ウイスキーと燻製のたのしみ方を知ろう

ウイスキーと燻製のたのしみ方を知ろう
出典 : Olga Soloveva/ Shutterstock.com

ウイスキーと燻製は、とても相性のよい組み合わせ。ビーフジャーキーなどの燻製肉はもちろん、スモークサーモンや燻製たまご、燻製したスモークチーズなど、燻製食品はウイスキーに合うものばかり。そんな燻製とウイスキーのたのしみ方から、最近、注目を集めているウイスキーそのものの燻製法までを紹介します。

  • 更新日:

ウイスキーのあてに、さまざまな燻製食品をたのしもう

ウイスキーのあてに、さまざまな燻製食品をたのしもう

New Africa / Shutterstock.com

ウイスキーと燻製肉の取り合わせはどれも好相性

ウイスキーのおつまみには、燻製食品がよく合います。
たとえば、牛肉を燻製したビーフジャーキーは、どんなウイスキーキーとも好相性。とくにトウモロコシを主原料としたバーボン・ウイスキーやテネシー・ウイスキーにはピッタリです。
塩気とスパイスの利いたサラミソーセージも、ウイスキーと交互に口にすると止まらなくなります。
肉汁たっぷりなソーセージはハイボールのおつまみにピッタリと、燻製肉とウイスキーの組み合わせは、いくつでも挙げられます。

多種多様な燻製食品とウイスキーとの取り合わせ

燻製は肉料理だけではありません。旨味が凝縮されたスモークサーモンや、チーズを燻製して香りづけしたスモークチーズ、燻製ナッツに燻製たまごと、燻製食品は多種多様。
洋食だけでなく、東北地方にはタクアンを燻製にした「いぶりがっこ」という郷土料理がありますが、これもまたウイスキーとよく合います。

ウイスキーと燻製食品が合う理由は香りの共通性

ウイスキーと燻製食品はなぜ好相性なのでしょう? その大きな理由が香りにあります。
ウイスキーの香りはさまざまですが、なかでも代表的なのがスコッチウイスキーに象徴される「スモーク香」。麦芽を乾燥させる際に使われるピート(泥炭)に由来するこの香りは、まさしく燻製香。同じ風味を持った燻製食品とのハーモニーがたのしめます。
もちろん、味の好みは人それぞれですが、古くからたのしまれてきた燻製とウイスキーの組み合わせ、ぜひ、一度はためしてほしいものです。

自家製燻製でウイスキーライフをさらにたのしく!

自家製燻製でウイスキーライフをさらにたのしく!

Dasha Petrenko/ Shutterstock.com

好みのウイスキーに合わせた素材を自家製燻製に

燻製はウイスキーのおつまみに最適ですが、市販の燻製食品だけでなく、さまざまな食材を用いて自家製の燻製作りにチャレンジすれば、ウイスキーライフをより充実させることができます。
最近では、アウトドア用から、自宅のキッチンでも手軽に作れるものまで、さまざまな燻製器は発売されています。これらを活用して、お好みのウイスキーに合った、オリジナルの燻製を作ってみては。

自家製燻製に取り組む前に、知っておきたい燻製の基本

燻製とは、もともとは肉や魚などの腐りやすい食材を保存するために、塩漬けにしたうえで、煙にかけていぶしたもの。
煙に含まれる成分の働きで、殺菌や酸化防止などの効果に加え、風味づけや香りづけ、さらには旨味を増すといった効果もあり、冷蔵技術が発達した現在では、「保存のため」という本来の目的から離れて、ひとつの調理法として確立しています。
私たちがウイスキーのおともに燻製食品をたのしめるのは、食糧を確保するための先人たちの知恵の副産物だと言えるでしょう。

自宅で自家製燻製をたのしめる保温燻製器「イージースモーカー」

自宅のキッチンでも燻製をたのしむなら、魔法瓶メーカーのサーモスが開発した保温燻製器「イージースモーカー」がオススメです。
真空断熱された魔法瓶構造の保温容器と、超耐熱セラミックス鍋を組み合わせ、煙の量を抑えつつ加熱時間を短くすることで、気軽に家庭で燻製が作れます。
付属のレシピを片手に、燻製に使用するチップの種類をかえて、相性の合うウイスキーを見つけるというのはいかがでしょう。

製造元:サーモス株式会社
公式サイトはこちら

ウイスキー自体を燻製した「燻製ウイスキー」が話題に!

ウイスキー自体を燻製した「燻製ウイスキー」が話題に!

Pop Paul-Catalin/ Shutterstock.com

グラスに燻製煙を注入して作る「瞬間燻製ウイスキー」

ウイスキーに燻製と言えば“おつまみ”だと考えてしまいますが、じつはウイスキーそのものを瞬間に燻製にしてたのしむという飲み方があります。スモークガンという道具を使って、グラスに直接燻製煙を注入した「瞬間燻製ウイスキー」です。

ウイスキーを燻製することで、香りの二重奏がたのしめる

もともとウイスキーは独特の香りをたのしむものですが、そこにあえて燻煙を加えるとどうなるでしょうか?
グラスの上部に煙がただようウイスキーを口に運ぶと、燻製の香ばしい香りがまっさきに鼻を突き抜け、続いてウイスキー本来の香りと味が、口いっぱいに拡がります。
燻製の香りがウイスキーの香りを邪魔することはなく、燻製のおつまみを食べながら、ウイスキーを飲むのと似たような感覚でしょうか。

ウイスキーの種類に合わせて燻製香を選択

この「瞬間燻製ウイスキー」をたのしめるのは、東京都中野区の「Angler Fish(アングラーフィッシュ)」というバー。店内では燻製用のチップが4種類用意されていて、果実系の香りを持つウイスキーには「りんごチップ」、繊細で華やかな香りを持つウイスキーには、木の香りが重厚な「くるみチップ」と、ウイスキーの種類に合わせて、違った薫香をたのしむという贅沢が味わえます。

ウイスキーの香りを語るうえでかかせない「スモーク香」は、いわばピートによる燻製で生まれたもの。だからこそ、燻製食品との相性が抜群と言えます。お好みのウイスキーをお気に入りの燻製と合わせてたのしんでください。

おすすめ情報

関連情報

ウイスキーの基礎知識

ビア検(日本ビール検定)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事