ウイスキーの飲み方は、つまみから決める!?
ウイスキーのつまみ選びは「このウイスキーにはどんなつまみが合うか」と考えるのが基本。でも、ときには「ナッツがあるけど、どんな飲み方が合っているのだろう」というように、つまみに合ったウイスキーの飲み方を選んでみてはいかがでしょう? ウイスキーのたのしみ方が広がるかもしれません。
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味の濃いつまみは、ハイボールで!
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ウイスキーのつまみに、唐揚げやフライものなど、味の濃いものを好む人は少なくありません。こってりとして味の濃い食事や、ピリッと辛いつまみには、ハイボールがおすすめです。
もともと香りや味が特徴的なウイスキーを、炭酸水で割ることで、まろやかで飲みやすくしたのがハイボール。自らを主張せず、料理の味わいを引き立て“どんな料理やつまみでも合ってしまう”のが特徴です。
飲みやすいハイボールだからこそ、味の濃いつまみが合っているともいえます。
定番のつまみナッツ・チョコ系は、ストレートで!
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ウイスキーのつまみの定番といえば、チョコレートとナッツ。いずれも香りや風味がウイスキーの邪魔をしないのが特徴なので、ウイスキー独特の香りや風味をたのしめるストレートで飲むのがおすすめです。
ビター系のチョコレートにはピートの香りが印象的な銘柄が、ミルク系のチョコレートにはマイルドなウイスキーが似合うといったように、チョコレートは甘さや苦さの度合いによって、相性の合うウイスキーが変わります。
チョコレートもナッツも、ついつい手が伸びて食べすぎる傾向がありますが、意外に高カロリーなものが多いので量には注意しましょう。
スモーク系のつまみは、オンザロックで!
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ウイスキーのおつまみとして、燻製(くんせい)されたスモークチーズやスモークサーモンなども人気です。これらスモーク系のつまみには、氷で冷やされ口当たりがやわらかく、香りが引き立つオンザロックがおすすめです。
氷が溶けてゆくにつれて味わいや香りの変化がたのしめるところがオンザロックの魅力。口に残る燻製の香りが、変化するウイスキーの香りと合わさって、より一層風味をたのしむことができます。
ただし、スモークの香りが強いウイスキーと合わせるのはおすすめとされません。互いのスモーキーさがぶつかって、うまみが半減してしまう場合があります。
さっぱり系のつまみは、水割りで!
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スティック野菜やクラッカーといった、あっさりとしたつまみには、水割りがおすすめ。水割りはすいすい飲みやすいイメージがありますが、食後にゆっくりと香りを確かめ、味を探り、余韻をかみしめながら飲むのも水割りのたのしみ方のひとつ。あっさり系のつまみは、ウイスキーの風味を邪魔しないからこそ、水割りにぴったりといえます。
とくに野菜のヘルシーでスッキリとした味わいは、ウイスキー好きの女性におすすめです。
あるウイスキーのプロが粋なことをいっています。「ウイスキーに合うおつまみは、もう1杯のウイスキー」なのだとか。ウイスキーとおつまみの組み合わせは無限大ですが、ウイスキーをより深くたのしめるよう、最適な組み合わせを探してみてください。