ウイスキーの「ワンショット」はどれくらい?バーで役立つ豆知識を紹介
ウイスキーを注文する際に「ワンショット」という頼み方があります。よく耳にはするものの「そもそもワンショットってどのくらい? 」と疑問に感じている人も多いのでは? 今さら人には聞けない豆知識として、ウイスキーの単位について解説します。
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「ワンショット」はウイスキー1杯分、1オンス=約30mlと覚えておこう
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ワンショットは決まった分量を示すわけではなく「度数が高いお酒1杯分」といった表現です。国内のバーでは1オンス、つまり30mlくらいにしていることが多いため、基準として覚えておきましょう。
「国内の、ということは、海外では違うの? 」と感じた人、まさにそのとおりです。じつは、ウイスキーの分量の計り方は、国や地域によって異なります。
軽く1杯のつもりが、お酒に飲まれてしまうことがないように、その国・地域の慣習や、バーの雰囲気をまずチェック。ワンショットがどのくらいなのか、お店に通っている友人がいれば聞いておくと、いざというときに役立ちます。
ワンショットだけでなく「ジガー」や「シングル/ダブル」などで計るバーも
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ワンショット、ツーショットという数え方は「オンス」という単位が基準ですが、でなく、「ジガー」を基準に量を考えるバーもあります。
1ジガーは45mlくらいですが、やはり国によって量が変わってきます。たとえば、イギリスでは「ジガー」という単位自体が一般的ではないともいわれています。
結局のところ、オンスで考えても、ジガーで考えても、国やバーテンダーさんの方針、店のルールによって、出てくる量は変わるものです。難しく考えすぎずに「シングル/ダブル」という単位でオーダーするのがおすすめです。
ちょっと飲みたいくらいなら「シングル」、たっぷり堪能したいときには「ダブル」、ということだけ知っていれば、バーテンダーさんがリードしてくれるので大丈夫です。
シングルの半分「ハーフ」からオーダーできるバーもあり、お酒が強くない人も、好きな量だけたのしめます。
ワンショットメジャーを用意して、自宅でもウイスキーをたのしもう
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ワンショットを注ぐ際、プロのバーテンダーは手の感覚だけで正確な分量がわかるのだそうです。ところが、素人が真似してみると、うまくできず、入れすぎてしまったり、足りなかったりするものです。
「自宅でも、バーテンダーのようにワンショットをたのしめないか? 」と思う人に紹介したい便利なグッズが「ワンショットメジャー」です。
ワンショットメジャーをウイスキーの瓶に装着し、ハンドルにグラスをあてると、決まった量のウイスキーが出てきて、自宅にいながらにしてバー感覚を堪能できます。
コンビニやスーパーに売っている手頃な値段のお酒でも、メジャーにセットするだけで垢抜けて見えるから不思議です。ロックグラスに丸い大きな氷を浮かべてゆっくりと味わうと、その日の疲れも吹き飛びます。
友人と語り合う夜なら、レモンスライスや炭酸水を用意して、ハイボールにするのもすてきですね。カクテル感覚で飲める軽い口当たりになるので、ウイスキーに苦手意識を持っている女性でも大丈夫です。
お酒の世界は奥が深く、単位1つとってもここまで話題は広がります。はじめて行くバーでは「このお店のワンショットはどのくらい?」と、気にしてみましょう。