんでみてください。
食後酒にぴったりのウイスキーとおつまみ
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食後酒におすすめのウイスキーの種類と飲み方
ウイスキーなどアルコール度数の高い蒸溜酒は、もともと食後にたのしまれることの多いお酒です。食事の後に飲むことで、消化が促されるという説もあります。
ウイスキーを食後に飲むなら、スコッチやバーボンなど、それだけで主役になるような個性の強いものがおすすめです。飲み方は、時間をかけてゆっくりと味わえるストレートやロック、トワイスアップがよいでしょう。
ちなみに、ウイスキーの本場スコットランドでは、シングルモルトを飲むときは、ストレートかトワイスアップにすることが多いようです。また、ブレンデッドウイスキーは、ロックで飲むのに適しているといわれています。
スコッチやバーボン以外にも食後酒に適したウイスキーはある
ジャパニーズウイスキーのなかでも、スコッチウイスキーに近い風味を持つものは、飲みごたえがあるので食後の一杯に適しています。アイリッシュウイスキーなら、スコッチのようにピート香のある「カネマラ」のほか、ポットスチルウイスキーや長期熟成タイプなどは食後酒に向いています。カナディアンウイスキーは、全般的にライトな味わいのものが多いですが、甘味の強い銘柄を、デザート酒としてたのしむのもおすすめです。
食後酒としてたのしむウイスキーにぴったりのお手軽おつまみ
個性的なウイスキーは、それだけでもじっくり堪能できるのが魅力。合わせるおつまみは、主役となるウイスキーの味の邪魔をしないもので、軽くつまめるものがよいでしょう。
【ナッツ類】
ウイスキーの定番おつまみといえばナッツ類。アーモンドやピスタチオ、クルミ、カシューナッツなどさまざまな種類があるので、自分好みの組み合わせを探してみてはいかがでしょう。
【燻製】
スコッチのようなスモーキータイプのウイスキーは、スモークチーズやスモークサーモン、スモークベーコンなどの燻製との相性が抜群。牛肉をスモークしたビーフジャーキーは、バーボンによく合います。
【チョコレート】
ウイスキーはチョコレートと好相性です。ピーティーでスモーキーなスコッチにはビターチョコレートが、バニラのような風味のあるバーボンにはミルクチョコレートが合うといわれています。
【ドライフルーツ】
フルーティーなウイスキーには、果実の甘味や旨味が凝縮されたドライフルーツもおすすめ。フルーティーさが魅力のアイリッシュウイスキーのほか、スコッチのなかでもハイランドやスペイサイド産のウイスキーはフルーティーな傾向にあるので合わせやすいでしょう。
家飲みのウイスキーに!おいしいおつまみを手作りしよう
出典:KIRIN キリンレシピノート
ウイスキーと共にじっくり味わいたい食事系おつまみ
メインディッシュにもなる、ウイスキーに合うおつまみを作ってみましょう。今回は、キリンレシピノートからいくつかピックアップして作り方を紹介します。
【簡単合わせ味噌のサムギョプサル】
1.細かくみじん切りにした長ねぎ、味噌、焼き肉のたれをまぜ合わせて合わせ味噌を作る。
2.熱したフライパンに塩とこしょうを振った豚ばら肉を入れ、強火で焼き目がつくまでさっと焼く。
3.サニーレタス、大葉、根元を切ったかいわれ菜、【1】と【2】を皿に盛り、レモンを添える。サニーレタスで肉と野菜、【1】を巻いていただく。
(出典:「キリンレシピノート」 レシピ提供: 齋藤 優)
【しめさばのセビーチェ】
1.玉ねぎは薄くスライスし、水にさらしておく。
2.ミニトマトは4つ切りにし、しめさばは5mm幅に切ってさらに半分に切っておく。
3.ボウルに、水を切った【1】の玉ねぎ、ミニトマト、塩、こしょう、オリーブオイル、レモン汁を入れて和え、しめさばを入れてさらに和えたらできあがり。
(出典:「キリンレシピノート」 レシピ提供:フードスタイリスト 川崎万里)
ウイスキーと一緒に手軽にたのしめるおつまみ
かんたんに作れるおつまみレシピをいくつか覚えておくと、晩酌のときなどに重宝します。
【和風お揚げピザ】
1.油揚げにピザソースを塗ってチーズをのせる。
2.オーブントースターで5分ほど、チーズが溶けて油揚げがこんがりとするまで焼く。
3.しそはせん切り、みょうがは縦半分に切ってから斜め薄切りにし、ふんわり合わせておく。
4.【2】を食べやすく切って器に盛り、【3】を上にのせる。
(出典:「キリンレシピノート」 レシピ提供: 料理家 村松りん ~RIN'S KITCHEN~)
【アスパラガスのチーズ生ハム巻き】
1.アスパラガスは根元の皮をピーラー等でむき、長さを半分に切る。
2.鍋に湯をわかして塩を入れ、【1】のアスパラガスを入れる。1〜2分ゆでたら、ざるにあげて流水をかけ粗熱を取る。
3.生ハムの上に【2】のアスパラガス3本を置き、クリームチーズを塗って巻いたらできあがり。
(出典:「キリンレシピノート」 レシピ提供: 料理レシピ検索しゅふしゅふ~ず)
ウイスキーに合わせたいデザート
ウイスキーは、じつはデザートにも合います。食後のゆったりした時間に、たのしんでみてはいかがでしょう。
【チョコ春巻き】
1.春巻きの皮を1/4サイズに切り分け、それぞれチョコレートとマシュマロを包んで水溶き小麦粉で巻き口をとめる。
2.マーガリンを【1】の表面に塗っておく。
3.180℃に余熱したオーブンで10分ほど焼いてできあがり。
(出典:「キリンレシピノート」)
【パイナップルのグラニテ】
1.シロップを作る。同量の水とグラニュー糖を鍋に入れ、火にかける。砂糖がとけたら別の容器に入れ、冷ます。
2.適当な大きさに切ったパイナップルと【1】を20ml・ココナッツミルクをミキサーに入れ、攪拌する。パイナップルの熟れ具合で甘みが変わるので、味をみて甘さが足りないようであれば、【1】をお好みで足す。
3.【2】を漉し、ブランデーを混ぜる。
4.【3】を容器に入れ、冷凍庫で冷やす。1時間~30分おきにかき混ぜながら3~4時間凍らせる。
5.器に盛り、ミントを飾る。
(出典:「キリンレシピノート」)
各レシピの材料・分量などの詳細は、「キリンレシピノート」をご覧ください。
出典:キリンレシピノート
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ウイスキーは、飲み方や産地、銘柄によって、食中酒としても食後酒としてもたのしめるお酒です。好みもあるので、自分の舌に合うウイスキーとおつまみの組み合わせを見つけてみてはいかがでしょう。