ウイスキー愛好家必見!ジガーの意味と使い方を詳しくご紹介

ウイスキー愛好家必見!ジガーの意味と使い方を詳しくご紹介
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ウイスキーなどの液量を表す単位、「ジガー」を知っていますか? ウイスキーを飲むときに、「シングル」や「ダブル」、「ショット」などの単位を聞いたことがある人もいるでしょう。今回は「ジガー」を中心に、ウイスキーの液量単位の基礎知識や、たのしみ方などを紹介します。

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ジガーの量はどのくらい?

ジガーの量はどのくらい?

Angus Boyd/ Shutterstock.com

「ジガー」の液量は国によって違う

ジガー(jigger)は液体の量を表す単位です。一般に1ジガーは約45ミリリットルとされていますが、じつはアメリカとイギリスでは「ジガー」の量が異なります。
アメリカでは「1ジガー=1.5オンス(約45ミリリットル)」が規定量。一方、イギリスでは、「1ジガー=2オンス(約60ミリリットル)」とされています。
ただし、現在イギリスではカクテルを作る場合などを除いて、「ジガー」はほとんど使われていません。

液量単位「ジガー」を使うのはどんなとき?

「ジガー」という単位は、おもにバーなどでウイスキーのワンショット(1杯)やカクテルを作るときに使われます。日本、アメリカ、イギリスの事情を見てみましょう。

【日本】

日本ではだいたい、「ワンショット=1オンス(約30ミリリットル)」が基準とされています。しかし、店舗によって異なり、なかには1ジガー(約45ミリリットル)をワンショットとして出すお店もあります。

【アメリカ】

アメリカのワンショットは、1オンスまたは1ジガーが基本。実際は、1ジガーを基準としているお店が多いといわれています。

【イギリス】

イギリスでは、お店でウイスキーを提供する場合の量は、「25ミリリットル(およびその倍数)か35ミリリットル(およびその倍数)」と法律で定められています。併用は許されず、いずれかの規定量を選ばなければなりません。ウイスキーにジガーが使用されないのはこのためです。

ジガー、シングル、ダブルの違いは?

ジガー、シングル、ダブルの違いは?

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ジガーの量は、シングル、ダブルとどう違う?

ジガー以外にも、ウイスキーの量を表す単位(用語)があります。代表的なのは「シングル」と「ダブル」。シングルは1オンス(約30ミリリットル)、ダブルは2オンス(約60ミリリットル)に相当します。日本では、1ジガーは1.5オンス(約45ミリリットル)とされているので、ジガーはシングルとダブルの中間くらいの量となります。

ジガーの量を、シングル、ダブルのように指で量ることはできる?

シングルは「ワンフィンガー」、ダブルは「ツーフィンガー」とも呼ばれ、指を目安にウイスキーのおおよその量を計量することができます。

グラスをテーブルに置き、底から指1本(人差し指)分が「ワンフィンガー=約1オンス(約30ミリリットル)」、指2本(人差し指と中指)分が「ツーフィンガー=約2オンス(約60ミリリットル)」です。この方法は慣習的に使われていますが、人によって指の太さが違うので、あくまで目安として捉えるとよいでしょう。

さて、肝心のジガーですが、指で量るとすると1ジガー=指1.5本分となります。基準がややあいまいなので、指を目安に量るのは少し難しいかもしれません。

ジガーのたのしみ方、ジガーの豆知識

ジガーのたのしみ方、ジガーの豆知識

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ジガーを量るなら「ジガーカップ」を使うのがオススメ

カクテルの道具として知られる「ジガーカップ」を使うと、1ジガーを簡単に量ることができます。ジガーカップは、分量の異なる容器が両面に付いた金属製の計量カップです。容量違いのさまざまなタイプがありますが、45ミリリットルと30ミリリットルのカップが付いたものなら、「ジガー」「シングル」「ダブル」の量をこれひとつで計量できて便利です。

ウイスキーは目分量で注いでも十分たのしめますが、分量をきちんと量ると、味がぶれずにいつでもおいしい1杯を作れます。ウイスキーカクテルもおいしく作れますよ。

ジガーで作る、簡単ウイスキーベースのカクテル

1ジガーを基準にして、ウイスキーカクテルを作るのもオススメ。グラスに氷を入れて、ウイスキー1ジガーに対して、およそ2倍量のソーダを注げばウイスキーソーダが作れます。

同じく1ジガーのウイスキーに、アマレットを15ミリリットルほど加えれば、有名映画にちなんで開発された「ゴッドファーザー」をたのしめます。

それから、ウイスキー1ジガーに角砂糖1個とお湯を適量入れてよくかき混ぜれば、ホットウイスキー「トディー」の完成です。

ほかにもさまざまなレシピがあるので、ためしてみてはいかがでしょう。

「ジガーバー」ではウイスキーをジガー単位でたのしめる?

「ジガーバー」とは、いわゆるショットバーのこと。一昔前はボトル売りが基本でしたが、1杯量り売りの「ジガーバー」ができたことで、ウイスキーを気軽にたのしめるようになったといわれています。

本来「ジガーバー」は、「ジガー」と呼ばれる1.5オンスの液体が入る小さなウイスキーグラスで、1杯ずつウイスキーを出すお店のことを指します。しかし、近年はジガーの量にこだわらず、お酒を1杯単位で提供するお店に「ジガーバー」という名前が使われている場合もあるようです。

シングルやダブルと比べて、あまり耳にすることのない「ジガー」ですが、「ジガー」という液量単位を知っているとウイスキーの世界がさらに広がります。今夜は「ジガー」に注目して、1ジガーのウイスキーを、ショットグラスでじっくりとたのしんでみてはいかがでしょう。

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