ウイスキーをロックでたのしむときのおつまみとは?
ウイスキーをロックでたのしむときのおつまみには、何がおすすめでしょう。基本的にはストレートや水割りのおつまみと同じでしょうが、ロックの場合は氷が溶けていくにつれてウイスキーの味わいや香りが変化します。そんな変化に合わせてつまみを変えてみると、よりロックをたのしめるかもしれません。
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ウイスキーをロックでたのしむワケとは?
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ウイスキーをロックで飲む理由
ウイスキーをロックで飲むときのおつまみを考える前に、まずはウイスキーをロックでたのしむ理由について考えてみましょう。
「ロック」は、ウイスキーに氷を浮かべた飲み方で、ウイスキーを冷やすことと、氷が溶けることでストレートよりも度数が抑えられ、アルコールの刺激をやわらげ、飲みやすくなるのが特徴です。
「ストレートでは強すぎるが、水割りではものたりない」という人や、氷が溶けるに従って変化する味わいをたのしみたい人には、うってつけの飲み方です。
ウイスキーのロックにはバーボンがおすすめ?
ウイスキーをロックで飲む際、氷が溶けるにつれて、ウイスキー本来の豊富な香りや味わいは、少しずつ薄まっていきます。そこでオススメなのが、氷が溶けても風味が損なわれにくい、度数の高いバーボンなどのアメリカンウイスキーです。
また、酒質が軽くオイリーな味が特徴のアイリッシュウイスキーも、ロックで飲むとスッキリとした味わいがたのしめます。
ウイスキーをロックでたのしむときのおつまみの条件
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ウイスキーに合うおつまみの条件
ウイスキーを飲むときに、おつまみを食べる理由は、大きく2つあります。ひとつは、何かを一緒に食べることで、強いアルコールの刺激から胃を守りたいということ。もうひとつは、おつまみの味との相乗効果で、ウイスキーの味を引き立てること。このあたりに、ウイスキーに合うおつまみを選ぶヒントがありそうです。
ウイスキーをロックでたのしむときのおつまみの選び方
ウイスキーをロックでたのしむ際、おつまみの選び方の基本は“変化”です。
スモーキーな香りが強いウイスキーには、飲み初めは同様に香りの強い燻製系のおつまみを合わせ、氷が溶けて香りが淡くなる段階で香りの少ないナッツ系に変えてみるなど、ウイスキーの変化に合わせておつまみを変えるたのしさが味わえます。
ウイスキーのロックに合う定番おつまみ
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おつまみをウイスキーの味わいに応じて選ぶたのしみ
ウイスキーをロックで飲む醍醐味は、氷の溶ける状態に応じて変化する味わいをたのしむこと。ロックにした際、ウイスキーの味の変化は、産地や銘柄によって異なるので、味わいの傾向ごとに、おすすめのおつまみを見ていきましょう。
【ウイスキーのスモーキーな香りを引き立てる燻製系】
アイラモルトの代表銘柄「ボウモア」「ラフロイグ」「アードベッグ」など、スモーキーなウイスキーは、スモークチーズ、スモークサーモンといった燻製系のおつまみとの相性が抜群です。
【ウイスキーの果実香をたのしめるドライフルーツ系】
「グレンフィディック」や「ザ・グレンリベット」といったスペイサイドモルトのように、果実の香りが特徴的なウイスキーには、香りの相性がよいドライフルーツがおすすめです。
【ウイスキーの香りを邪魔しないナッツ系で締める】
ロックの氷が溶けて味や香りが薄まってきてからは、その味を邪魔しないナッツ系などがおすすめ。適度な塩味のほかには、味や香りが強くないので、締めのおつまみに最適です。
ウイスキーのロックに和食のおつまみが似合う
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ウイスキーのロックに和食という選択
ウイスキーは洋酒だから、おつまみも洋食系と決めつけていませんか? じつはウイスキーは和食との相性もなかなかのもの。和食の特徴は、それぞれの食材が持つ味を活かし、甘さや塩味のバランスがよいこと。このバランスのよさが、氷が溶けるにつれて変化するロックウイスキーの味わいを邪魔しないようです。
ウイスキーのロックに煮物が意外とマッチする
ウイスキーをロックで飲むときの和食のおつまみには、煮物がおすすめです。とくにおでんの旨味、塩味、甘味は、氷が溶けるとともに味わいを変えるウイスキーのロックに程よくマッチします。
ウイスキーをロックでたのしむときのおつまみは、氷が溶けるにつれて変化する味わいを邪魔しないものがおすすめ。定番のおつまみから和食まで、幅広い選択肢がありますが、最後は自分好みのおつまみでたのしむのが、ウイスキー好きの真骨頂かもしれませんね。