杜氏が直伝する日本酒の世界 「第3回たのしいお酒.jp FUN×FANイベント」取材レポート
お酒をもっとたのしく、もっとおいしく。その想いで始まった「たのしいお酒.jp FUN×FANイベント」。第3回のテーマは日本酒、と言ってもただの日本酒ではありません!「生冷 KIREI」で“生”の日本酒の味わいをたのしんでいただきました!
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8月某日、日本酒好きがワクワクと…
開催日は暑さも和らいで絶好の“飲み日和”!この日、ご招待させていただいた皆さんも、大のお酒好きばかりでした。今回のテーマが日本酒ということで、やはり「日本酒大好き!」という方がたくさん!皆さん、珍しい“生酒”が飲み比べできると聞いて興味津々の様子。
はじめに、『たのしいお酒.jp』編集長、三菱食品の工藤さんからのご挨拶。お酒を届ける想い、「生産者の方が心を込めて造ってくださったおいしいお酒を、もっとたのしく、もっとおいしくの輪を広げたい」という想いを熱弁!ワイングラスに注がれた日本酒が登場!最近では香りをたのしむために、ワイングラスで日本酒を出すお店も増えているそう・・・工藤さんが香りを引き立たせるたのしみ方をレクチャー!
待ちに待った乾杯!いよいよイベントスタートです!乾杯酒は「生冷 KIREI」シリーズの中から「やわらか、するする」をお配りしました。
いざ!日本酒探訪!スペシャルゲストが語る“生酒”の世界
スーパーやコンビニでは、まだまだ少数派の“生酒”。それもそのはず、実はとっても貴重なものなんです。今回のイベントでは造り手の方にその魅力を語っていただきました。
そもそも、“生酒”って・・・?
そんな疑問に答えるべく、まずは「生冷 KIREI」シリーズのブランド担当者、三菱食品の大橋さんが登場。その基礎知識を伝授します。“生酒”とは、「火入れ」と呼ばれる加熱処理を一切行わないでつくられたお酒のこと。しぼりたての香りとフレッシュな味わいはまさに“生”!おいしく飲める期間が短いため、以前は酒蔵近辺でしか味わえなかった貴重なお酒なんです。
「酒蔵でしか飲めなかった生酒の、あの感動的な味わいを多くの人に届けたい!」その願いと蔵元様の想いがつながり、「生冷 KIREI」は誕生しました。地元産のお米使用など、素材や鮮度管理にこだわって全国の販売店に届けられています。「やわらか、するする」「あまくち、するする」「からくち、するする」と、個性が異なる3種類のラインナップがあります。
「火入れ酒」との飲み比べ!
ここで通常の加熱処理がされたお酒が登場して、飲み比べをしていただきました。同じお米、同じ条件でつくったお酒でも、「火入れをするかしないか」で味わいは変わります。「本当だ、違う!」そんな驚きの声も聞こえました。
さらに「生冷 KIREI」の3種も登場。それぞれの味わいを比べていただきます。その名の通り、するすると飲めるフレッシュなお酒。「ワインみたい!」「若い女性が好きそう!」と皆さんもたのしんでいただけたようです。
名蔵元の杜氏・板谷さんが登場!
この日はスペシャルゲストとして杜氏(お酒造りの技術責任者)の板谷(いたや)さんにお越しいただきました寛永二年(1625年)から続く、金沢でもっとも長い歴史と伝統を誇る蔵元・福光屋の杜氏さんです!金沢の歴史から豊かな自然まで、酒造りが根付いた背景を分かりやすくレクチャー。
お酒の命とも言えるお水は、なんと霊峰白山から百年もかけて届いた湧き水なんだとか!故郷(ふるさと)を同じくするお水で育てられるお米も使用しており、農家と協力して土づくりからこだわっているそうです。
「酒造りの主役は人間ではなく、麹(こうじ)や酵母などの微生物たち」と語る板谷さん。お酒に対する畏敬や情熱を感じます。お酒造りで毎日麹に触れている板谷さんの手はスベスベでした。
もっとおいしく!3つのたのしみ方をご紹介
お酒をもっとおいしく味わうには「温度」「器」「おつまみ」の3つのポイントがあるそうです。それぞれを工藤さんと板谷さんがご紹介!温度によってお酒は表情を変えます。たのしみ方に合わせた温度や冷やし方も詳しく教えてくれました。
さまざまなデザインの夏らしい御猪口(おちょこ)をご用意!お好きなものをひとつずつ選んでいただきました。ワインと同じく日本酒の香りも、空気に触れる面積でも変わります。ワイングラスとお猪口で飲み比べ。喉元までお酒が届くように設計されたワイングラスと、舌先で味わう御猪口では、味わいの感じ方に大きな違いがあるそうです。
日本酒のおつまみと言えば和食のイメージですが、フレッシュな生酒は洋風の味ともぴったり!この日は和と洋、3種類のおつまみをご用意しました。バジルの香りとフルーティーなお酒が口の中でおいしくマッチします。ここで板谷さんから豆知識!
なぜ、しょっぱいものがお酒に合うのかというと、人間の味覚には「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」(うま味ではなく辛味をあげる場合も)という五味があるのに対し、日本酒に唯一足りないのが「塩味」なので、おつまみを食べることで「塩味」が加わって五味が完成!たしかに、お酒だけを飲んでいると口の中が物足りなくなってくるのは、なるほど、そういうことだったのですね!
笑顔とともにイベント終了!
会が進むにつれ皆さんも上機嫌に。たくさんの笑い声が響く1日となりました。「これからはもっと日本酒がおいしくなりそう!」なんて声があちこちで聞こえてスタッフも笑顔に。「KIREIはどこで買えますか?」と待ちきれずに質問される女性もいらっしゃいました。
板谷さんと工藤編集長から出てくる、たくさんの豆知識は酒好きにはたまらないお話ばかり!おぉ、なるほど!と言いながら、また一口飲んでしまう、そんなたのしい会も終了の時間が来てしまいました。
そんな皆さんのためにこの日はお土産をご用意しました。「生冷 KIREI」シリーズの中からお好みのものを1本プレゼント!「選びきれない!」「どれにしよう!」と悩む皆さん。どれもおいしいから、迷っちゃいますね。
最後は板谷杜氏を囲んで記念写真で閉会。「もっとたのしく、もっとおいしく」。その輪が少し広がったような素敵な笑顔!『FUN×FANイベント』の次回にぜひご期待ください!
「生冷 KIREI」のこだわりやスペシャルムービーを集めた公式ホームページも、チェックしてみてくださいね!