町田酒造が生み出した革新的な奄美黒糖焼酎「里の曙」【焼酎用語集】

町田酒造が生み出した革新的な奄美黒糖焼酎「里の曙」【焼酎用語集】
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「里の曙(さとのあけぼの)」は、奄美大島の酒造メーカー・町田酒造が生み出した黒糖焼酎で、島内のトップクラスのシェアを誇る銘柄。多くの支持を集めるその秘密は、革新的な技術と造り手たちのこだわりにありました。そんな「里の曙」の魅力を紹介します。

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町田酒造は、黒糖焼酎で初めて減圧蒸溜製造を導入

町田酒造は、黒糖焼酎で初めて減圧蒸溜製造を導入

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そもそも「減圧蒸溜製造」とは?

「減圧蒸溜」はその名のとおり、気圧を下げて蒸溜を行うことをいいます。気圧を下げることで、クセのある匂いや雑味が取り除かれ、さわやかで軽快な口あたりを生み出すことができるのです。ちなみに気圧を下げずに蒸溜する方法を「常圧蒸溜」といいます。蒸溜方法の違いで、出来上がる焼酎の味わいも大きく変わってきます。

町田酒造は、減圧蒸溜製造をいち早く導入!

この減圧蒸溜製造を他社に先駆けて取り入れたのが、町田酒造。黒糖焼酎業界では初の試みでした。黒糖焼酎のイメージを変えたともいわれる代表銘柄「里の曙」も、この技術によって誕生したのです。町田酒造は、先代の職人たちの知恵と技を継承しつつも、このような技術革新にも取り組むなど、新しい世界に挑戦し続けているのです。

町田酒造の原材料へのこだわり

町田酒造の原材料へのこだわり

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黒糖焼酎作りの要は「黒糖」

黒糖焼酎の主原料である黒糖は、南の島でしか採ることのできないサトウキビを生成して作られます。町田酒造では、この黒糖にもこだわりを持っています。香り高く芳醇な黒糖焼酎を造るため、品質の高い黒糖を厳選して使用。また、質だけでなく使用量もこだわりどころで、一般的な黒糖焼酎の比率よりも多くの黒糖を使っているのです。

黒糖焼酎造りを、サトウキビ栽培から始める

原材料にこだわり続ける町田酒造は、ついに2017年、黒糖の素であるサトウキビの栽培を従業員自らの手で行うことになりました。黒糖焼酎造りにたずさわる全員が、その素材を育てるところから始めるという、並々ならぬこだわりぶり。それは、現在の杜氏である長谷場洋一郎氏の「キビを作らずして黒糖焼酎を語るなかれ」という言葉にも表れています。

奄美諸島限定の焼酎とは?甘い香りの黒糖焼酎

町田酒造の商品ラインナップ

町田酒造の商品ラインナップ

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町田酒造が造った、奄美を味わえるお酒たち

【里の曙】

町田酒造の看板銘柄。芳醇な香りとまろやかな味わいが特長で、とにかく飲みやすい黒糖焼酎です。酔い醒めがよいため黒糖焼酎が苦手という人、あまり飲んだことがないという人におすすめです。アルコール分25度。容量違いのボトル4種類、紙パック2種類を展開。

【里の曙 黒麹仕込み】

本品は、古くから琉球や南九州で焼酎造りに使われてきた黒麹で仕込んだ焼酎です。減圧蒸溜製造により、通常の黒麹で仕込まれた焼酎よりも淡麗な仕上がりに。いろいろな料理と好相性の焼酎です。アルコール分25度。ボトルは2サイズ。

【里の曙 ゴールド】

減圧蒸溜で造られた「里の曙」と常圧蒸溜した製品を、それぞれ別の樫樽で熟成させたのち、絶妙のバランスでブレンドしたもの。琥珀色が見た目にも美しく、樫樽の香りと風味が特徴です。アルコール分43度。720ミリリットル入りボトルのみ。

【里の曙 18度(数量限定)】

芳醇な香りとまろやかさを直に味わえる一品。アルコール分18度なので、水で割らずに楽しむことができます。瓶ごと冷やして、オンザロックでも。ラベルが濡れても剥がれない仕様になっているのもうれしいところです。「里の曙 18度 ゴールド」も同様に数量限定で販売されています。どちらも、720ミリリットル入りボトルで展開。

軽快で飲みやすい「里の曙」は、女性からの支持も集めています。黒糖焼酎に初挑戦という人には、おすすめのお酒です。ぜひ一度、試してみてください。

製造元:町田酒造株式会社

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